海外のラグジュアリーブランドとしてカーボンニュートラルを達成してきたグッチ。
 

IGNITE
(写真=IGNITEより引用)

このたび、グッチは自然の力を活用した「ネイチャーポジティブ」なソリューションへの取り組みを始めていることを発表した。

■温室効果ガスの削減を最優先にしたプラン

新たな「環境戦略ポートフォリオ」では、重要な森林やマングローブ林を保護および再生するとともに、自社のサプライチェーンにおける環境再生型農業に投資し、より広範囲から自然環境のポジティブな変化を生み出すことを目指す。

2018年以降、グッチは事業活動とサプライチェーン全体においてカーボンニュートラルを実現してきた。温室効果ガス(GHG)排出の回避・削減を最優先にしながら、さらに年次ベースで残存した排出量を自然に根ざしたソリューションによってオフセットしている。

今回の新しい環境戦略では、引き続き排出の回避・削減を優先しつつ、同時に生物多様性と気候にポジティブな変化をもたらすことを目的に、サプライチェーン全体の改革を推進していく。

■マングローブ林を保護するための資金提供も

2019年には持続可能な製品のデザイン・製造方法を採用することにより温室効果ガス排出量を二酸化炭素換算266,000トンの削減(過去2年間で二酸化炭素換算706,125トン削減)を実現した。

さらに、グッチは「モスキティア ブルーカーボンREDD+プロジェクト」に資金提供を行った。これにより、約5,000ヘクタールにおよぶマングローブ林と285,000ヘクタール以上の森林が伐採から保護される。

マングローブ林は成長した一般的な森の最大約10倍の炭素を蓄えることができるが、世界のマングローブ林の30~50%が既に失われ、毎年2%ずつ消滅し続けている。

ファッションだけでなく、環境戦略の分野でも先端を走るグッチの今後に注目したい。

文・TF/提供元・IGNITE

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