『U-NOTE』より

Microsoft Japanに在籍しつつ起業、25歳社長に学ぶ「スキルを起点にしたキャリア設計」とは

2021.2.22
ビジネス・キャリア
(写真=U-NOTEより引用)
(写真=U-NOTEより引用)
目次
+メイクとケアの中間点の乳液
+さまざまな場所でキャリアを積んでいく
+会社員と経営、各々のスキルを取得へ
+生産性と効率性を重視しスケジューリング
+自己スキルを付け、好きなように生きていく

仕事を取り巻く環境など、さまざまなことが変化している先行き不透明な時代において、どのようにキャリアを計画して働き、成長していけばいいのか悩んでいる若手ビジネスパーソンは多いのではないだろうか。

肌補正機能付きの「ニューニート外用乳液」を展開する株式会社HandEの佐藤寛也代表取締役社長は、Microsoft Japanで働きつつ同社を創設。複数の仕事を持つ、いわゆるパラレルワーカーとして活動している。

どのような考えのもと、会社員兼スタートアップ企業の経営者という働き方を選んだのか?佐藤さんに取材した。

メイクとケアの中間点の乳液

佐藤さんは1995年12月生まれ、現在25歳。慶應義塾大学理工学部を卒業後、2019年にMicrosoft Japanに入社。同僚である井上瑛未里さんと一緒に2020年に株式会社HandEを立ち上げた。

同社が展開する「ニューニート外用乳液」は、スキンケアの延長で身だしなみを整えるために作られた肌補正機能付きの乳液。

使いやすさとさりげない清潔感の演出にこだわって開発したアイテムで、付けていることを感じさせにくいため、周りに気づかれるのに抵抗があるという男性にもおすすめだ。

誰でも・いつでも・好きな自分でいられる世界を目指し、メイクとケアの中間点を提供する。

提供:HandE(写真=U-NOTEより引用)
提供:HandE(写真=U-NOTEより引用)

さまざまな場所でキャリアを積んでいく

-----Microsoft Japanに入社した経緯や、新入社員時代に思い描いていたキャリアについて教えてください。

佐藤代表:Microsoft Japanに入社したのは、ビジネス一般・IT一般を学べる良い会社だと思ったからです。他にも同じようなことを学べる会社はありましたが、待遇面や働き方を考慮して同社を選びました。

ただ、僕は入社前から、Microsoft Japanで生涯キャリアを積んでいこうとは一切思っていませんでした。スキルが十分に付いたら他の企業でセカンドキャリアに挑戦したいと考えています。

提供:HandE(写真=U-NOTEより引用)

会社員と経営、各々のスキルを取得へ

ニューニート外用乳液は、佐藤さん自身の体験をもとに誕生した。

佐藤さんは、Instagramで焼肉アカウントを運営するほどの焼肉好きだったが、毎日食べ続けたことで、牛肉の摂取を控えなければいけない身体に。ホルモンバランスが崩れて肌が荒れ、WEB会議で表示される自分の顔を見ては仕事のモチベーションが低下していたという。

肌を綺麗に見せたいと思ったが、化粧をする勇気はなく、「メイクとケアの中間点があれば」というコンセプトが閃いたそうだ。

そのコンセプトにMicrosoft Japanの同僚の井上さんが共感。「2人で“メイクとケアの中間点”を確立して、いつでも誰でも好きな自分になれる世界を創ろう」というビジョンができあがり、一緒に会社を立ち上げたという。

-----会社に在籍したまま起業することを決めた経緯は?

佐藤代表:Microsoft Japanを辞めるという選択肢はそもそもありませんでした。

僕は以前からtoCマーケティングに興味があり、また、「自分のブランドをつくりたい」という夢を子どもの頃から持っていました。

ただ、その夢を実現させること・起業することと、自分が会社員としてスキルを磨いてキャリアを形成していくことは別物だと、現時点では考えています。

会社での仕事とブランド経営の両方に取り組むことで、それぞれの仕事で得ることができる全く別のスキルを、どちらも取得したいと思っています。

-----起業を決めてから会社を創設するまでの道のりを教えてください。化粧品業界に何かしらの縁や知識があったのですか?

佐藤さん:縁も知識も一切ありませんでした。

自分たちで一から調べ上げ、さまざまな方法で知見を深め、日本国内に工場を持つパートナー企業と何度も試行錯誤を繰り返し、1年ほどの開発期間を経てようやく完成させました。

開発にあたっては、まずコンセプトや市場へのアプローチ方法など、論理的なロジックを計画。次に、およそ半年かけて、試作品を作っては、実際に自分たちの肌に付けて色・肌触り・保湿力・カバー力等を微調整するなど、感覚的なフェーズに取り組みました。

そこからさらに半年ほどかけて、パッケージデザインの制作や撮影、ECサイトの立ち上げ、メディア戦略などを行いました。

提供:HandE(写真=U-NOTEより引用)

生産性と効率性を重視しスケジューリング

-----会社の仕事と自社の仕事を両立するのは大変ではありませんか?どんな困難があり、それをどのように乗り越えていますか?

佐藤さん:仕事量でいうと、単純に増えました。

ただ、大企業の社長や既に世の中に浸透しているスタートアップの経営者などは、もっと大変な仕事に対して、僕以上に効率良く長時間集中して取り組んでいるのではないでしょうか。

僕は、そういう人たちを目標にしているので、大変だとはあまり思いません。

睡眠時間は確保し、それ以外の削れる部分を削って時間をつくっています。

-----パラレルワークをするにあたって、工夫していること・気を付けていることはありますか?

佐藤さん:生産性と効率性を重視しています。

まず初めに、最も効率の良いやり方を模索し、次に最も効率的なスケジューリングを考え、そこから実際に作業に取りかかります。

例えば、僕は朝の方が頭が冴えているので頭を使う仕事は朝に、クリエイティブ系の仕事は寝る前に、食事の後にはこれをする、運動後にはこれをする、などです。

モチベーションや気分は思っているよりも上下していて、それをコントロールすることが生産性や効率性にダイレクトにつながると思っているので、自分のことを理解して、しっかりとスケジューリングを組むように気を付けています。

正直、「面倒」と思う仕事もありますが、やらないわけにはいかないので、嫌なことでも自分が一番効率良く取り組めるタイミング・時間・環境を鑑みて、スケジューリングを決めています。

提供:HandE(写真=U-NOTEより引用)

自己スキルを付け、好きなように生きていく

-----この時代の働き方やキャリア形成について、どのように考えていますか?

佐藤さん:僕は基本的に、自分の好きなように生きれば良いのではないかと思っています。

ただ、誰にでもできる仕事をしている自覚があったり、やらされていると思った時は、すぐにその環境を変えたほうがいいのではないでしょうか。

また、大前提として、ジャンルは何でもいいので「自己スキル」を付けることが大切だと思います。

今回、コロナ禍により大変な思いをしている方がたくさんいらっしゃると思うのですが、別のスキルも掛け合わせて、コロナをチャンスに変えているビジネスパーソンも意外と多いです。

-----最後に、キャリアを模索している同世代、または社会に出たばかりの若手ビジネスパーソンに向けて一言お願いします。

佐藤さん:理想は、好きなことを好きなだけできることだと思います。ただ、スキルがないと、それが叶わないこともあります。

市場の平均と比較して自分が優れている部分で勝負する。もし、その優れている部分が自分の好きなことであれば、人生はとても楽しくなると思います。

僕が仕事で出会ってきた優秀な人たちは、皆、自分の強みをきちんと把握していて、それを武器に仕事に取り組まれていました。逆に言うと、自分の強みを良く理解しないまま仕事を続けていても、いつか何かのタイミングで埋もれてしまうのではないでしょうか。

自分の強み・好きなことでスキルを付け、そして好きなことをしていけばいいのではないかと思います。

生産性と効率性を重視してパラレルワークを両立させ、会社員として、また自分のブランドの経営者として力強く仕事に取り組んでいる佐藤さん。

先行き不透明な時代でも、自分の軸となる強み・スキルを見つけ、それを磨いて武器にすることで、たとえ働く環境や場所が変わったとしても通用する自分ならではのキャリアを歩み続けることができるのではないだろうか。


提供元・U-NOTE

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