クレカ情報サイト「クレジットカーズ・コム」による最新の調査から、推定320万人の米国人が10年以上同じカードを使っている事実などが判明した。

また「若年層や民主党支持者の方がクレカの乗り換えに積極的」という興味深い結果も報告されている。 

高還元率、低金利、年率が3大人気特典

1003人の成人を対象に実施された調査では、38%が「10年以上クレカを乗り換えていない」と回答。米国のクレカ保有人口に基づいて算出すると、320万人がお馴染みのカードに忠実であるということになる。この傾向は年代があがるほど高くなる。

その一方でミレニアル世代以下を中心に42%が「過去3年以内にカードを乗り換えた」としており、乗り換えの理由として「よりお得な特典」と答えている。

どの特典を重視するかは個人差があるものの、40%が「高還元率」、21%が「低金利」、18%が「年率(APR)」を最も嬉しい特典として挙げた。特典に関しても年代別に好みがわかれ、高ミレニアル世代(27歳から36歳)の62%にとって高還元率が最も重要な特典となっている。

またお気に入りのクレカの特典は57%が「購入者保険(不良品だった等の購入後のトラブルに対応する保険)」、38%が「レンタルカー保険」、35%が「保証期間延長」など。

意外にも25%が「どんな特典があるのか知らない」と答えており、クレカの特典を見逃している消費者が意外と多いのはどこの国でも同じのようだ。

興味深いのは過去1年間でクレカを乗り換えた回答者には、民主党支持者が多いという点だ。政治的思考とクレカの利用傾向の関連性については解明されていない。

クレジットカーズ・コムのシニア産業アナリスト、マット・シュルツ氏は、クレカ会社が顧客獲得戦略として寛大なまでにボーナス特典をばら撒いている近年、「その恩恵をみすみす逃してしまうのは損だ」とコメント。賢くクレカを利用するために、定期的な見直し、乗り換えは必須だとしている。

文・ZUU online 編集部

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