日本百貨店協会がまとめた7月の外国人観光客の来店動向によると、調査対象90店舗の総売上高は前年同月を88.7%下回る31億7000万円となった。渡航制限に伴う訪日外国人急減の影響は続いており、 購買客数は97.0%減の1万3000人だった。売上高・客数ともに6カ月連続でマイナスを記録している。ただ、売上高が5億円と過去最大の落ち込みとなった4月以降、若干持ち直しの傾向が見られる。

  売上高の内訳を見ると、一般物品が89.1%減の17億8000万円で、消耗品も88.2%減の13億9000万円と同様の落ち込みだった。一方、1人当たりの購買単価は271.7%増の23万7000円と8カ月連続でプラス。大幅な増加傾向が続いている。

提供元・トラベルジャーナル

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