インテリアショップ、ホームセンターが続々とアパレル導入する理由

2020.3.22
BUSINESS
2020年3月12日にオープンした「ケユカディアモール大阪店」は61店舗目となる(画像=SEVENTIE TWOより引用)
2020年3月12日にオープンした「ケユカディアモール大阪店」は61店舗目となる(画像=SEVENTIE TWOより引用)
インテリアショップやホームセンターがアパレル販売に乗り出し、新たな集客力を高める商品領域として注目を集めている。ファッション導入はライフスタイル提案を強めるのが大きな狙いであると同時に集客力アップにも繋がる。ホームセンターに導入する動きが高まっている背景には最近のワークマンによる「ワークマンプラス(WORKMAN Plus)」の大ヒットがある。ワークマンはもともと作業着に特化していたが、客層を一般消費者に広げ、感度の高い機能服が日常服として大ブレーク中だ。

 河淳(かわじゅん、本社東京)が運営するインテリアショップ「ケユカ(KEYUCA)」はブランド設立20周年にあたり、今春アパレルラインを設立し、2月21日から主要11店舗とオンラインショップで販売を開始した。衣食住のトータルでライフスタイルを提案する店に進化させるのが目的だ。「暮らしをデザインする。」のコンセプトのもと、大人の女性の毎日に寄り添う服であるように、エレガントさがありながらも、機能性を付与している。アパレル業界の経験者をスタッフに採用し、各店にはフィッティングルームも設ける。6月までに約1億円の売り上げを見込んでいる。同社はインテリア販売店を47店舗所有しているが、今後さらに販売店舗を増やしていく予定だ。

 ホームセンター運営企業カインズはエドウインと協業し、デニムを主力とするワーキングウェアブランド「EDW」を昨年10月にスタートし、ホームセンター内で販売している。

 一方、アパレル販売のみを行う店舗の展開も始まっている。インテリアショップ、ホームセンターを展開する島忠はアパレル&小物ブランド「カラビナ(CARABINER)」を単独店として出店した。機能性を重視し、1,980~3,980円を主力価格帯とする手頃な価格設定も特徴だ。

 また、家具・インテリアのニトリは昨年10月、ウィメンズアパレル専門店「エヌプラス(N+)」をスタートした。ターゲットは30~50代の年齢を重ねながらも若々しさや感性を失わない大人の女性で、「私のための大人服」をコンセプトにしている。価格帯は定価で1点2000~5000円程度だ。同社は大手アパレル出身者をデザイナーに採用している。ニトリホールディングスは2008年7月17日に「エヌプラス」を設立し、アパレル商品及びハンドバッグなどをインテリアとは別に単独で販売する店舗の出店を行っているのが注目されている。2019年3月20日にららぽーと富士見に1号店を出店、同29日イオンレイクタウン、10月18日にららぽーと立川立飛、同25日にテラスモール松戸に新店を構え、4店舗体制になった。

文・冨永真衣/提供元・SEVENTIE TWO

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