保険の相談を独立系ファイナンシャル・プランナーにするメリットとは

2018.12.26
FINANCE
(写真=fizkes/Shutterstock.com)
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保険の相談は代理店や保険ショップなどに行く人が多いが、「代理店や保険ショップにメリットのある商品を紹介されるのではないか?」という疑問がつきまとう。そこで考えられるのは、独立系ファイナンシャル・プランナーに有料で相談する方法だ。

独立系ファイナンシャル・プランナーとは

ファイナンシャル・プランナーには、大きく分けて2つある。銀行や保険会社、代理店や保険ショップなどに所属するファイナンシャル・プランナーと、自分で事務所を持っていたり、ファイナンシャル・プランナー会社に所属したりして活動する「独立系ファイナンシャル・プランナー」だ。

基本的に、独立系ファイナンシャル・プランナーに相談する場合は有料だ。人生における資金計画は多岐にわたるため、専門分野を持ち、それに対応するファイナンシャル・プランナーが多いのが特徴だ。

保険代理店や保険ショップで相談する場合の2つのデメリット

保険商品は専門用語が多く複雑なため、ファイナンシャル・プランナーには豊富な知識と説明スキルが不可欠だ。本当に自分に必要な保険についてアドバイスをもらうためには、豊富な知識と経験を持つ担当者が望ましい。しかし保険代理店や保険ショップでは、担当者のレベルが分からないことが多い。担当者がファイナンシャル・プランナーの資格を持っていないことさえある。

保険代理店や保険ショップでは、代理店手数料が高い保険商品を勧められる場合がある。保険代理店や保険ショップは、保険商品の販売手数料が収益源なので、構造的にこの傾向があるのだ。

独立系ファイナンシャル・プランナーに保険の相談をする3つのメリット

独立系ファイナンシャル・プランナーに保険の相談をするメリットは、中立的な立場からアドバイスを受けられることだ。代理店手数料が高い商品を一方的に勧められることはない。

銀行や保険会社、保険代理店では、取扱っている保険商品の中からしか選べないが、独立系ファイナンシャルアドバイザーにはこの制限がないこともメリットの一つだ。

保険の相談では、金融商品や税金、教育資金、年金などの専門的知識が必要となる場合がある。独立系ファイナンシャル・プランナーは、税理士、社会保険労務士、行政書士などの資格も持っていたり、これらの専門家とのネットワークを持っていたりすることが多い。したがって、より専門的で多角的に相談者の問題を解決することができるのだ。

独立系ファイナンシャル・プランナーとの相談の流れ

独立系ファイナンシャル・プランナーとの相談は、ファイナンシャル・プランナーを探すことから始まる。インターネットや日本FP協会のWebサイトなどで、独立系ファイナンシャル・プランナーを検索することができる。選ぶ際のポイントは、保険を得意としているか、相談経験は豊富か、相談料はいくらか、専門家とのネットワークは持っているかなどだ。

相談したい独立系ファイナンシャル・プランナーが決まったら、電話やメールで申し込みをする。面談日時や相談料、面談時に必要な資料などを確認しておこう。

独立系ファイナンシャル・プランナーに有料で相談する場合の料金体系は、時間制が多い。1時間当たり5,000円~1万円未満が最も多く、全体の41%だ。次いで1万円~2万円未満が28%、5,000円未満が25%、2万円以上が2%である(日本FP協会のWebサイト掲載の調査データより)。提案書の作成を依頼する場合などは、別途費用がかかることもある。

自分のライフスタイルに合わせて保険を選択する

保険の相談先として、保険代理店や保険ショップがだめなわけではない。保険ショップは、ショッピングセンターなどに店舗を多く出店しているので、気軽に立ち寄って無料で話を聞けるところは大きなメリットだ。いくつかのショップで相談し、信頼できるファイナンシャル・プランナーを見つけるのもいいだろう。

独立系ファイナンシャル・プランナーに相談した場合、手間とお金はかかる。

重要なのは、自分のライフスタイルに合わせて適切な保険を選択することだ。そのために有料で相談したほうがいいか、無料で気軽に相談するのがいいかは、状況と価値観で判断することになるだろう。

文・朝枝道成(ファイナンシャル・プランナー、ライター)
 

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