クレジットカードの手数料の仕組みを解説 もし決済手数料が上乗せされた場合はどうすればいいのか?

2019.5.7
FINANCE
(写真=poylock19/Shutterstock.com)
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クレジットカードを使う際、手数料が発生する場合としない場合がある。クレジット決済の手数料はなぜかかるのか、どういうときにかかるのか、また店舗側から手数料を請求された場合はどう対処すればいいのだろうか。

クレジットカード決済の仕組み 決済手数料の流れは?

クレジットカード会社の主な収入源は、加盟店からの決済手数料とクレジットカード会員からの手数料や年会費だが、その前にクレジット決済の仕組みについて簡単に説明しておこう。

クレジットカードで商品やサービスを購入すると、クレジットカード会社はクレジットカード会員の銀行口座から利用代金を引き落とすために、商品代金の請求明細を発行する。ただし、実際には月ごとの利用分がまとめて請求されて引き落とされる。

クレジットカード会社は、利用代金から決済手数料を差し引いた金額を店舗の銀行口座に入金する。

小規模店舗やネットショップでは、クレジットカード発行会社と直接契約するのではなく、間に決済代行会社をはさむケースも多い。その場合には決済代金は、クレジットカード会員→クレジットカード会社→決済代行会社→店舗という順に流れる。

店舗側にとっては決済代行会社1社と契約するだけで、複数の国際カードブランドを扱えるというメリットがある。

クレジットカード会員が手数料を支払う場合

通常一括払いや2回払いでは手数料は発生しない。手数料が発生するのは、3回払い以上の分割払いやリボ払いを選択したときだ。手数料は、クレジットカード会社やカード種別によって異なる。

つまり、年会費無料のクレジットカードで常に一括払いや2回払いを選択すれば、会員がクレジットカード発行会社に払う手数料は発生しないということだ。

加盟店が支払う決済手数料の相場は?

決済手数料は加盟店の業種によって相場があり、家電量販店やコンビニは代金の1~1.5%、百貨店は2~3%、そのほかの一般店舗は3~5%、飲食店は4~8%と言われている。

クレジットカード会社に手数料を支払うため、店舗側の儲けは減ってしまうわけだが、それでも加盟店になるメリットはある。

それは、決済方法の選択肢を増やすことで販売機会を逃しにくくなることだ。つまり、「クレジットカードが使えないなら買わない」「分割払いができないなら買わない」といった理由による機会損失を避けられるのだ。

またクレジット決済は一購入あたりの金額が高くなる傾向があり、決済手数料がかかったとしても結果的に利益が伸びることも期待できる。

そのほか、現金のやり取りが減ることで釣り銭の間違いが減ったり、多くの現金を用意する必要がないため防犯性が高まったりするメリットもある。

国内では購入者側が決済手数料を支払う必要はない

決済手数料は加盟店が負担するものだが、まれに決済手数料を上乗せした金額を購入者に請求してくる店舗もある。しかし、これは加盟店側の規約違反になる。

こうした事態に遭遇したなら、購入者側は決済手数料を支払う必要はないことを店舗側に伝え、支払いを拒否できる。

支払った後で気がついた場合は、クレジットカード会社のサポートセンターへ連絡して事情を説明したほうがいいだろう。クレジットカード会社から加盟店に指導が入ったり、ペナルティが課されたりすることになる。

ただしこの規約は日本国内に限られたものであり、海外では購入者に対する決済手数料の請求が認められている国もある。

国際的な決済インフラを手数料が支えている

クレジットカード会員は手数料なしで利用できるが、店舗側は手数料を支払っている。クレジットカードの手数料は高度なセキュリティや、世界中で瞬時に決済できるインフラの整備にも使われていることを考えると、手数料が発生するのは仕方ないことだろう。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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