神戸阪急が、神戸市が実施する「六甲山地区ドローン配送実用化に向けた実証実験」に参画する。当初6月18日に実施する予定だったが、天候不良のため中止に。予備日の6月19日、25日、26日も悪天候が見込まれることから、7月下旬~8月上旬を目処に延長開催する予定だという。

「六甲山地区ドローン配送実用化に向けた実証実験」は、鉢巻展望台から記念碑台までの六甲山上空を、縦20cm、横34.9cm、高さ18.1cmのケースを抱えたドローンを飛行させて配送する実験。空中利用権の賃借やドローンによる商品混載配送、商品温度管理調査、上空における携帯電波の有効性などを検証する。神戸市が人口減少時代の都市づくりのため2019年度からスタートしている「Be Smart KOBE」プロジェクトでは、さまざまな課題解決サービスの実証実験に取り組んでいる。ドローン配送は、物流分野での人手不足の解消や感染症リスク、環境負荷の低減などに繋がり、近い将来の実用化が予想されている。神戸阪急は寿司やプリンなどの飲食物を提供し、商品の温度管理調査などの検証データを収集する。

文・鍋倉萌子/提供元・SEVENTIE TWO

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