『FUNQ/PEAKS』より

テント泊パッキングを見直してみよう!3名のパッキング例を大公開

2020.6.27
家族・子育て
(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
普段自分がやっているパッキングはどうだろう? とくに正解はないけれど、もっとテント泊を快適にするやり方があるはず。このページではテント泊を愛する3名のパッキング例をご紹介。ぜひ参考にしてみよう。

渡辺佐智さんのパッキング術

つねに防水対策を意識しアイテムを収納。取り出しやすいパッキングを

まず自分の体に合ったバックパック選びが大切。パッキングは基本潰してもよいものや行動中の使用頻度が低いものは下部に入れ、できるだけ沢山のものを上から取り出せる配置にしています。

雨対策として緊急性の高いレインカバーは雨蓋に収納、その他のアイテムは防水スタッフバッグで小分けに。そうすることで配置が分散し、雨被害を最小限に抑えます。その他の工夫は、カバーを付けたままの寝袋の中に靴下を入れ、コンプレッションバッグで圧縮したり、テントが濡れていなければ、薄くたたんで外側に滑り込ませ隙間を埋めます。

さらに、コツとしてバックパックのサイド下部のベルトを強く締め、荷物の厚みを上側にもたせることで、重い荷物でも快適に背負えます。

渡辺さん流パッキングこだわりPOINT
  1. いつ土砂降りの雨に降られても、濡らしたくないものは絶対に濡らさない
  2. 10~20ℓ程度の防水スタッフサックに小分け。
  3. 装備を入れて背負ったとき、背中とのフィット感が良いバックパックを選ぶ。
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(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
想定する山行:白峰三山縦走(2泊3日)
 
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ザ・ノース・フェイス/ファントム38
 
FUNQ
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容量:38ℓ / 重量:992g(S/M)、1,071g(L/XL)

登山ガイド/渡辺佐智
 
FUNQ
(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
四季を通じて日本の山でガイド活動をする。山はいいなあ、と登山者それぞれの思う気持ちを大事にしたい。初心者から中級者へ安全に登山を続けるサポートを心がけている。

パッキングの基本 その1(縦走用)

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(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
図を見てもらえればわかるように、バックパックの重心が下にあると、荷物の重さが腰にかからず、体幹に余計な負担がかかってしまう。寝袋やマットなど軽めのものを下に配置し、食料や水など重いものはできるだけ上に入れるようにするのが基本原則。重いものは背中に近い所に配置するのも重要。

村石太郎さんのパッキング術

雨が降り始めたり、行動を終えたときにすぐに必要な装備を取り出す

山の玄人たちに不評の、本体が2気室に分かれたバックパックが好きだ。その下部コンパートメントには、行動中は使わない寝袋や着替えなどをひとまとめにしたコンプレッションバッグとテントを入れている。

加えて、レインウエアとレインカバーも押し込んで、雨が降ってきたらジッパーを開けるだけで取り出せるようにしている。1日の行動を終えてテント場に到着したときは、まずインナーテントを取り出してペグで固定する。次にフライシートを出して被せれば、風の強い日も効率的に作業できるのだ。

さらに、晴れていれば寝袋をテントの上で乾かす。ここまで、上部に収めた装備はパックの中に収まったまま。そのままテント内に持っていくだけでよいのだ。

村石さん流パッキングこだわりPOINT
  1. 寝袋と着替えは、ひとまとめにコンプレッションバッグに
  2. テントは収納袋を使わずに、バックパックのいちばん底に収納
  3. レインウエアは取り出しやすく下部コンパートメントへ
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(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
想定する山行:北アルプス縦走(5泊6日)
 
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ミステリーランチ/グレイシャー
 
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容量:65ℓ / 重さ:2,900g

アウトドアライター/村石太郎
 
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(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
登山用具について日本随一の知識を有するアウトドアライターであり、北アラスカの原野を旅する冒険旅行家として知られている。本誌でも、大人気の「野外道具探訪記」を連載中だ。

パッキングの基本 その2(クライミング用)

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(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
岩稜などバランスが重要になるコースでは、パッキングの原則が逆になる。重いものを背中側に配置するのは変わらないが、パック上部ではなく下部に入れたほうが具合がよい。重心が上にあると、前後左右に振られたときにパックの重さに引っ張られてバランスを崩しやすく、転倒などの原因になる。

森山憲一さんのパッキング術

荷物はできるだけ少なく、小さく、そして美しく仕上げたい

僕がテント泊で使うバックパックは年々小さくなっていて、現在では40ℓサイズが基本。3泊までならこれでいける。パックが小さいと荷物が入らないので、装備の選択眼が自然と厳しくなり、持ち物が少なければパッキング方法もシンプルになる。

ライターの高橋庄太郎さんがやっていた「縦詰めパッキング」をマネするようになってからは、少ないスペースにより多くの装備を入れられるようにもなった。装備を上から積んでいくのではなく、縦長のものをすき間に押し込んでいくという方法だ。見た目もキレイに仕上がるのでおすすめ。

ちなみに、つい先日、ほぼこのとおりの装備で山に行ったが、クランポンなどの残雪期装備込み・水抜きで総重量は約10㎏だった。

森山さん流パッキングこだわりPOINT
  1. できるだけ小さいバックパックを使う
  2. 見た目に美しいパッキング(バックパックが凸凹したり歪んだりしないように)
  3. 高橋庄太郎直伝縦詰めパッキング
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想定する山行:北アルプスや奥秩父縦走など(1~2泊)
 
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モンベル/リッジラインパック40
 
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容量:40ℓ / 重量:1,100g

登山&クライミングライター/森山憲一
 
FUNQ
(画像=FUNQ/PEAKSより引用)
元PEAKS副編集長で現在はフリーランス。登山の趣味はハード系。バリエーションルートや雪山が好きなので、荷物の軽量化には関心が高い。宿泊地での快適性より荷物の軽さを優先したいタイプ。

出典
PEAKS 2019年6月号 No.115

CREDIT :
文◉森山憲一、村石太郎、編集部 Text by Kenichi Moriyama、Taro Muraishi、PEAKS
イラスト◉田中斉 Illustration by Hitoshi Tanaka


PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

提供元・FUNQ/PEAKS

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