シチズン時計は11月19日、7月28日付で公表していた希望退職者の募集に632名の応募があったと発表した。対象会社は連結子会社のシチズン時計マニュファクチャリングで、550名の募集を予定していたが想定を上回る応募となった。退職日は12月31日の予定。今回の希望退職募集の結果に伴い、2021年3月期第3四半期において約39億円を特別損失として計上する予定。シチズン時計の2020年3月期の連結決算は、売上高は2785億円(前年比13.4%減)、営業利益は61億円(同72.6%減)、当期純利益は166億円の赤字だった。国内は、雇用環境の改善などから穏やかに回復基調にあったものの、昨年10月の消費税増税や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で急速に悪化していた。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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