最近では「モノよりもコト」のコト消費ブームにより、体験型ふるさと納税にも注目が集まっている。今回は「秋だからこそ注目したい」「1万円まで」のふるさと納税を紹介するため、体験型(コト消費型)と返礼品のもらえる(モノ消費型)を3つずつ選んでみた。
秋の旬を体験できる「コト消費型」 ニジマス取りやブドウ狩りなど
家族でニジマスつかみ取り――神奈川県松田町
神奈川県松田町のふるさと納税返礼品は、家族で楽しめるニジマスつかみ取り。つかみ取りの会場は小田急小田原線新松田駅、JR御殿場線松田駅よりバス20分の距離にある松田町寄自然休養村養魚組合だ。秋の紅葉の中で自分で取ったニジマスの塩焼き(別料金)は、また格別の味だろう。
時期によって違う種類のブドウを堪能できる ブドウ狩り 山梨県笛吹市
秋はぶどう狩りのシーズン。山梨県笛吹市のふるさと納税返礼品は、ぶどう狩り40分間食べ放題(2名様分)、お土産付きである。会場の見晴し園は、東京から中央自動車道を利用すれば車で1時間30分ほどの距離だ。9月はベリーAや巨峰など、10月は甲州ブドウと甲斐路など、足を運ぶ時期によって違った種類のぶどうを楽しむことができる。申込期限は10月15日まで、ブドウ狩りは11月15日まで。同じ山梨県笛吹市のふるさと納税返礼品では「ワイン造り体験」もあり、こちらも面白い体験ができる。
紅あずま、シルクスイートなどのサツマイモを収穫できる芋ほり体験 栃木県益子市
栃木県益子市のふるさと納税返礼品は、山崎観光農園での「芋ほり体験」だ。太白いも、紅あずま、紅はるか、シルクスイート、紫いもなど時期によっていろいろな種類の芋が収穫できる。1回の申し込みで人数制限はなく、期間も10月~11月上旬までと長いのも魅力。この山崎観光農園では野菜の直売も行っており、愛情込めて栽培された野菜はとてもおいしいと評判だ。芋ほりの後は同農園で野菜を購入し、家族で焼き芋や秋の野菜料理を楽しむのもいいだろう。
秋の旬を取り寄せる「モノ消費型」 コシヒカリ、種なし柿など
ちょっとぜい沢な新米のコシヒカリ 福井県坂井市
福井県坂井市のふるさと納税返礼品は、数々のメディアで紹介されている渡辺米穀の「無農薬コシヒカリ匠」4キロ。無農薬・無化学肥料、醤油粕(しょうゆかす)など有機質肥料使って大切に育てたというこだわりのお米だ。「白米・7分づき・5分づき・3分づき・玄米」から精米方法を選択した2018(平成30)年度の新米が、10月中旬以降に届けられる。しかも2キロごとに真空パックにしてくれるので、いつでも精米したてのお米を味わうことができるのだ。
種なし「前川次郎」が味わえる 柿6~7キログラム 三重県多気町
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と俳句でも詠まれるほど秋を代表する果物である「柿」。三重県多気町の返礼品は、地元で開発された種なし柿「前川次郎」20~26玉(約6~7キログラム)だ。前川次郎は、多気町の前川唯一氏が発見し、その後全国に広まった柿の種類。糖度は富有柿よりも高く、甘みが強いのに歯触りが良い美味しい種なし柿だ。1,000セット限定で、申込期間は10月31日まで。10月下旬頃より順次生産者より直接届けられる。
名人が作った「刈屋産新興梨」限定50箱 山形県酒田市
山形県酒田市のふるさと納税返礼品は、「新興梨」4.5キロ(12~14玉入り)である。梨といえば、ゆるキャラの「ふなっしーの梨箱」にもなった「幸水」「豊水」あたりが有名で、「新興梨」というと聞きなれない人もいるかもしれない。新興梨は赤梨の一種で、甘みと酸味が絶妙で、シャリシャリした歯ごたえと長期保存が可能という特徴がある。9月下旬まで申し込み、10月初旬から12月中旬に届く予定だが、限定50箱なので早く申し込みたい。
文・木暮ゆい(フリーライター)
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