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訪日外国人旅行者に対する継続調査

観光庁は、外国人旅行者が快適に過ごせる環境整備を促進しており、現状と課題を把握するため「日本で困ったこと」の調査を行っています。令和元年の結果を3月19日に発表し、「困った」割合は減少したと報告しています。
 

訪日ラボ
観光庁の訪日外国人旅行者調査(画像=訪日ラボより引用)

課題に取り組み「困った」が減少!

同庁は、令和元年9月から12月にかけて日本の主要国際空港で行われ、訪日外国人旅行者4,006件の回答を集計。今回は、新たに訪問地ごとの傾向をまとめています。

訪日旅行全体を通して「困ったことはなかった」と回答した人は、全体の38.6%。平成29年は34.8%、平成30年は36.6%で、堅調に増加傾向にあります。

「困った」内容を項目別に見ても、全体的に減少傾向にあります。以前から困った割合の高かった「施設などのスタッフとのコミュニケーション」は、前年比3.6%減で17.0%。「無料公衆無線LAN環境」は7.7%減の11.0%となりました。

困ったことの1位は、今回追加された項目「ゴミ箱の少なさ」で23.4%です。

地方は環境整備で課題が

一方、都市部と地方部の利便性を比較したところ、地方部はまだ課題が残ります。その中で「無料公衆無線LAN環境」は、都市部70%に対し地方部は31%、「公共交通の利用」については、都市部86%に対し地方部は8%となっており、顕著な差が見られました。

(画像はPixabayより)

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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