50代におすすめのゴールドカードとは、「年会費以上の価値とライフスタイルに合う特典を備えた一枚」のことだ。その代表格が、三井住友カード ゴールド(NL)やJCBゴールドなどだ。

若い頃は年会費無料のカードに目が行きがちだが、仕事やプライベートが充実し本質的な価値がわかる50代なら、年会費がかかっても、手厚い保険や空港ラウンジといったゴールドカードならではの恩恵を実感できるだろう。

この記事では、ファイナンシャル・プランナーである筆者が選んだゴールドカード13枚を紹介、メリット・デメリットを徹底比較する。その上で、50代が後悔しないためのカードの選び方のコツを徹底解説していく。

この記事を読めば、これからの人生を豊かにするゴールドカードが必ず見つかるはずだ。

  1. 50代におすすめのゴールドカード13選【最新2025年版】
    1. JCBゴールドは王道の1枚
    2. ANA JCBワイド ゴールドカードは旅好きに最適な1枚
    3. アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは上質な優待を求める人におすすめの1枚
    4. 三井住友カード ゴールド(NL)は節約&安心を求める50代におすすめ
    5. JAL CLUB-Aゴールドカードはマイル重視派におすすめ
    6. 三菱UFJカード ゴールドプレステージは銀行系で安心の1枚
    7. 三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)はお金周りの管理を一元化したい50代におすすめ
    8. dカード GOLDはドコモユーザーに最強の1枚
    9. ビューカードゴールドは電車通勤者向けの1枚
    10. 楽天プレミアムカードはネットショッピングと旅行で得をしたい楽天ユーザーにおすすめ
    11. PayPayカード ゴールドはスマホ決済派の50代におすすめ
    12. ラグジュアリーカード Mastercard Gold Cardは圧倒的高級感を求める50代のための1枚
    13. エポスゴールドは割引特典を重視する50代におすすめ
  2. 50代はゴールドカードをどう選ぶ?
    1. 年会費は無料にこだわらず費用対効果で選ぶ
    2. ポイント還元率は日常使いで差がつくかを見極めて選ぶ
    3. 50代の安心を支える保険が付帯したものを選ぶ
    4. 本格的老後の前に、旅やグルメが充実した優待がついたものを選ぶ
    5. 社会的な信頼性を示す恥ずかしくないステータス性のあるカードを選ぶ
  3. 【状況別】50代に最適なゴールドカードはこれ!
    1. 「初めてゴールドカードを持つ50代」におすすめの1枚
    2. 「日常使いでお得にしたい50代」におすすめの1枚
    3. 「旅行・出張が多い50代」におすすめの1枚
    4. 「ステータスを重視したい50代」におすすめの1枚
    5. 「2枚持ちで賢く使いたい50代」に最強の組み合わせ
  4. 50代でクレジットカードを初めて持つ人へ審査の不安を解消する方法
    1. 知っておきたい審査基準とポイント
    2. 審査で重視される安定収入・勤続年数は50代に有利
    3. クレジットヒストリー(クレヒス)の重要性:「スーパーホワイト」対策
    4. 審査落ちを防ぐための申し込みのコツ
    5. 審査に不安がある50代におすすめのゴールドカード
  5. 50代はプラチナカードにランクアップすべきか?
    1. ゴールドカードとプラチナカードの違いを徹底比較(年会費、特典、限度額)
    2. 50代がプラチナカードへランクアップするべきタイミングと判断基準
    3. 厳選!50代におすすめのプラチナカード3選
    4. dカード PLATINUMはコスパを求める50代向き
    5. 三井住友カード プラチナは安心とステータスを求める50代におすすめ
    6. JCBプラチナは国内志向の強い50代におすすめ
    7. ゴールドカードからさらに上「ブラックカード」とは?
  6. 50代のゴールドカード活用術:さらに便利でお得に使うコツ
    1. 家計管理に役立つ明細やアプリ連携
    2. 家族カードの活用
  7. Q&A

50代におすすめのゴールドカード13選【最新2025年版】

50代におすすめのゴールドカード13枚を、ファイナンシャル・プランナーである筆者が厳選して紹介します。

一口にゴールドカードといっても、年会費5,000円のものから20万円を超えるものまでさまざまだ。

それぞれのゴールドカードのメリットとデメリットを詳しく解説するので、自分に合ったカードを選んでほしい。

【最新2025年版】50代におすすめのゴールドカード13選
カード名 JCBゴールド ANA JCBワイド
ゴールドカード
アメリカン・エキスプレス・
ゴールド・プリファード・カード
三井住友カード
ゴールド(NL)
JAL CLUB-A
ゴールドカード
三菱UFJカード
ゴールドプレステージ
三井住友銀行Olive
フレキシブルペイ(ゴールド)
dカード GOLD ビューカード ゴールド 楽天プレミアムカード PayPayカード ゴールド ラグジュアリーカード
Mastercard Gold Card
エポスゴールド
年会費(税込) 初年度年会費 無料
2年目以降
1万1,000円
1万5,400円 3万9,600円 5,500円
(※1)
1万7,600円 初年度年会費 無料
2年目以降
1万1,000円
5,500円
(※1)
1万1,000円 1万1,000円 1万1,000円 1万1,000円 22万円 5,000円
年間利用額50万円以上
で翌年以降永年無料
ポイント還元
(基本)
0.5% 0.5% 1.0% 0.5% 1.0% 0.5% 0.5% 1.0% 0.5% 1.00% 1.5% 1.5% 0.5%
付帯保険 旅行傷害保険(利用付帯)
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング保険
海外:年間最高500万円
国内:年間最高500万円
スマートフォン保険
JCBトッピング保険など
旅行傷害保険(自動付帯)
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング保険
海外:年間最高500万円
国内:年間最高500万円
国内航空傷害保険最高5,000万円
旅行傷害保険
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング・プロテクション
スマートフォン・プロテクション
リターン・プロテクション
国内外旅行傷害保険
(利用付帯):最高2,000万円
ショッピング補償:最高300万円
選べる無料保険
【Visa、Mastercard】
国内外旅行傷害保険
(自動付帯):最高5,000万円
ショッピング補償:最高300万円
【JCB】
旅行傷害保険(自動付帯)
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング補償:最高500万円
国内外旅行傷害保険:最高5,000万円
ショッピング保険:年間300万円限度
国内外旅行傷害保険:最高2,000万円
お買い物安心保険:最高300万円
選べる無料保険
旅行傷害保険
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
お買い物あんしん保険:年間300万円まで
dカードケータイ補償
国内外旅行傷害保険:最高5,000万円
ショッピング保険:年間300万円限度
国内外旅行傷害保険:最高5,000万円
動産総合保険:最高300万円
旅行傷害保険
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピングガード保険:年間最大300万円
旅行傷害保険
海外:最高1億2,000万円
国内:最高1億円
個人賠償保険:最高1億円
ショッピング保険:年間最大300万円
海外旅行傷害保険:最大5,000万円
主な優待 空港ラウンジサービス
ラウンジ・キー
ゴルフサービス
ラウンジサービス
ラウンジ・キー
JCB GOLD Service Club Off
レストラン割引
空港ラウンジ
手荷物無料宅配
フリー・ステイ・ギフト
パートナー特典ホテル上位資格
など
宿泊予約・
空港ラウンジサービス
空港ラウンジサービス
JALビジネスクラス・チェックイン
機内販売割引
ホテルニッコー&JALシティの割引・
特典など
空港ラウンジ無料
ゴールドグルメ・セレクション
Gold Club Off
ラウンジサービス 空港ラウンジ
海外レンタカー
ビューゴールドラウンジ
空港ラウンジサービス
空港手荷物サービス優待
提携施設の割引・優待サービス
空港ラウンジ
楽天カードプレミアムプログラム
空港ラウンジサービス
LYPプレミアム特典
ダイニング優待
VIPホテル優待
主要空港ラウンジ無料
国際線手荷物無料宅配
全国映画館無料鑑賞券
名門ゴルフ場優待・予約サービス
など
空港ラウンジ無料
優待サイト(エポトクプラザ)
国際ブランド JCB JCB アメリカン・エキスプレス Visa、Mastercard JCB、Visa、Mastercard JCB、Visa、Mastercard、
アメリカン・エキスプレス
Visa Visa、Mastercard JCB、Visa JCB、Visa、Mastercard、
アメリカン・エキスプレス
JCB、Visa、Mastercard Mastercard Visa
家族カード 1名永年無料
2人目以降1,100円/人
4,400円 2枚まで無料
3枚目以降1万9,800円
無料 8,800円 無料 無料 1枚目無料
2枚目以降1,100円
1枚目無料
2枚目以降3,300円
550円 無料 初年度無料
2年目以降5万5,000円
なし
申し込み条件 20歳以上で本人に
安定継続収入がある人
(学生不可)
20歳以上で本人に
安定継続収入がある人
(学生不可)
20歳以上 満18歳以上(高校生を除く)
で本人に安定継続収入のある人
【Visa、Mastercard】
20歳以上で一定の勤続年数・
営業歴と安定収入のある人(学生除く)
【JCB】
20歳以上で本人に
安定した継続収入がある人
20歳以上で本人
または配偶者に安定した
収入のある人(学生除く)
日本国内在住で
満18歳以上の個人
(クレジットモードは満20歳以上)
満18歳以上
(高校生を除く)で、
安定した継続収入
があること
日本国内に住み、
電話連絡のとれる満20歳以上
の安定した収入のある人
日本国内在住の
18歳以上(学生不可)
日本国内在住の満18歳以上
本人または配偶者に
安定した継続収入がある人
本人認証が可能な
携帯電話を持っている人
20歳以上
(学生不可)
20歳以上
(学生不可)(※2)
詳細 JCBゴールドの
詳細を見る
公式サイト 公式サイト 三井住友カード ゴールド(NL)の
詳細を見る
公式サイト 三菱UFJカード ゴールドプレステージの
詳細を見る
公式サイト dカード GOLDの
詳細を見る
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
※1.年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※1.年間100万円利用の対象取引や算定期間など、実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
※2.すでにエポスカードを持っている人は18歳・19歳でも申し込み可能(学生不可)
※3.年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料
※JCB、アメックス、三井住友カード、JAL、三菱UFJニコス、三井住友銀行、dカード、JR東日本、楽天カード、PayPayカード、ラグジュアリーカード、エポスカードの公式サイトを参照して筆者作成

JCBゴールドは王道の1枚

JCBゴールド
(画像=編集部作成)
カード名 JCBゴールド
年会費(税込) 初年度年会費無料
2年目以降1万1,000円
ポイント還元(基本) 0.5%
付帯保険 旅行傷害保険(利用付帯)
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング保険
海外:年間最高500万円
国内:年間最高500万円
スマートフォン保険
JCBトッピング保険など
主な優待 空港ラウンジサービス
ラウンジ・キー
ゴルフサービス
国際ブランド JCB
家族カード 1名永年無料
2人目以降1,100円/人
申し込み条件 20歳以上で本人に安定継続収入がある人
(学生不可)
詳細 JCBゴールドの
詳細を見る
※JCBの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのJCBゴールドのメリット】
  • 年会費が初年度無料
  • 世界1,500ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる
  • 有名レストランの予約、20%OFFの特典あり
  • 人間ドック予約や24時間医療電話相談サービス
  • ポイント優待店(JCBオリジナルシリーズパートナー)の利用でポイントが2倍以上貯まる
【50代にとってのJCBゴールドのデメリット】
  • ⁨基本ポイント還元率は0.5%と平均的
  • 海外では利用できる場所が限られる

JCBゴールドは、日本で生まれた唯一の国際ブランドであるJCBが発行しているゴールドカードだ。

JCBゴールドはポイント優待店での利用で、ポイントが2倍以上貯まる。優待店にはSTARBUCKS(20倍)やAmazon(3倍)、セブン-イレブン(3倍)など、普段使いに便利な店が多いのが特徴だ。

またJCBゴールドは、「JCBプレミアムサービス」の一部も利用できる。中でもグルメに関するサービスはぜひ利用したい。ミシュラン掲載店を含む全国の有名レストランで飲食代金が20%OFFになるなど、豊かな食生活をサポートしてくれるだろう。

健康意識が高まる50代には、全国の医療機関と提携した人間ドック利用や、24時間医療について電話相談できるサービスも心強い味方だ。

JCBゴールドは年会費が初年度無料なので、お試しで使ってみるのもいい。2年目以降の年会費は1万1,000円かかるが、特典や優待がその金額に見合う価値があるのかを1年目に判断できるという利点がある。

【JCBゴールドが向いている人】
  • 年会費無料(初年度)でゴールドカードのメリットを体験してみたい人
  • 日本国内で受けるサービスを重視する人

JCBゴールドの
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ANA JCBワイド ゴールドカードは旅好きに最適な1枚

ANA JCBワイド ゴールドカード
(画像=編集部作成)
カード名 ANA JCBワイド ゴールドカード
年会費(税込) 1万5,400円
ポイント還元(基本) 0.5%
付帯保険 旅行傷害保険(自動付帯)
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング保険
海外:年間最高500万円
国内:年間最高500万円
国内航空傷害保険最高5,000万円
主な優待 ラウンジサービス
ラウンジ・キー
JCB GOLD Service Club Off
国際ブランド JCB
家族カード 4,400円
申し込み条件 20歳以上で本人に安定継続収入がある人
(学生不可)
詳細 公式サイト
※JCBの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのANA JCBワイド ゴールドカードのメリット】
  • ⁨国内とハワイ ホノルルのラウンジを無料で利用できる
  • 世界1,100ヵ所以上の空港ラウンジをUS35ドルで利用できる
  • ANA便に搭乗することでマイルが効率よく貯まる
  • 「JCB GOLD Service Club Off」で全国7万ヵ所以上のさまざまな施設をおトクに利用できる
【50代にとってのANA JCBワイド ゴールドカードのデメリット】
  • 年会費が1万5,400円とやや高い
  • 基本ポイント還元率が0.5%と平均的で、ANAマイル以外のポイントは貯まりにくい
  • 海外では利用できる場所が限られる

ANA JCB ワイド ゴールドカードはJCBがANAと提携して発行しているカードだ。

このカードの最も大きな特徴はANAのマイルが貯まりやすい点にある。

入会や継続時にボーナスマイル2,000マイルがもらえる上、ANA便搭乗ごとに25%の割り増しボーナスマイルもある。

またANA JCB ワイド ゴールドカードを持っていれば、国内の主要空港とハワイ ホノルルのラウンジを無料で利用できる。ドリンクサービスもあるので、一休みにぴったりだろう。

ANA JCB ワイド ゴールドカードの年会費は1万5,400円とやや高めだが、出張や旅行などでよく飛行機を利用する人であれば年会費以上のメリットがある。

【ANA JCBワイド ゴールドカードが向いている人】
  • 国内出張が多い人
  • マイルを貯めて旅行をしたい人

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは上質な優待を求める人におすすめの1枚

アメリカンエキスプレスゴールドプリファードカード
(画像=編集部作成)
カード名 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
年会費(税込) 3万9,600円
ポイント還元(基本) 1.0%
付帯保険 旅行傷害保険
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング・プロテクション
スマートフォン・プロテクション
リターン・プロテクション
主な優待 レストラン割引
空港ラウンジ
手荷物無料宅配
フリー・ステイ・ギフト
パートナー特典ホテル上位資格
など
国際ブランド アメリカン・エキスプレス
家族カード 2枚まで無料
3枚目以降1万9,800円
申し込み条件 20歳以上
詳細 公式サイト
※アメリカン・エキスプレスの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのメリット】
  • 国内外の空港ラウンジ利用料が年2回まで無料
  • 手荷物無料宅配サービス
  • レストランのコース2名以上の予約で1名分無料など、ダイニング関係の割引が豊富
  • カード会員限定イベントやゴルフデスクなど、イベント参加のサポートが手厚い
  • 基本ポイント還元率は1.0%だが、対象加盟店では3.0%になる
【50代にとってのアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのデメリット】
  • ⁨年会費が3万9,600円と高いので、優待や特典を利用しない人にはコストパフォーマンスが悪い
  • 旅行傷害保険の補償額は他のゴールドカードと同水準

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードの優待やサービスの充実度は、他のカード会社が発行するプラチナカード並みである。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードでは国内外の空港ラウンジ利用が年2回まで無料(3回目以降は1回35米ドル)である。

このカードで対象のホテルを利用すると優先チェックイン&チェックアウトやレイトチェックアウトといった特典も受けられる。海外旅行の出発・帰国時に荷物1個を無料で配送できるので移動も快適だ。

これらの優待やサービスは、旅行に快適性を求める50代にぴったりだ。

50代になると付き合いで外食することも多くなるが、所定のコースメニューの2名以上の予約・決済で1名分のコース料理が無料になる。

また、ポケットコンシェルジュを利用した予約・決済では20%(年間最大1万円分)がキャッシュバックされるなど、特典が充実している。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは日常の外食からビジネスの出張、休暇の旅行まで、50代の生活の質をワンランク上げるカードだ。

【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードが向いている人】
  • ゴールドカードにステータスを求める人
  • 国内外への出張や旅行が多い人
  • 高級ホテルやレストランの優待を利用して日常を豊かにしたい人
  • イベント参加やゴルフなど趣味を充実させたい人
  • ある程度のカード利用(年間200万円以上)がある人

三井住友カード ゴールド(NL)は節約&安心を求める50代におすすめ

三井住友カード ゴールド
(画像=編集部作成)
カード名 三井住友カード ゴールド(NL)
年会費(税込) 5,500円(※1)
ポイント還元(基本) 0.5%
付帯保険 国内外旅行傷害保険(利用付帯):最高2,000万円
ショッピング補償:最高300万円
選べる無料保険
主な優待 宿泊予約・空港ラウンジサービス
国際ブランド Visa、Mastercard
家族カード 無料
申し込み条件 満18歳以上(高校生を除く)で本人に安定継続収入のある人
詳細 三井住友カード ゴールド(NL)の
詳細を見る
※1.年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※1.年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
※三井住友カードの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとっての三井住友カード ゴールド(NL)のメリット】
  • ⁨年会費が5,500円と比較的安い
  • 100万円以上の利用で翌年度から年会費が無料になる
  • 対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済でポイント還元率が7%(※)
  • 最短10秒で発行

※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗など一部ポイント加算対象にならない店舗があります。
※通常のポイント分を含んだ還元率です。

【50代にとっての三井住友カード ゴールド(NL)のデメリット】
  • 旅行傷害保険が国内外とも最高2,000万円と、ゴールドカードにしては補償額が低い
  • 空港ラウンジサービス以外、目立った特典がない

三井住友カード ゴールド(NL)は、節約志向の50代や合理性を重視する人におすすめだ。

家のローンや子どもの教育費などが重なることが多い50代では、ステータスや特典よりも実利を重視する人もいるだろう。

三井住友カード ゴールド(NL)は年会費5,500円だが、年間100万円以上の利用で翌年以降は無料になる。

このカードの基本ポイント還元率は0.5%だが、年間100万円以上利用すると1万円分のポイントが付与される。また、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用することで最大7%のポイントが還元される(※)など、日常使いでポイントを効率よく貯めることができる。

※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗など一部ポイント加算対象にならない店舗があります。
※通常のポイント分を含んだ還元率です。

ただし、三井住友カード ゴールド(NL)は海外の空港ラウンジが利用できないうえ、旅行傷害保険の補償額も低く、出張や旅行に利用したい人にはこのカードの特典は物足りないだろう。

ステータスや特典よりも、日常生活で普通に使ってポイントを貯めたい50代向けのゴールドカードと言える。

【三井住友カード ゴールド(NL)が向いている人】
  • ゴールドカードでポイント還元率を重視したい人
  • コンビニの利用が多い人
  • 年間100万円以上カードの利用がある人
  • SBI証券で積立投資を行っている人

三井住友カード ゴールド(NL)の
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JAL CLUB-Aゴールドカードはマイル重視派におすすめ

JAL CLUB-Aゴールドカード
(画像=編集部作成)
カード名 JAL CLUB-Aゴールドカード
年会費(税込) 1万7,600円
ポイント還元(基本) 1.0%
付帯保険 【Visa、Mastercard】 国内外旅行傷害保険(自動付帯):最高5,000万円
ショッピング補償:最高300万円
【JCB】
旅行傷害保険(自動付帯)
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピング補償:最高500万円
主な優待 空港ラウンジサービス
JALビジネスクラス・チェックイン
機内販売割引
ホテルニッコー&JALシティの割引・特典など
国際ブランド JCB、Visa、Mastercard
家族カード 8,800円
申し込み条件 【Visa、Mastercard】
20歳以上で一定の勤続年数・営業歴と安定収入のある人(学生除く)
【JCB】
20歳以上で本人に安定した継続収入がある人
詳細 公式サイト
※JALの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのJAL CLUB-Aゴールドカードのメリット】
  • JALグループ便への搭乗でマイルが効率よく貯まる
  • 提携カード会社(JCB、Visa、Mastercard)に応じた空港ラウンジが利用できる
  • JAL/JTAの機内販売やホテルニッコーとJALシティなどで割引が受けられる
【50代にとってのJAL CLUB-Aゴールドカードのデメリット】
  • 年会費が1万7,600円とやや高額
  • ポイント還元率は1.0%と高いが、貯まるポイントはマイルのみ

JAL CLUB-Aゴールドカードは、とにかくJALのマイルを効率よく貯めたい人に最適だ。

JALグループ便への搭乗で、ボーナスマイルも含めるとたくさんのマイルを貯められる。

  • カードを作った後の初めての搭乗時に5,000マイルプレゼント
  • 翌年以降、毎年最初の搭乗時に2,000マイルプレゼント
  • 搭乗ごとにフライトマイルの25%プラス

さらにJAL CLUB-Aゴールドカードは、日常生活の買い物でも100円につき1マイルが貯まる。

またJAL/JTAの機内販売の10%割引や、自動付帯の国内外旅行傷害保険など、飛行機利用に関連する特典も充実している。また提携カード会社(JCB、Visa、Mastercard)に応じたラウンジ利用ができるのも特徴だ。

50代になると、旅行や出張以外で飛行機を利用する機会が増える人も多い。たとえば単身赴任で月に1~2回帰省する人もいるだろうし、親の介護などの必要があれば使う頻度はより高くなる。

JAL CLUB-Aゴールドカードは飛行機の利用が日常的にある50代にとって非常にお得なカードである。

【JAL CLUB-Aゴールドカードが向いている人】
  • JALをよく利用して旅行や出張に行く人

三菱UFJカード ゴールドプレステージは銀行系で安心の1枚

三菱UFJカード ゴールドプレステージ
(画像=編集部作成)
カード名 三菱UFJカード ゴールドプレステージ
年会費(税込) 初年度年会費無料
2年目以降1万1,000円
ポイント還元(基本) 0.5%
付帯保険 国内外旅行傷害保険:最高5,000万円
ショッピング保険:年間300万円限度
主な優待 空港ラウンジ無料
ゴールドグルメ・セレクション
Gold Club Off
国際ブランド JCB、Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス
家族カード 無料
申し込み条件 20歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある人(学生除く)
詳細 三菱UFJカード ゴールドプレステージの
詳細を見る
※三菱UFJニコスの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとっての三菱UFJカード ゴールドプレステージのメリット】
  • 年会費が初年度無料
  • 宿泊やレジャー、レストランなどさまざまなシーンで割引が受けられる
  • 対象店舗で最大20%のポイント還元が受けられる
  • 24時間、健康・介護に関する相談サービスが受けられる
  • 三菱UFJ eスマート証券の投資信託の積立でポイントが貯まる
【50代にとっての三菱UFJカード ゴールドプレステージのデメリット】
  • 年会費が同価格の他のゴールドカードに比べ、旅行傷害保険の補償額がやや低い

三菱UFJカード ゴールドプレステージは、「日常的に使いたいが優待やステータスも妥協したくない」という50代に最適な、非常にバランスの取れた1枚だ。

基本のポイント還元は0.5%と高くはないが、対象店舗での利用分のポイント還元率が最大20%となる。

対象店舗には、コンビニやスーパー、飲食店や自動販売機など、日常的に利用する店舗が数多くラインアップされている。

三菱UFJカード ゴールドプレステージで最大20%還元を受けられる対象店舗例
  • セブン-イレブン
  • ローソン
  • スシロー
  • ピザハットオンライン
  • ロッテリア
  • 東急ストア など

三菱UFJカード ゴールドプレステージは特典も充実している。

空港ラウンジ無料や、対象のレストランのコースメニューが1人分無料になる「ゴールド・グルメセレクション」など、優待も他のカードと比べて遜色がない。

  • ホテル・旅館 最大90%オフ
  • 遊園地やテーマパーク 最大65%オフ
  • 映画、動画配信が優待価格

三菱UFJカード ゴールドプレステージはメガバンクグループ発行のゴールドカードなので信頼性も高い。

年会費は初年が無料だ。1年目に特典や優待を試してみて、2年目以降の年会費1万1,000円の価値があるのかを試せる利点だ。

【三菱UFJカード ゴールドプレステージが向いている人】
  • 年会費無料(初年度)でゴールドカードの特典をお試しで体験したい人
  • コンビニやファミレスなどの対象店舗をよく利用する人
  • 三菱UFJ eスマート証券で積立投資を行いたい人
  • 介護に関して悩みがある人

三菱UFJカード ゴールドプレステージの
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三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)はお金周りの管理を一元化したい50代におすすめ

カード名 三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)
年会費(税込) 5,500円(※1)
ポイント還元(基本) 0.5%
付帯保険 国内外旅行傷害保険:最高2,000万円
お買い物安心保険:最高300万円
選べる無料保険
主な優待 ラウンジサービス
国際ブランド Visa
家族カード 無料
申し込み条件 日本国内在住で満18歳以上の個人
(クレジットモードは満20歳以上)
詳細 公式サイト
※1.年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
※1.年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください
※三井住友銀行の公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとっての三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)のメリット】
  • 年会費が5,500円と比較的安い
  • 100万円以上の利用で翌年度から年会費が無料
  • 対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済でポイント還元率が最大7%(※)
  • SBI証券の積立投資でポイントが貯まる
  • キャッシュカード、クレジットカード、デビットカードを1枚で管理できる

※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗など一部ポイント加算対象にならない店舗があります。
※通常のポイント分を含んだ還元率です。

【50代にとっての三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)のデメリット】
  • ⁨旅行傷害保険が国内外とも最高2,000万円と、ゴールドカードにしては補償額が低い
  • 空港ラウンジサービス以外、目立った特典がない
  • 引き落としは三井住友銀行の口座のみに限定される

三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)は家計管理と資産運用を始めたい50代におすすめだ。

このカードは三井住友銀行の口座と連携し、クレジットモード、デビットモード、ポイント払いモード、そして追加したカードによる支払いモードを1枚のカードで切り替えることができるのが最大の特徴である。

年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が無料になるほか、1万円分相当のポイントが付与される。

50代であれば公共料金、通信費、子どもの習い事、そして日常的な買い物で年間100万円は非現実的ではないだろう。

また三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)のクレジットモードはSBI証券の積立投資にも利用できる。ポイント付与率は最大1.0%なので、毎月5万円積立を行うと年間で最大6,000ポイントが貯まる計算だ。

一方、このカードは旅行やグルメに関する優待が他のゴールドカードに比べて弱い点はデメリットと言えるだろう。

【三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)が向いている人】
  • ゴールドカードでポイント還元率を重視したい人
  • コンビニの利用が多い人
  • 年間100万円以上カードの利用がある人
  • SBI証券で積立投資を行っている人
  • さまざまなカードを1枚にまとめたい人

dカード GOLDはドコモユーザーに最強の1枚

dカード GOLD
(画像=編集部作成)
カード名 dカード GOLD
年会費(税込) 1万1,000円
ポイント還元(基本) 1.0%
付帯保険 旅行傷害保険
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
お買い物あんしん保険:年間300万円まで
dカードケータイ補償
主な優待 空港ラウンジ
海外レンタカー
国際ブランド Visa、Mastercard
家族カード 1枚目無料
2枚目以降1,100円
申し込み条件 満18歳以上(高校生を除く)で、安定した継続収入があること
詳細 dカード GOLDの
詳細を見る
※dカードの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのdカード GOLDのメリット】
  • ⁨ドコモの携帯料金の支払いで10%のポイント還元
  • 100万円以上の利用で1万円相当のクーポンをもらえる
  • d払いの支払い方法をdカードに設定するとポイント還元率アップ
  • 携帯電話の補償が3年間で最大10万円受けられる
【50代にとってのdカード GOLDのデメリット】
  • ドコモユーザー以外の利用者に対するメリットは少なめ

dカード GOLDはドコモユーザーにとって非常にお得なカードだ。

最大のメリットはドコモの携帯料金やドコモ光の支払いをdカード GOLDにすると、10%のポイント還元が受けられる点である。

仮に月々のスマホ料金が1万円とすると、年間1万2,000ポイント相当が還元される。これは通信費がかさむ50代にとっては非常に魅力的な特典だ。

また、年間100万円以上利用すると、1万円相当のクーポンと交換できる特典もある。

他にも、ドコモのスマホを紛失や盗難、水濡れなどで壊した場合、購入から3年間は最大10万円の補償サポートを受けられるなど、スマホに関する特典は非常に手厚い。

一方、dカードGOLDの旅行傷害保険やその他の特典は標準的なので、ドコモユーザー以外には魅力が半減する感は否めない。

【dカード GOLDが向いている人】
  • ドコモユーザー
  • 年間100万円以上クレジットカードを使う人

dカード GOLDの
詳細を見る

ビューカードゴールドは電車通勤者向けの1枚

ビューカードゴールド
(画像=編集部作成)
カード名 ビューカード ゴールド
年会費(税込) 1万1,000円
ポイント還元(基本) 0.5%
付帯保険 国内外旅行傷害保険:最高5,000万円
ショッピング保険:年間300万円限度
主な優待 ビューゴールドラウンジ
空港ラウンジサービス
空港手荷物サービス優待
提携施設の割引・優待サービス
国際ブランド JCB、Visa
家族カード 1枚目無料
2枚目以降3,300円
申し込み条件 日本国内に住み、電話連絡のとれる満20歳以上の安定した収入のある人
詳細 公式サイト
※JR東日本の公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのビューカードゴールドのメリット】
  • ⁨モバイルSuicaとの組み合わせで最大10%のポイント還元
  • 東京駅のラウンジ「ビューゴールドラウンジ」を利用できる
  • JR東日本グループの各店や提携店で割引や優待を受けられる
【50代にとってのビューカードゴールドのデメリット】
  • 年会費が同価格水準の他のゴールドカードに比べ、海外旅行傷害保険の補償額がやや低い(最高5,000万円)
  • 特典を活かせる地域が限定される(関東圏メイン)

ビューカードゴールドは通勤や出張・旅行でJRを使う人にメリットが多い、Suica連携と鉄道に特化したカードである。

このカードの最大の特徴は、Suicaのオートチャージにビューカードゴールドを設定することでポイント還元率が1.5%になることである。普段の買い物もオートチャージしたSuicaを使えば実質1.5%のポイントが還元される。

さらにビューカードゴールドはモバイルSuica定期券購入で6%還元、新幹線のチケット購入・利用で10%還元など、JRを利用することでポイントが非常に貯まりやすい。

このカードは東京駅ラウンジ利用やJRグループのホテルのホテル割引、レストラン優待などの特典があり、電車移動が多い50代の生活の質を上げてくれるだろう。

一方、Suicaや定期券購入以外ではビューカードゴールドのポイント還元率は0.5%と標準的な上、貯まるのはJRE POINTなので他のポイントと比べ自由度は低い。

このゴールドカードがおすすめなのはJR東日本エリアに暮らし、電車移動をより快適にしたい50代だ。

【ビューカードゴールドが向いている人】
  • 通勤や出張・旅行で電車(JR東日本)をよく利用する人

楽天プレミアムカードはネットショッピングと旅行で得をしたい楽天ユーザーにおすすめ

楽天プレミアムカード
(画像=編集部作成)
カード名 楽天プレミアムカード
年会費(税込) 1万1,000円
ポイント還元(基本) 1.0%
付帯保険 国内外旅行傷害保険:最高5,000万円
動産総合保険:最高300万円
主な優待 空港ラウンジ
楽天カードプレミアムプログラム
国際ブランド JCB、Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス
家族カード 550円
申し込み条件 日本国内在住の18歳以上(学生不可)
詳細 公式サイト
※楽天カードの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとっての楽天プレミアムカードのメリット】
  • ⁨海外空港ラウンジのプライオリティ・パスが年間5回まで無料(※1)
  • 楽天グループのサービスで高いポイント還元率
  • 楽天証券での投資信託積立をカードで行うと1.0%(※2)のポイントが貯まる

※16回目以降は1回あたり35米ドル
※2代行手数料年率0.4%(税込)未満の銘柄の場合

【50代にとっての楽天プレミアムカードのデメリット】
  • 海外旅行傷害保険の補償額がやや低い
  • ステータス感は低い

楽天プレミアムカードは、いわゆる楽天経済圏の人に特におすすめできるゴールド相当のカードだ。

楽天プレミアムカードを使うことで、楽天市場での還元率が最大で4倍、つまり4.0%になるため、ネットで買い物が多い50代であれば年間の節約効果はかなりの額になるだろう。

他にも、楽天トラベルの利用で最大3.5倍(3.5%)、楽天ぐるなび対象コースの利用で3%還元など、このカードは楽天グループのサービス利用でポイントが非常に貯まりやすくなっている。

海外空港のプライオリティ・パスが年間5回まで無料という特典も、楽天プレミアムカードが他のゴールドカードと比べ優れている点だ。

一方、このカードは楽天グループのサービス以外では目立った特典がない。楽天プレミアムカードのメリットを活かせるかは楽天経済圏にいるかどうかがポイントだ。

【楽天プレミアムカードが向いている人】
  • 楽天グループのサービスをよく利用する人

PayPayカード ゴールドはスマホ決済派の50代におすすめ

PayPayカード ゴールド
(画像=編集部作成)
カード名 PayPayカード ゴールド
年会費(税込) 1万1,000円
ポイント還元(基本) 1.5%
付帯保険 旅行傷害保険
海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ショッピングガード保険:年間最大300万円
主な優待 空港ラウンジサービス
LYPプレミアム特典
国際ブランド JCB、Visa、Mastercard
家族カード 無料
申し込み条件 日本国内在住の満18歳以上
本人または配偶者に安定した継続収入がある人
本人認証が可能な携帯電話を持っている人
詳細 公式サイト
※PayPayカードの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのPayPayカード ゴールドのメリット】
  • 基本ポイント還元率が1.5%と高い
  • ソフトバンクグループのスマホやプロバイダの支払いで最大10%ポイント還元
  • Yahoo!ショッピングやLOHACOでの買い物で最大7%のPayPayポイントがもらえる
【50代にとってのPayPayカード ゴールドのデメリット】
  • ⁨携帯電話との連携が必要

PayPayカードゴールドはスマホ決済を積極的に使う50代に最適だ。

国内のスマホ決済市場のシェアの約7割を占めるといわれるPayPayと連携することで、このカードは最大2.0%の高還元率を実現している。日々の買い物や飲食、ガソリン代などの幅広い支出で高いポイント還元を受けることができるのだ。

さらにPayPayカードゴールドは、ソフトバンクやワイモバイルのユーザーなら毎月の支払いが得になる。

スマホやSoftbank光/Airの料金は最大10%、おうちでんき/自然でんきは最大3%が還元される。通信費を見直したい50代にはありがたい特典だ。

このカードは基本ポイント還元率が1.5%と高く、旅行傷害保険や空港サービスも他のゴールドカードと比べて遜色ない。PayPayカードゴールドはソフトバンクユーザー以外にもおすすめできる1枚である。

携帯電話との連携が必須となるため、アプリ連携やスマホ管理に慣れていない人にはメリットが活かせない場合があることがPayPayカードゴールドの唯一の欠点といえる。

【PayPayカード ゴールドが向いている人】
  • ソフトバンクユーザー
  • Yahoo!ショッピングをよく利用する人

ラグジュアリーカード Mastercard Gold Cardは圧倒的高級感を求める50代のための1枚

ラグジュアリーカード
(画像=編集部作成)
カード名 ラグジュアリーカード Mastercard Gold Card
年会費(税込) 22万円
ポイント還元(基本) 1.5%
付帯保険 旅行傷害保険
海外:最高1億2,000万円
国内:最高1億円
個人賠償保険:最高1億円
ショッピング保険:年間最大300万円
主な優待 ダイニング優待
VIPホテル優待
主要空港ラウンジ無料
国際線手荷物無料宅配
全国映画館無料鑑賞券
名門ゴルフ場優待・予約サービス
など
国際ブランド Mastercard
家族カード 初年度無料
2年目以降5万5,000円
申し込み条件 20歳以上(学生不可)
詳細 公式サイト
※ラグジュアリーカードの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのラグジュアリーカード (個人ゴールド)のメリット】
  • ⁨基本ポイント還元率が1.5%と高い
  • カード会員限定のさまざまなイベントに参加できる
  • コンシェルジュサービスが24時間利用可能
  • ⁨国内外1,700ヵ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる
  • 映画、美術館、ゴルフなどさまざまなライフスタイルに優待が用意されている
  • 最高1億円の個人賠償保険が付帯している
【50代にとってのラグジュアリーカード (個人ゴールド)のデメリット】
  • ⁨年会費が22万円と高額

ラグジュアリーカードMastercard Gold Cardは単なるクレジットカードではなく、50代のキャリアの成功の象徴として所有する価値のある1枚だ。

このカードは国内外ホテルのアップグレードやレイトチェックアウト、朝食無料などのVIP待遇を受けられるほか、リムジンサービスなどで50代の宿泊、移動が快適にできる。

24時間365日対応のコンシェルジュサービスでは、旅行手配やレストラン予約、ギフト手配などを秘書のようにサポートしてくれる。時間をお金で買いたい多忙な50代のビジネスマンにぴったりだ。

ただしラグジュアリーカードMastercard Gold Cardは年会費が非常に高額なため、節約やポイント目的の人にはおすすめできない。時間の効率化や特別な体験のためのステータスカードといえる。

【ラグジュアリーカード (個人ゴールド)が向いている人】
  • ステータスのあるカードを持ちたい人
  • 海外出張や海外旅行が多いビジネスマン
  • さまざまなイベントに参加したい人

エポスゴールドは割引特典を重視する50代におすすめ

エポスゴールド
(画像=編集部作成)
カード名 エポスゴールド
年会費(税込) 5,000円(※2)
ポイント還元(基本) 0.5%
付帯保険 海外旅行傷害保険:最大5,000万円
主な優待 空港ラウンジ無料
優待サイト(エポトクプラザ)
国際ブランド Visa
家族カード なし
申し込み条件 20歳以上(学生不可)(※2)
詳細 公式サイト
※1.すでにエポスカードを持っている人は18歳・19歳でも申し込み可能(学生不可)
※2.年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料
※エポスカードの公式サイトを参照して筆者作成
【50代にとってのエポスゴールドのメリット】
  • ⁨年会費が5,500円と安い
  • 50万円以上の利用で翌年度以降年会費が無料
  • ポイント還元率がHISでは最大5倍、日本旅行では最大10倍
【50代にとってのエポスゴールドのデメリット】
  • ⁨国内旅行傷害保険が付帯していない
  • ショッピング保険が付帯していない

エポスゴールドカードは、過度な年会費は払いたくないがある程度特典は欲しい50代にぴったりだ。

このカードの年会費は5,000円と抑えめで、年間50万円以上の利用で翌年度から無料になる。月々4万円強の利用があれば達成できるので、50代であればハードルは低いだろう。

よく利用する3ショップを「選べるポイントアップ」に登録すると、ポイントが最大2倍になる。他のカードのように対象店があらかじめ決まっているわけではないので、行く店の選択肢を狭めず自然にポイントが貯まるのが魅力だ。

また、HISでは最大5倍、日本旅行では最大10倍にポイント還元率がアップするので、旅行好きにもおすすめだ。

ただし、付帯サービスや旅行傷害保険などの特典は他のゴールドカードに見劣りする。

エポスゴールドカードは日常生活に根ざした使い方で得をしたい、堅実でコストパフォーマンスを重視する50代に最適な1枚だ。

【エポスゴールドが向いている人】
  • 丸井グループのサービスをよく利用する人
  • 年会費を低く抑えたい人

50代はゴールドカードをどう選ぶ?

50代のゴールドカードの選び方は、次の点に着目するとよいです。

クレジットカードを選ぶ際、若い時は年会費やポイント還元率が重視されがちだ。しかし50代になるとそれにプラスして、いざという時の安心感、日常生活の質を上げてくれる特典、そしてカードに対する信頼感が重要になる。

年会費は無料にこだわらず費用対効果で選ぶ

年会費は、収入が安定している50代なら無料にこだわる必要はないです。多少高くても、費用対効果で選ぶとよいでしょう。

費用対効果とは、ゴールドカードによるメリットが年会費を上回るかどうかを考えることである。

たとえば、カードによっては対象のレストランの決済で20%割引になったり、指定のコースで2人分を注文すれば1人分が無料になったりする特典がある。三菱UFJカード ゴールドプレステージやアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードなどがそれにあたる。

年会費が1万1,000円かかったとしても、月額に直すと917円だ。月に数回外食をすれば元がとれるのではないだろうか。

また、単純な金額の損得ではなく、お金で時間が買えるというメリットも考えたい。

飛行機による出張が多い人であれば、無料のラウンジが使えることで日頃の疲れをとることができる。また、Wi-Fiを使って落ち着いて仕事をすることで時間を効率的に使えるだろう。

そもそも50代は若い時と比べて価値観が変わることが多い。

20代の頃は食べ放題にお得さを感じていた人でも、50代になると少量でも質の高い食事の方を好むのではないだろうか。旅行にしても、バックパッカーで素泊まりするより、快適さを重視する傾向が強い年代だ。

ゴールドカードの中には、こうしたライフスタイルの質を上げてくれる特典があるものも多い。

もちろん特典が豪華であればいいというわけではない。海外に行かない人が、楽天プレミアムカードのようにプライオリティ・パスが年5回無料になる特典付きのゴールドカードを持っていても過剰特典といえる。

大切なのは自分のライフスタイルを振り返り、そこに特典が加わることでどれだけメリットがあるのか考えてみることだ。年会費は無料の方がいいというわけではないことは覚えておこう。

ポイント還元率は日常使いで差がつくかを見極めて選ぶ

50代では基本ポイント還元率より、「自分の日常の生活でポイントが貯まりやすいかどうか」を見極めたいです。

たとえば出張や旅行が多い人であれば、航空機系や交通系のカードでポイントが貯まるだろう。家族の通信費が高い人であれば、通信会社と連携しているカードで節約ができるかもしれない。

【出張や旅行が多い人におすすめのカード】
  • 飛行機での移動が多い → ANA JCBゴールド、JAL CLUB-Aゴールドカード
  • 新幹線での移動が多い → ビューカードゴールド
【通信費が高い人におすすめのカード】
  • ドコモユーザー → dカード GOLD
  • ソフトバンクユーザー → PayPayカード ゴールド

どちらにも当てはまらない人は、普段よく利用するコンビニや飲食店でポイント還元率が上がるゴールドカードを選ぶといいだろう。

たとえば、条件はあるものの三井住友カード ゴールド(NL)や三菱UFJカード ゴールドプレステージなどは、コンビニやファミレス、スーパーなどでポイント還元率がアップする。

三井住本カード ゴールド(NL)
三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ ゴールド
三菱UFJカード ゴールドプレステージ
ポイント還元 対象のコンビニ・飲食店でスマホの
タッチ決済で最大7%還元(※1)
対象店舗でクレジットカードのタッチ決済
またはApple Pay(QUICPayのみ対象)で7%還元
ポイントアップ 対象のサービスのご利用状況に応じて、
対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に通常のポイント分を
含んだ最大20%ポイント還元にアップ(※2)
三菱UFJ銀行を支払い口座にして条件を
達成することで、対象店舗で最大20%還元にアップ
コンビニ セイコーマート、セブン-イレブン、
ポプラ、ミニストップ、ローソン
セブン-イレブン、ローソン
ファストフード マクドナルド、モスバーガー、
ケンタッキーフライドチキン、吉野家、すき家
ピザハットオンライン、松屋、松のや、
マイカリー食堂、ロッテリア、ゼッテリア
ファミレス サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、
夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店(※3)など
くら寿司、スシロー
カフェ ドトールコーヒーショップ、エクセルシオールカフェ
スーパー アオキスーパー、オーケー、オオゼキ、サンリブ、
三和、フードワン、スーパー魚長、近商ストア、東急ストア、
東武ストア、ドミー、肉のハナマサ、ジャパンミート、ヤマナカなど
自販機 コカ・コーラ自販機
※1.iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※1.商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※1.一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※1.通常のポイントを含みます。
※1.ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※2.商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2.ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
※3.ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象です。
※三井住友カード、三菱UFJニコスの公式サイトを参照して筆者作成

また、最近ではポイントを考える際、「ポイント経済圏」も外せない要素となっている。

ポイント経済圏には、たとえば楽天経済圏がある。楽天市場での買い物、楽天モバイル、楽天トラベルなど、生活の様々なサービスを楽天グループでまとめると、ポイントが相乗効果で貯まっていく仕組みのことだ。

【ポイント経済圏ごとのクレジットカード例】
楽天経済圏 PayPay経済圏 ドコモ経済圏 SBI(Vポイント)経済圏
楽天プレミアムカード PayPayカード ゴールド dカード GOLD 三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ ゴールド

意識して特定のポイント経済圏のサービスを使う人は、その経済圏に属するカードを持つことで効率よくポイントが貯められるだろう。

50代では自分の支出パターンが決まっている人も多いだろう。ポイント目当てに自分の消費パターンを変えるよりも、自分の普段の支出で自然とポイントが貯まるカードを選ぶことが大切だ。

50代の安心を支える保険が付帯したものを選ぶ

50代ではカードに付帯する保険の内容もしっかりと比較しておきたいです。

カードに付帯する代表的な保険は旅行傷害保険だ。50代にとって海外旅行時の疾病・傷害治療保険金額は重要になる。

というのも、海外では医療制度が日本と異なり、医療機関が医療費を決める「自由診療」となる場合があるからだ。

参考に各国の骨折時と虫垂炎手術の治療費を見てみよう。

【国ごとの治療費の比較】
骨折時の治療費 虫垂炎手術の治療費
アメリカ合衆国(ホノルル) 5万2,500円 315万1,800円
イギリス(ロンドン) 13万5,000円〜約20万2,500円 94万5,000円〜135万円
フランス(パリ) 4万100円〜4万5,900円 108万9,200円
中国(北京) 3万8,900円〜31万1,200円 7万7,800円〜155万6,000円
シンガポール 3万4,300円〜5万3,300円 111万500円〜167万6,600円
オーストラリア
(ゴールドコースト)
5万8,200円 103万9,400円
日本 2万円 60万円

諸外国は、日本に比べて治療費がかなり高額なことがわかる。特に盲腸の手術は100万円以上かかる国が多く、ハワイでは300万円以上だ。

長期の旅行や出張では海外旅行傷害保険に別途加入することもできるが、頻繁に海外に行く人であれば、カードに保険が付帯しているとその分保険料の節約にもなる。

付帯保険を比べる場合、本人の補償額だけではなく家族特約の有無も見ておきたい。

家族特約とは

契約者本人だけでなく、同伴する家族の旅行中の死亡や傷病などでも補償が受けられる特約。

海外への移動が出張や1人旅行であればこの特約は必要ないが、家族旅行によく行く家庭であれば家族特約が付いているカードを選ぶとよい。

ただし家族特約の適用対象であるかどうかは、その家族の収入の有無や年齢などカードによって条件が設定されているので注意しよう。

たとえばANA JCBワイド ゴールドカードやJAL CLUB-Aゴールドカードの海外旅行傷害保険には家族特約が付いているが、対象者はそれぞれ異なる。

ANA JCBワイド ゴールドカードは、生計を共にする19歳未満の子どもが家族特約の対象だ。JAL CLUB-Aゴールドカードは適用範囲が広く、家族カードを持っていない配偶者、生計を共にする収入のない同居の両親(義両親を含む)、生計を共にする収入のない未婚の子どもが対象である。

自動付帯か利用付帯かの違いも重要だ。自動付帯とは付帯保険の補償がカードを所有していれば受けられるものである。対して利用付帯はカードで決済をして初めて補償がつくシステムだ。

たとえばANA JCBワイド ゴールドカードやJAL CLUB-Aゴールドカードの海外・国内旅行障害保険は自動付帯なので、旅行代金をカードで決済しなくても補償を受けられる。

しかし自動付帯のカードを持っていない人が、旅行の代金を保険が付帯していないカードで決済してしまうと、ほかに利用付帯のカードを持っていても補償が受けられない。注意が必要である。

本格的老後の前に、旅やグルメが充実した優待がついたものを選ぶ

50代は、自分のライフスタイルに合った優待があるゴールドカードを選ぶべきです。旅やグルメの質を上げてくれる優待の充実度に着目しよう。

50代は子どもが一人暮らしを始めたり、社会に出始めたりするため、自分の時間や夫婦二人の時間が増える家庭も多いだろう。ぜひこういった時間の質を上げるために、ゴールドカードの特典を活用してほしい。

たとえばゴールドカード特典によくあるプライオリティ・パス(空港ラウンジを利用できる会員制サービス)を使うことで、飛行機の待ち時間の疲労を軽減したり、夫婦でゆっくり過ごす時間にしたりすることができる。楽天プレミアムカードなら年間5回までプライオリティ・パスの利用が無料だ。

また、中にはアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードや三菱UFJカード ゴールドプレステージのように、「高級レストランのコースを2人分予約すると1人分が無料になる」といった優待が付帯するものもある。

記念日や特別な日に活用すれば、年会費以上の価値が生まれるし、よい思い出にもなるだろう。

趣味の充実といった視点で特典を比べてみてもいいだろう。たとえば、ゴルフが趣味の人であれば、ゴルフサービスがついているラグジュアリーカード Mastercard Gold CardやJCBゴールドなどが向いている。予約が難しい名門コースなども手配してもらえる場合がある。

50代は自分の時間を持つことができ、まだ多くの人が現役で働いている時期だ。年金生活になると趣味にお金を使うことが難しくなる人もいるだろう。その意味でも、50代では自分の趣味を大いに楽しんでおきたい。

社会的な信頼性を示す恥ずかしくないステータス性のあるカードを選ぶ

50代がクレジットカードを選ぶときは、社会的地位に見合う恥ずかしくないカードを選ぶことも大切です。

50代になると会社の役員や管理職、または専門職として活躍するなど、社会的な立場もある人が増える。服装や持ち物は多かれ少なかれその人の印象を決める要素である。

特に、取引先との食事や接待、部下との同席などのビジネスシーンでは、何がその人の印象を左右するかわからない。無用な減点材料を無くす意味でも、恥ずかしくないクレジットカードを1枚は持っておきたい。

クレジットカードのステータスを決める要素はいくつかある。まずはカード自体のブランド力だ。アメリカン・エキスプレスやダイナースなど歴史あるブランドは信頼性も高い。

次にカードの利用限度額も重要だ。クレジットカードでどれだけの金額を利用できるかは、その人の社会的な信用を表しているといえる。

カードデザインの洗練度もステータスを決める要素の1つだ。

たとえば、ステータスカードとして知られるアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードにはスタイリッシュなメタル素材が採用されている。また、ラグジュアリーカード Mastercard Gold Cardは24金でコーティングされたメタル製のYellow Goldデザインを選べる。

コンシェルジュサービスが付帯するゴールドカードもステータスが高いと判断できる。コンシェルジュサービスは24時間対応してくれる秘書のような存在で、公私ともに多忙な人に必要とされるサービスだからだ。

もちろん、生活費を削ってまで年会費を払う必要はない。しかし、年会費が高いカードを持つことで、社会的に信用があることを証明できる一面があることは確かだ。

【状況別】50代に最適なゴールドカードはこれ!

ゴールドカードを持つ目的は人によって異なるので、状況別に50代に適した1枚を紹介します。

「初めてゴールドカードを持つ50代」におすすめの1枚

ゴールドカードを初めて持つ50代におすすめなのは、JCBゴールドです。

JCBゴールドは国内ブランドJCBが発行しているカードで信頼性が高いため、どこで利用しても恥ずかしくない。

さらに初年度の年会費が無料であるため、ゴールドカードのメリットをとりあえず体験してみるという目的で持つこともできる。

国内外の旅行傷害保険や空港ラウンジサービス、ゴルフサービスやスマートフォン保険はゴールドカードの特典としては王道といえる。これらが年会費1万1,000円、月々に換算すると920円程度で受けられる。

「日常使いでお得にしたい50代」におすすめの1枚

ゴールドカードを日常的に使って得をしたい50代におすすめなのは、三井住友カード ゴールド(NL)です。

付帯保険や優待はゴールドカードの中では見劣りするが、年会費やポイント還元率など目にみえる数字でお得を実感できる。

年会費は5,500円だが、年間100万円以上の利用が1回でもあると年会費は永年無料になる。50代であれば月々8万3,000円強の支出は難しい額ではないだろう。

さらに、年間100万円以上の利用で10,000ポイントが付与される点も大きい。基本ポイント還元率は0.5%だが、年間100万円利用すると合計で15,000ポイント、つまり1.5%の還元率となる。

スマホのタッチ決済でポイント還元率が最大7%(※)にアップするのも見逃せない。対象店には、コンビニやファミレス、カフェなどが多い点も使いやすさを実感できる点だ。

高級レストランやホテルで割引や特典を受けられるカードとは対照的に、三井住友カード ゴールド(NL)はより日常生活で関わりやすい店を対象としている。

同様のコンセプトのカードには、三井住友銀行Oliveフレキシブルペイ ゴールドや三菱UFJカードのゴールドがある。これらのカードは、それぞれ三井住友銀行と三菱UFJ銀行に口座を持つという条件がある。当てはまるならこれらもおすすめだ。

※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ 、Samsung Walletで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。

「旅行・出張が多い50代」におすすめの1枚

旅行や出張が多い50代におすすめなのは、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードです。

このカードは数多くの優待を受けられるが、特にトラベル関連のサービスでは他のゴールドカードを大きく引き離している。

カード会員はプライオリティ・パスの年会費が無料になる。プライオリティ・パスは国内外1,300以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービスだ。

プライオリティ・パスの本来の年会費は、最も低いSTANDARDでも年間99米ドルである。さらに、STANDARD会員がラウンジを利用する場合は、都度35米ドルがかかる。これらが、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードカを持っていれば年2回まで無料になるのだ。

空港ラウンジが無料になる特典が付帯しているゴールドカードは多いが、多くは国内ラウンジ(とハワイなど一部の空港)のみだ。そんな中、海外の空港で落ち着いて休息や仕事ができるプライオリティ・パスの優待は海外出張が多いビジネスマンには価値が高いだろう。

海外旅行の出発/帰国時には、自宅と対象の空港間でスーツケースまたはゴルフバック1個を無料で配送してもらえるサービースも使い勝手がいい。荷物が多くなりがちな海外旅行の行き帰りを身軽にできる。

年間200万円以上カードを利用すると、国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券がプレゼントされる。北海道から沖縄まで、MARRIOTT BONVOYやHYATTといった優雅なおもてなしを提供するホテルが用意されている。

さらに、毎年カードを継続すると、「アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン」のホテル予約で利用できる1万円分のトラベルクレジットがプレゼントされる。

このように、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは、トラベル関連の特典だけをみても非常に充実している。年会費は3万9,600円と高額ですが、年に2、3回海外に出張や旅行に行く50代であれば、年会費以上の価値を実感できるはずだ。

「ステータスを重視したい50代」におすすめの1枚

とにかくステータスの高いゴールドカードを持ちたい50代には、ラグジュアリーカード Mastercard Gold Cardが選択肢となるだろう。

ステータスを決める要因の中で、年会費が占める割合は高い。今回紹介したゴールドカードの中でも22万円という年会費は群を抜いている。

ラグジュアリーカード Mastercard Gold Cardはカードの外観が非常に重厚に作られている。カード自体が金属製であるのはもちろん、24金でコーティングされているYellow Goldデザインは非常に華やかだ。一般的なカードの4倍の重さがあり、重厚感も抜群である。

さまざまなコミュニティーへ優先的に参加できる点や、会員同士の交流会があり、各分野で成功を収めた人と触れ合う機会があるのもステータスを感じる瞬間だろう。

「2枚持ちで賢く使いたい50代」に最強の組み合わせ

2枚持ちで賢く使いたい50代におすすめなのは、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードと三井住友カード ゴールド(NL)の組み合わせです。

この2枚を選んだ理由は、「特別な日」の豪華な特典とステータス性に秀でたアメックスと、「日常使い」での圧倒的なポイント還元率を誇る三井住友カード ゴールド(NL)が、互いの長所を活かし、弱点を完璧に補い合えるからだ。

■特別な日にはアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード

顧客との会食や接待、大切な人との記念日といったシーンでは、アメックスが真価を発揮する。

特に、「高級レストランのコース料理が1名分無料になる優待(ゴールド・ダイニング by 招待日和)」は、お店選びの幅を広げ、特別な時間をより豊かにしてくれるだろう。

また、国内外の出張や旅行の際には、手厚い旅行傷害保険や空港ラウンジサービスが心強い味方となる。

歴史とブランドイメージがもたらす高いステータス性も、50代のビジネスパーソンにふさわしい信頼感を与えてくれるだろう。

◾️日常の支払いは三井住友カード ゴールド(NL)で賢くお得に

一方で、コンビニでの支払いや日々の買い物といった日常シーンは、三井住友カード ゴールド(NL)の出番だ。

最大の強みは、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると最大7%(※)になるという驚異的なポイント還元率にある。

さらに、三井住友カード ゴールド(NL)は一度でも年間100万円を利用すれば翌年以降の年会費が永年無料になるため、コストを抑えながら日常のお得さを最大化できる。50代で資産形成を考える人にとっては、SBI証券での投信つみたてでポイントが貯まる点も見逃せない。

※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ 、Samsung Walletで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。

このように、「年会費は高いものの特別なシーンで絶大な価値を提供するアメックス」と、「年会費を無料に抑えながら日常の支払いで効率よくポイントを稼ぐ三井住友カード ゴールド(NL)」、この2枚を使い分けることで旅行・会食、日常生活のお得さ、そしてステータスの高さをすべてカバーできる。

もちろん、この組み合わせが万人にとっての唯一の正解ではない。

たとえば、JALでの移動が多い人は仕事用をJAL CLUB-Aゴールドカードにしたり、日常の買い物はスーパーがメインという人であればプライベート用を三菱UFJカード ゴールドプレステージにしたりと、自分のライフスタイルに合った最強の組み合わせを見つけるとよいだろう。

50代でクレジットカードを初めて持つ人へ審査の不安を解消する方法

ここでは、初めてクレジットカードを作るという50代に向けて、審査の内容と、落ちるのを防ぐための申し込みのコツを紹介します。

また、これまでカードを持ったことがなく審査に不安があるという50代に、おすすめのゴールドカードを紹介する。

知っておきたい審査基準とポイント

クレジットカードの審査基準は各カード会社によって異なり、明確には公表されていません。しかし、各カードの申し込み条件や申し込み時に記入する内容から、ある程度推測は可能です。

まず、審査においては「属性情報」と「信用情報」が重要とされる。

属性情報とは

勤務先や家族構成など申込者本人や家族に関する情報のこと。申込者の支払い能力を推測するための重要な参考資料として利用される。

属性情報には次のようなものがある。

  • 年齢
  • 職業
  • 勤務先・勤続年数
  • 年収
  • 家族構成
  • 居住形態(持ち家か賃貸かなど)
信用情報とは

クレジットカードやカードローン、住宅ローンなどの借入れの過去から現在までの取引に関する個人情報のこと。クレジットヒストリー(クレヒス)とも呼ばれる。

カード会社は信用情報機関(CIC、JICCなど)から申込者の過去の利用履歴や返済状況を確認している。

過去の支払いに遅延や延滞があれば、審査に不利に働く。一方、すでにクレジットカードを所有している場合、利用実績が良好であれば信用力アップにつながるといわれている。

また、申し込み時に留意したいのは、ゴールドカードと一般カードでは申し込み時の条件が異なるという点だ。

たとえば、一般カードでは18歳以上(高校生は除く)であれば問題なく申し込めるものがほとんどだ。しかし、ゴールドカードでは20歳以上という条件が多く、学生は不可としているものが多い。

また、一般カードでは収入条件に特に定めのないものもあるが、ゴールドカードでは基本的に安定継続収入が求められる。

つまり、ゴールドカードは一般カードより審査のハードルが高い傾向にあるということだ。

審査で重視される安定収入・勤続年数は50代に有利

審査と聞くと身構えてしまうかもしれないが、結論から言えば、50代はクレジットカードの審査において有利な年代だと言えます。その理由は、長年の社会人経験によって培われた「安定性」と「信用」が高く評価されるからです。

カード会社が最も懸念するのは貸し倒れリスクであり、「長期間にわたって安定的に支払いができるか」を重視する。

その点、勤続年数が長くなる傾向にある50代は、継続して収入を得ている実績があるため、カード会社にとって信頼性の高い顧客と評価されるだろう。

また、そもそも50代の平均給与は、50代前半で539万6,000円、後半では545万1,000円(出典:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」)と高い水準にある。これは、20代から30代の平均年収266万8,000円〜466万2,000円(同調査より)を大きく上回る。給与の高さ自体も、審査ではプラスの評価になるだろう。

もちろん、中には転職回数の多さや、自営業という働き方に不安を感じる人もいるだろう。

しかし、キャリアアップなど前向きな転職であったり、直近の勤続年数が1年以上あったりすれば、過度に心配する必要はない。自営業やフリーランスであっても、確定申告書などで安定した事業継続を証明できれば、会社員と変わらず評価されるケースもある。

これまで社会人としての実績が十分にある50代なら、自信をもってクレジットカードに申し込めるだろう。

クレジットヒストリー(クレヒス)の重要性:「スーパーホワイト」対策

50代が初めてカードに申し込む際に、特に注意すべきなのは「スーパーホワイト」と呼ばれる状態です。これは過去にカードやローンの利用歴が全くない人を指します。

クレジットヒストリー(クレヒス)はカード利用や返済の実績を示す信用情報だ。クレジットカード審査において非常に重要とされる。

過去時借入れがまったくないことは有利に働くと思われがちだが、20代ならまだしも、50代でスーパーホワイトだと審査に不利になることがある。

社会人を続けていればカードやローンは通常の行為であるため、その履歴がないことを不審に思われるためだ。

対策としては、携帯電話の分割払いを活用して実績を作ったり、審査の通りやすい一般カードから始めてクレヒスを積み上げたりといった方法が有効である。

信用情報はCICJICCなどの信用情報機関から取得可能だ。開示に必要な料金は500円から1,300円程度である。不安な人は事前に自身の状況を把握しておいた方がいいだろう。

50代で初めてカードを作る場合は年齢に見合うクレヒスの有無が審査に影響する。信用はすぐには構築できないので、段階的に利用実績を重ねることが大切だ。

審査落ちを防ぐための申し込みのコツ

50代でクレジットカード審査に通過するためには、まず申し込み時の正確な情報記入が必須です。

年収や勤務先、勤続年数などは事実に基づき正確に記載し、整合性を保つようにしたい。虚偽の記載をすると審査落ちの原因となりやすい。

勤務先の正式名称や住所、電話番号も正確に記載しよう。自営業の場合は収入証明書や確定申告書などの必要書類を事前に用意しておくとスムーズだ。

例えば意図的に年収を実際よりも高く書いたり、他社からの借入額を少なく申告したりすることは避けよう。カード会社は、信用情報機関への確認などにより、これらを簡単に確認できるからだ。

嘘の申告がバレた場合は落ちるだけでなく、その情報が信用情報機関に記録され、これから他のローンやクレジットカードの審査を受ける際にも、マイナスな影響が出てしまうだろう。

正確な情報を提供することは、審査において信頼を得る上で欠かせない。正直に今の状況をありのままに申告することが、通過のコツだ。

さらに、短期間に複数のカードに申し込むのも避けたい。申し込み履歴は信用情報機関に6ヵ月間記録されるため、何枚も申し込むとお金に困っていると判断される恐れがあるからだ。

審査に不安がある50代におすすめのゴールドカード

もし審査に少しでも不安があるなら、最初に狙うべきはスーパーや百貨店などが発行する「流通系」のゴールドカードです。

クレジットカードは発行元によって審査の傾向が異なると言われる。

・銀行系: 銀行が発行するクレジットカード。信頼性やステータス性が高い分、「きちんと返済できるか」という個人の信用情報を厳しく審査する傾向がある。

・流通系: 百貨店やスーパーなどが発行するクレジットカード。カード発行の主な目的が、自社の店舗やサービスで買い物をしてもらうこと(顧客の囲い込み)にある。そのため、自社の顧客になってくれる可能性のある人を広く受け入れる傾向があり、結果として審査のハードルが比較的緩やか。

つまり、審査に不安がある50代にとって、流通系カードが最初の選択肢と言える。

流通系ゴールドカードは、年会費が無料か、実質無料になるものが多く、日々の買い物に役立つ特典が充実しているのが特徴だ。

カード名 主な取得条件 年会費 特徴 公式サイト
エポス
ゴールドカード
通常のエポスカードを利用し、
年間50万円以上利用で
招待状が届く(直接申込も可)
5,000円
(年間50万円の利用で
翌年以降永年無料)
選べるポイントアップショップで
還元率UP、海外旅行傷害保険が
自動付帯
公式サイト
イオン
ゴールドカード
イオンカードで年間50万円以上など、
一定の条件を満たすと招待状が届く
無料 イオンラウンジの利用、
イオン系列での高い還元率、
手厚いショッピング保険
公式サイト
セブンカード・
プラス(ゴールド)
セブンカード・プラスで一定の
条件を満たすと招待状が届く
無料 セブン&アイグループでの高い還元率、
イトーヨーカドーでの割引
公式サイト

銀行系のカードが持つステータス性や、より充実した特典に魅力を感じる人も多いだろう。しかしその場合でも、まずは審査に通りやすい流通系カードで、延滞なく利用する実績(クレジットヒストリー)をきちんと積むことをおすすめしたい。

それが、将来的にステータスカードを手に入れるための、最も確実なステップになると言える。

50代はプラチナカードにランクアップすべきか?

結論から言えば、すべての50代がプラチナカードにすべき、というわけではない。しかし、ライフステージや価値観が変化し、ゴールドカードの特典だけでは物足りなくなった人にとって、プラチナカードは人生をさらに豊かにする強力なツールとなる。

ここでは、まずゴールドとプラチナの具体的な違いを比較し、ランクアップを検討すべきタイミングを解説する。その上で、50代のライフスタイルに合う実力派のプラチナカード3枚を厳選して紹介する。

ゴールドカードとプラチナカードの違いを徹底比較(年会費、特典、限度額)

ゴールドカードとプラチナカードの違いは、年会費や利用限度額はもちろんのこと、優待サービスにも大きな違いがあります。

ゴールドカードはコストパフォーマンスに優れ、日常にワンランク上の快適さを提供するサービスが多い。プラチナカードは、年会費は高額になるが「時間創出」と「特別な体験」という価値を提供するものが多い。

両者を比較したのが、次の表だ。

【ゴールドカードとプラチナカードの比較】
ゴールドカード プラチナカード
年会費 1万円〜2万円程度が多い 3万円〜15万円程度
利用限度額 50万円〜300万円程度
(審査による)
数百万円
コンシェルジュ・
サービス
基本なし
(一部のゴールドで簡易的なサポート)
24時間365日対応の専属コンシェルジュ
(レストラン予約や旅行手配など)
プライオリティ・
パス
なし、または回数制限あり 無料
(同伴者も無料のケースあり)
ホテル優待 一部提携ホテルでの割引あり 高級ホテルでのアップグレード
(レイトチェックインや朝食無料など)
ダイニング優待 提携店で割引あり 高級レストランでコース料理1人分無料など
(2名以上で利用)
旅行保険 海外旅行傷害保険1億円、
国内旅行傷害保険5,000万円が一般的
保険金額が1億円か、
それ以上になるカードもあり

最も大きな違いは、コンシェルジュ・サービスの有無だ。

プラチナカードのコンシェルジュは、24時間365日、要望に応じてレストランの予約から旅行プランの相談・手配までを代行してくれる、いわば秘書のようなサービスだ。多忙な人や、計画の手間を省きたい方にとっては大きな価値がある。

一方、ゴールドカードには基本的にこのサービスがないため、計画は自分で行う必要がある。その分、年会費が抑えられており、計画自体を楽しみたい人や、手配代行の必要性を感じない人にとっては合理的な選択となる。

ホテルやダイニングの優待も、割引などコストパフォーマンスに優れるゴールドに対し、プラチナは部屋のアップグレードやコース1名分無料など、体験の質を高める特典が中心、という違いがある。

ただし、ゴールドカードの中でもラグジュアリーカード Mastercard Gold Cardはプラチナカードかそれ以上の機能を持っている。これは22万円の高額な年会費からも明らかだ。

また、アメリカン・エキスプレスのゴールド・プリファード・カードもプラチナに近いステータスがある。

なお、両者の違いを踏まえると、それぞれ以下のような人に向いている。

ゴールドカードが向いている人
  • 年会費を抑えつつ、空港ラウンジや基本的な保険など、一般カード以上の特典をバランス良く利用したい。
  • レストランやホテルの計画は、自分で情報収集しながら進めるのが好き。
  • まずはコストパフォーマンスを重視して、ステータスカードのある生活を始めたい。
プラチナカードが向いている人
  • 年会費を投資と捉え、予約などの手間を省いて「時間」を有効に使いたい。
  • 会食や海外出張の機会が多く、ホテルやレストランで質の高いサービスを受けたい。
  • より高いステータス性や、高額決済に対応できる利用限度額を求めている。

50代がプラチナカードへランクアップするべきタイミングと判断基準

プラチナカードへのランクアップは、単に年収が上がったからというだけでなく、「お金に対する価値観」や「時間の使い方」が変化したときが最適なタイミングです。

以下に、ランクアップのタイミングが訪れているというサインを紹介する。2つ以上当てはまるなら、あなたはプラチナカードの価値を十分に引き出せる段階に来ている可能性が高いだろう。

サイン①:「元を取る」から「時間を買う」へ価値観が変化した

ゴールドカードの年会費に対して「元が取れるか」と考えていたのが、プラチナカードの高い年会費を「自分の時間を買うための投資」と考えられるようになったら、それは一つのサインだ。

プラチナカードでは、コンシェルジュに会食の店探しや旅行の手配を任せることで、数時間の手間を削減できる。その「時間」に年会費以上の価値を感じられるほど多忙になったり、自分の時間を大切にしたいと考え始めたりしたら、ランクアップを検討する価値は十分にある。

サイン②:旅行や食事のスタイルが「お得さ」から「上質さ」へ変化した

旅行や食事の計画で、いかにお得に済ませるかを重視していた段階から、快適さや特別な体験を求めるようになったときも、ランクアップのタイミングだ。

  • 飛行機の乗り継ぎで、混雑した待合室ではなく静かなラウンジで過ごしたい
  • 夫婦の記念日には、予約の取りにくいレストランで特別なディナーを楽しみたい
  • 旅行先のホテルで、部屋のアップグレードなどワンランク上の滞在をしたい

こうした願望が強くなってきたら、プラチナカードの特典がその期待に応えてくれるだろう。

サイン③:子供が独立し、自分のためにお金と時間を使えるようになった

もちろん、ライフステージの変化も大きな判断基準だ。子供の教育費や仕送りの負担が一段落し、金銭的な余裕だけでなく、夫婦二人の時間や自分の趣味に使える時間が増えたタイミングは、まさにプラチナカードを検討する絶好の機会だ。

これからは自分たちの生活の質を高めていきたいという気持ちが生じたなら、それはゴールドからプラチナカードへのランクアップのタイミングだ。

厳選!50代におすすめのプラチナカード3選

ここでは50代におすすめのプラチナカードを3枚紹介します。

50代でプラチナカードを選ぶ場合、付帯保険や優待を重視したい。特に空港ラウンジなどの優待では、同伴者も無料で利用できるものもある。

また、プラチナカードは付帯保険や優待によるメリットが大きいので、家族カードを持ちやすいかどうかも見ておきたいポイントである。ここで挙げた3枚はいずれも家族カードを1枚無料で作れる。

50代におすすめのプラチナカード3選
カード名 dカード PLATINUM 三井住友カード プラチナ JCBプラチナ
年会費(税込) 2万9,700円 5万5,000円 2万7,500円
ポイント還元
(基本)
1.0% 1.0% 0.5%
付帯保険 海外旅行保険:最大1億円
国内旅行保険:最大5,000万円
買い物安心保険:年間500万円まで
dカードケータイ補償:最大20万円
国内外旅行傷害保険:最高1億円
買い物安心保険:年間500万円
国内外旅行傷害保険:最高1億円
ショッピングガード保険:年間最高500万円
JCBスマートフォン保険
JCBトッピング保険
主な優待 空港ラウンジ無料
プライオリティ・パス(年間10回まで)
レストラン優待サービス
専用サポートデスク
国内ラウンジ無料
プライオリティ・パス
コンシェルジュサービス
プラチナオファー
Visaプラチナゴルフ
ヘリコプタークルージング特別優待
など
プライオリティ・パス
プラチナ・コンシェルジュデスク
ゴルフ場手配
グルメ・ベネフィット
JCBプレミアムステイプラン
など
国際ブランド Visa、Mastercard Visa、Mastercard JCB
家族カード 1枚目無料
2枚目以降1,100円
無料 1枚目無料
2枚目以降3,300円
申し込み条件 満20歳以上(学生を除く)で、
安定した継続収入があること
個人名義であること
本人名義の口座を支払い
口座として設定すること
満30歳以上で本人に
安定継続収入があること
20歳以上で本人に
安定継続収入のある人
(学生不可)
詳細 dカード PLATINUMの
詳細を見る
三井住友カード プラチナの
詳細を見る
JCBプラチナの
詳細を見る
※dカード、三井住友カード、JCBの公式サイトを参照して筆者作成

dカード PLATINUMはコスパを求める50代向き

カード名 dカード PLATINUM
年会費(税込) 2万9,700円
ポイント還元(基本) 1.0%
付帯保険 海外旅行保険:最大1億円
国内旅行保険:最大5,000万円
買い物安心保険:年間500万円まで
dカードケータイ補償:最大20万円
主な優待 空港ラウンジ無料
プライオリティ・パス(年間10回まで)
レストラン優待サービス
専用サポートデスク
国際ブランド Visa、Mastercard
家族カード 1枚目無料
2枚目以降1,100円
申し込み条件 満20歳以上(学生を除く)で、安定した継続収入があること
個人名義であること
本人名義の口座を支払い口座として設定すること
詳細 dカード PLATINUMの
詳細を見る
※dカードの公式サイトを参照して筆者作成

dカード PLATINUMは年会費が3万円以下と比較的低価格ながら、旅行保険や携帯補償、コンシェルジュサービスが揃うコストパフォーマンスの高い1枚だ。

50代にとって特に魅力的なのが、購入から3年間最大20万円補償されるdカードケータイ補償だ。本会員だけでなく家族カードを利用する家族会員も対象となっている。

dカード PLATINUMは年10回までプライオリティ・パスが利用できるため、海外出張・旅行にも対応している。

このカードはdカード特約店やネットショッピングで還元率が上がり、d払い連携もあるため、日常使いにも適している。

dカード PLATINUMのデメリットは、ドコモユーザーでない場合ポイント還元や受けられる補償が限定的になってしまう点だ。

しかし、dカード PLATINUMは年会費に対するサービスの質が高く、着実にプラチナカードのメリットを受けたい人におすすめの1枚だ。

dカード PLATINUMの
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三井住友カード プラチナは安心とステータスを求める50代におすすめ

カード名 三井住友カード プラチナ
年会費(税込) 5万5,000円
ポイント還元(基本) 1.0%
付帯保険 国内外旅行傷害保険:最高1億円
買い物安心保険:年間500万円
主な優待 国内ラウンジ無料
プライオリティ・パス
コンシェルジュサービス
プラチナオファー
Visaプラチナゴルフ
ヘリコプタークルージング特別優待
など
国際ブランド Visa、Mastercard
家族カード 無料
申し込み条件 満30歳以上で本人に安定継続収入があること
詳細 三井住友カード プラチナの
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※三井住友カードの公式サイトを参照して筆者作成

銀行系カードである三井住友カード プラチナは、落ち着いたステータスを求める50代にとって信頼と安心、ステータスを示せる1枚だ。

50代にとって魅力的なのは、24時間対応のコンシェルジュサービスや、2名以上利用で1名分が無料となるプラチナグルメクーポンだ。これらは50代の余暇の時間を確実にレベルアップしてくれる。

さらに、三井住友カード プラチナはプライオリティ・パスを無制限で利用でき、手荷物宅配や空港クロークで割引が受けられるなど、50代の旅にはうれしい優待が揃っている。国内外の旅行傷害保険も最高1億円と充実しており、出張や家族旅行の際も安心だ。

三井住友カード プラチナは年会費が高めな点がデメリットだが、ビジネスや旅行、外食などで活用すれば十分に元が取れるだろう。

三井住友カード プラチナの
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JCBプラチナは国内志向の強い50代におすすめ

カード名 JCBプラチナ
年会費(税込) 2万7,500円
ポイント還元(基本) 0.5%
付帯保険 国内外旅行傷害保険:最高1億円
ショッピングガード保険:年間最高500万円
JCBスマートフォン保険
JCBトッピング保険
主な優待 プライオリティ・パス
プラチナ・コンシェルジュデスク
ゴルフ場手配
グルメ・ベネフィット
JCBプレミアムステイプラン
など
国際ブランド JCB
家族カード 1枚目無料
2枚目以降3,300円
申し込み条件 20歳以上で本人に安定継続収入のある人(学生不可)
詳細 JCBプラチナの
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※JCBの公式サイトを参照して筆者作成

JCBプラチナは、日本発の国際ブランドJCBによる国内重視型のプラチナカードで、非常にバランスのいいスペックである。

JCBプラチナが50代にとって魅力的なのは、高級レストランで1名分が無料になるグルメ・ベネフィットや、国内の高級ホテルで優待が受けられるJCBプレミアムステイプランなど、日常の体験の質を上げてくれる特典が充実している点だ。

また、このカードはJCBプラチナ・コンシェルジュが旅行や予約をサポートしてくれる。プライオリティ・パスも無制限で利用できるため、年会費に対するサービスの質は高い。

JCBプラチナのデメリットは海外で利用できる店がやや少ない点だ。

JCBプラチナは国内志向の強い人や、夫婦で質の高い時間を楽しみたい50代に最適な1枚だ。

JCBプラチナの
詳細を見る

ゴールドカードからさらに上「ブラックカード」とは?

ブラックカードはクレジットカードで最もランクの高い「究極のステータスカード」です。多くはカード会社からの招待状(インビテーション)がなければ手にすることができません。

年会費は10万円台から、中には50万円を超えるものも存在するが、その分プラチナカードではより上質なサービスが期待できる。

その分、専属コンシェルジュや会員限定イベント、高級ホテルのVIP待遇など、他のランクのカードにはないサービスが用意されている。

例えばJCBザ・クラスでは、ハイヤーサービスや海外クルーズでの優待、有名シェフを招いだ美食イベントなど、ブラックカード会員限定のプレミアムな特典も多い。

ブラックカードは、50代では経営者や富裕層が対象となるだろう。入手したい場合は、プラチナカードで実績を積んでインビテーションが来るのを待とう。

50代のゴールドカード活用術:さらに便利でお得に使うコツ

これまでゴールドカードの優待や特典を中心に紹介してきたが、他にも活用次第で便利になる機能があります。

ここでは次の項目について紹介する。

家計管理に役立つ明細やアプリ連携

ゴールドカードは50代の家計管理ツールとしても非常に有効です。

子どもの独立などで家計の状況が変わりやすいこの時期、多くのカード会社が提供する公式アプリを使えば、支出の「見える化」が簡単に行える。

紙の明細と違ってリアルタイムで利用状況を把握できるため、「今月は少し使いすぎているな」といった意識が働き、自然と無駄遣いが減るだろう。

たとえば、三井住友カード ゴールド(NL)のアプリ「Vpass」では、複数のカードや銀行口座を一括管理できるため、お金の流れを掴むのに役立つ。支出が食費や交通費などのカテゴリに自動で分類されるため、夫婦二人になった後の家計の変化も一目で把握できる。

また、楽天プレミアムカードではポイント残高や有効期限もアプリから確認でき、ポイントを無駄にすることなく活用が可能だ。

紙の明細より早く、いつでもチェックできるため、使いすぎを防ぎ、計画的な家計運営につながるだろう。

家族カードの活用

夫婦二人での生活はもちろん、独立して離れて暮らす子どもがいる世帯でも、家族カードの活用は検討したいです。

家族全員の支払いを一つの口座にまとめられるため家計管理が楽になるだけでなく、家族の利用額を本会員のカードに合算でき、ポイントを効率的に貯められる。

さらに、本会員よりも年会費が安く設定されていることが多いため、空港ラウンジや旅行保険などの特典を一部共有でき、コストを低く抑えられる。

ただし、利用限度額は本会員と共有のため、使いすぎには注意が必要だ。支払い責任も本会員にあるため、家族間でルールを決めておくことが大切になる。

家族カード作成におすすめのゴールドカードには、次のものがある。

三井住友カード ゴールド(NL) 楽天プレミアムカード dカード GOLD
家族カード
年会費
無料 550円 1枚目無料
2枚目以降1,100円
特典例 国内外旅行傷害保険、
買い物安心保険
国内空港ラウンジ、
楽天ポイント家族間移動
ドコモ利用料金還元、
ケータイ補償
向いている
家庭
家族と家計管理を共有したい人 楽天経済圏で生活する家族 ドコモ利用者が多い家庭
公式サイト 三井住友カード ゴールド(NL)の
詳細を見る
公式サイト dカード GOLDの
詳細を見る
※三井住友カード、楽天カード、dカードの公式サイトを参照して筆者作成

Q&A

50代の女性におすすめのゴールドカードは?
ライフスタイルの充実と家計管理のしやすさを両立させてくれるゴールドカードがおすすめだ。

三井住友カード ゴールド(NL)、エポスゴールド、楽天プレミアムカードがそれに当たる。

三井住友カード ゴールド(NL)は支出をスマホで管理できる上、コンビニ・飲食店などの対象店舗でスマホのタッチ決済をするとポイント還元率が高い。ファストフードやファミレスなど普段使いのお店も多く対象になっているため、日常生活でお得になりやすいのがメリットだ。

エポスゴールドは全国の飲食店やレジャーに対して優待があり、楽しみながらお得を感じられるだろう。

楽天プレミアムカードはプライオリティ・パスが利用できるため海外旅行によく行く人におすすめである。もちろん楽天グループでの買い物が多い人にも向いている。
50代の専業主婦でもゴールドカードを持てる?
可能なカードもある。申込者本人の収入がない専業主婦でも、世帯収入を元に審査されるケースがあるためだ。

たとえば三菱UFJカード ゴールドプレステージの申し込み資格は、本人または配偶者に安定した収入のあることとなっている。また、楽天プレミアムカードのように年収要件が明記されていないカードなども申し込めるだろう。
50代に人気のクレジットカードは?
収入やライフスタイルが安定している50代は、コストパフォーマンスと優待や特典のバランスが良いカードを選ぶと考えられる。

クレジットカードを持つ目的にもよるが、三井住友カード ゴールド(NL)、楽天プレミアムカード、エポスゴールド、dカードGOLD、JCBゴールドなどが人気と言えるだろう。
50代の男性におすすめのゴールドカードは?
出張や旅行が多い人はJCBゴールドや楽天プレミアムカード、コスパ重視なら三井住友カード ゴールド(NL)、通信費やスマホが高い人はdカード GOLDなどがおすすめだ。

50代は一般的に収入が安定しているが、家族カードでの支出の共有、ビジネスや旅行時の優待、節約やポイント還元など、カードを選ぶ際に考えることは多い。上で挙げたカードであればメリットを十分に享受できるだろう。
50代にとって究極の1枚のゴールドカードは?
1枚選ぶとすれば三井住友カード ゴールド(NL)だ。

条件によって年会費が永年無料、家計管理機能が充実、対象店でスマホのタッチ決済で最大7%となるポイント還元率というコストパフォーマンスながら、国内外旅行傷害保険やショッピング補償があり、家族カードも年会費無料である。

さらに三井住友銀行グループの安心感とステータスも併せ持つため、誰が持っても恥ずかしくない1枚といえる。
50代でクレジットカードを持ってないがゴールドカードを作れる?
50代の収入と勤続年数を考えれば十分作ることは可能だ。

ただし、これまでカードやローンなどを使っていない、いわゆるクレヒスがスーパーホワイトの人は注意が必要だ。この場合は携帯電話の分割払いや一般カードを経由してコツコツ信用を積む方がいいだろう。
定年後にもおすすめのクレジットカードは?
年会費の負担が少なく、旅行・買い物・医療など生活に役立つ特典があるカードがいいだろう。

具体的には、エポスゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめだ。どちらも日常の生活でお得を実感できるだろう。

この2枚は年会費が安く、条件次第で無料になることもある。エポスゴールドカードはマルイグループやレジャー・飲食・旅行で優待が受けられ、三井住友カード ゴールド(NL)はコンビニやファミレスなどでポイント還元率が高い。

松岡紀史
筑波大学大学院経営・政策科学研究科(現システム情報工学研究科)でファイナンスを学び、修士(ビジネス)を取得。2010年、保険・投資信託を売らない完全に中立なファイナンシャル・プランニングを提供するため、神戸で「ライツワードFP事務所」を設立。マネーセミナーや執筆のかたわら、10年以上フィー・オンリーのファイナンシャル・プランナーとして従事している。

■保有資格:日本FP協会認定AFP
筑波大学大学院経営・政策科学研究科(現システム情報工学研究科)でファイナンスを学び、修士(ビジネス)を取得。2010年、保険・投資信託を売らない完全に中立なファイナンシャル・プランニングを提供するため、神戸で「ライツワードFP事務所」を設立。マネーセミナーや執筆のかたわら、10年以上フィー・オンリーのファイナンシャル・プランナーとして従事している。

■保有資格:日本FP協会認定AFP