本記事では、三井住友カード(NL)の良い口コミと悪い口コミ、おすすめしないと言われる理由、おすすめな人の特徴について解説している。はたして三井住友カード(NL)が自分に合うクレジットカードなのかどうか。読み終わるまでにおわかりいただけるに違いない。
三井住友カード(NL)の口コミからわかる評判
三井住友カード(NL)は、メガバンクの三井住友銀行を傘下に持つ三井住友フィナンシャルグループの子会社、三井住友カードが提供するクレジットカードだ。知名度が高く、初めてクレジットカードを利用する人でも安心して利用できるだろう。
三井住友カード(NL)の良い口コミ
良い口コミには、年会費無料、海外旅行に持っていくときに便利、セキュリティ面に関するものが多く見られた。
セキュリティが高く海外でも安心して利用できる
三井住友カード(NL)はセキュリティの高さに定評がある。
ぽぽぽぽーん|女性|40代|愛媛県
セキュリティが非常に高く、カード情報が印字されていないために盗難や不正利用のリスクが大幅に減ります。海外旅行中も安心して利用出来ました
三井住友カード(NL)には券面にクレジットカード番号が表示されていないため、他人や店員にクレジットカード番号を見られるリスクがない。
また3Dセキュアという不正利用に遭いにくい本人認証システムや、なりすましメールへの対策として送信ドメイン認証を導入するなど、強固なセキュリティ対策を施している。
海外旅行に安心して持っていけるだろう。
使える場所に困らない
年会費が無料である点、幅広い用途に利用できる点を評価する声が多かった。
joku|男性|50代|愛知県
年会費が永年無料であること。 ポイントの使い勝手が非常に良い。(最低使用単位が1ポイントから使える、支払いに充当できる)
三井住友カード(NL)で支払うと200円に1つき1ポイントが貯まり(基本還元率0.5%)、ポイントや景品やマイル、他社ポイントに交換できるため、使い道に困らない。
特定の店舗で還元率がアップするのでポイントを貯めやすい
大手コンビニなど多くの人が頻繁に使う店舗でのポイント還元率を高く設定しているため、ポイントが貯めやすいという意見が多かった。
HY|男性|40代|長野県
コンビニエンスストアでタッチ決済で7パーセントはとてもいいので続けてほしい。キャンペーンがたくさんあるのでポイントを貯めたくなる工夫がいい
三井住友カード(NL)は大手コンビニやファストフード店で、スマホのタッチ決済を利用するとポイント還元率が最大7%になる。該当店舗を頻繁に利用するならポイントを貯めやすく感じるだろう。
三井住友カード(NL)の悪い口コミ
三井住友カード(NL)の悪い口コミは、基本還元率が0.5%と低い点、ショッピング保険が付帯していない、アプリの動作が遅いといった意見が目立った。
実際に三井住友カード(NL)を作るときは、悪い口コミも確認しておこう。
基本還元率が低い
基本還元率、ショッピング保険が付帯しない、カード番号の確認が面倒と感じる方は、一定数いるようだ。
MM|60代|男性|北海道
通常の利用におけるポイント還元率が0.5%とやや低いこと ショッピング保険が付帯していないこと カード番号の確認が面倒なこと
基本還元率が1.0%のカードもあるため、0.5%は低いと感じるのは仕方ないだろう。ショッピング保険が付帯していない点に不便を感じる人は多い。
券面にカード番号が表示されず、アプリを確認しなければならない点に不便を感じる人もいるようだ。
カードを使う場所が限定されている
所定の店舗以外では基本還元率が適用されるため、利用可能な店舗が限定されるという意見もある。
たら|50代|女性|東京都
コンビニ・ファミレス以外での利用ではそれほどポイント等の還元が良いと思えないので、あえてこのカードを使う場所が限定される印象
対象店舗で利用できるメリットは非常に大きいが、利用できる場所が限定されているため、他のカードと上手に使い分ける必要がありそうだ。
アプリの動作が遅い
キャンペーンの申込や利用明細の確認など、アプリやホームぺージの使いづらさや動作が遅い点を指摘する口コミが散見された。
AS|40代|男性|栃木県
アプリやHPが非常に使いづらく、キャンペーンの申し込みや、くじの抽選にとても時間がかかるため、使用していてストレスがかかるかもしれません
クレジットカード番号や明細を確認するため、アプリを頻繁に利用するケースが多いかもしれない。アプリは時間があるときに使用するなど、ある程度動作が遅いことを織り込んでおく必要がありそうだ。
三井住友カード(NL)がおすすめしないと言われる理由
三井住友カード(NL)は次のような理由から、おすすめしないと言われることがある。
ポイント還元率が高いとは言えない
三井住友カード(NL)の基本のポイント還元率は0.5%だ。他社では1.0%を超えるカードもあるため、高いとは言えない。
1万円の買い物をした場合、還元率0.5%では付与されるポイントは50ポイントだが、1.0%なら100ポイントだ。還元率がアップする対象店舗を利用しない人がおすすめできないと感じてもやむを得ないだろう。
カード番号の確認が面倒
三井住友カード(NL)はカード番号が券面に表示されないため、セキュリティ面で優位性があるが、カード番号を確認するには、会員サイトにログインをしてトップ画面のカード番号ボタンを押し、画面を表示しなければならない。
カード番号を確認したいときなどは、手間に感じてしまうこともあるだろう。
国内旅行傷害保険の付帯がない
三井住友カード(NL)は最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯している。しかし国内旅行傷害保険がないため、国内旅行中に万が一のことが起きたときに備えるためには、別途、損害保険会社などで別途加入しなければならない。
他の年会費無料のカードのなかには、海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険どちらも付帯しているものもあるため、三井住友カード(NL)の補償内容に物足りなさを感じる人もいるようだ。
なお、三井住友カード(NL)の海外旅行傷害保険は利用付帯となっており、旅行費用を三井住友カード(NL)で支払わなければ補償の対象とならないので注意したい。
ただし、これは三井住友カード(NL)固有のデメリットではない。多くのクレジットカード会社の国内外の旅行傷害保険は利用付帯となっており、カードを持っているだけで補償されるわけではない。
ショッピング補償が付帯していない
カードで購入した商品が破損したり、盗難されたりしたときの損害を補償するショッピング補償が三井住友カード(NL)には付帯していない。
他社の年会費無料のクレジットカードのなかには、ショッピング補償が付帯しているものもある。
すでにそうしたクレジットカードを知る人にとって、三井住友カード(NL)にショッピング補償が付いていない点は気になるだろう。
特に海外では日本よりも窃盗などに遭うリスクが高い。三井住友カード(NL)しか持っていない人で、海外旅行への渡航で、スリや窃盗のリスクに備えたいときは、別途、盗難の補償がついた海外旅行傷害保険などに加入することをおすすめする。
国際ブランドがVISAとMasterCardだけに限られている
三井住友カード(NL)は国際ブランドがVISAかMastercardしか選べない。市場調査コンサルティングのイプソスの「2020年キャッシュレス大規模調査」によると、日本で利用されたクレジットカードの国際ブランド別シェアの1位はVISA、2位がJCB、3位Mastercardと続く。JCBは日本で唯一の国際ブランドのため、日本国内の加盟店が多い。あまり海外旅行や海外出張に出かけることがなく、国内でカードを利用する機会が多い人は不便に感じることもあるかもしれない。
三井住友カード(NL)は本当におすすめできない?
三井住友カード(NL)に対する後ろ向きな意見もあるが、実は次のようなタイプにとっては非常に便利なカードだ。
● 旅行や出張で欧米に行く機会が多い人
● 積立投資をしたい人
三井住友カード(NL)は以下の店舗でカードタッチ決済をすると還元率が5.0%、スマホタッチ決済なら7.0%にアップする。以下の店舗を利用する人にはおすすめと言える。
● セイコーマート
● セブン-イレブン
● ポプラ
● ミニストップ
● ローソン
● マクドナルド
● モスバーガー
● ケンタッキーフライドチキン
● サイゼリヤ
● ガスト
● バーミヤン
● しゃぶ葉
● ジョナサン
●その他すかいらーくグループ飲食店※ ● ドトール
● エクセルシオールカフェ
など
またVISAはアメリカ方面、Mastercardはヨーロッパ方面に強いと言われている。欧米に旅行や出張に出かける方は、多くの店舗で利用できるだろう。
さらに三井住友カード(NL)は、SBI証券で扱う一部の投資信託の買い付けるときにもメリットがある。
三井住友カード(NL)を使って該当する投資信託の買い付け代金をクレジットカード決済すると、0.5%のポイント還元が受けられる。ただし投資信託以外に、年間10万円以上、カードを利用していることが条件だ。
そもそも三井住友カード(NL)とは
三井住友カード(NL)の商品概要は次の通りだ。
申込対象 | 満18歳以上(高校生除く) |
---|---|
還元率 | 200円につき1ポイント |
年会費 | 永年無料 |
家族カード年会費 | 永年無料 |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険のみ最高2,000万円(利用付帯) |
利用可能枠 | 100万円 |
国際ブランド | Visa、Mastercard® |
ポイントサービス | Vポイント |
支払い日 | 15日締め翌月10日払い/月末締め翌月26日支払いのいずれか |
三井住友カード(NL)は券面にクレジットカード番号が記載されておらず、Vpassアプリを使用してスマートフォンでカード番号や有効期限といった情報を確認する仕組みのカードだ。
三井住友カード(NL)のキャンペーン情報
三井住友カード(NL)に関連するキャンペーンを3つ紹介する。
入会月の1ヵ月後末までに1万円ごとの利用で1,000円相当のVポイントが付与される。付与されるVポイントの上限は2,000ポイントだ。
● 学生限定、新規入会で1,000円分プレゼント
対象期間中に三井住友カード(NL)を新規発行した学生に1,000円のVポイントPayギフトをプレゼント
● スマホタッチ決済で3,000円プレゼント
対象期間中に新規入会し、入会月の1ヵ月後末までにスマホのVISAタッチ決済、Mastercardタッチ決済を1回以上利用すると、最大3,000ポイントのVポイントPayギフトがプレゼントされる。
三井住友カード(NL)の申込方法
10秒で発行される即時発行の手順を紹介する。
- 公式サイトのカードを作るボタンを押す
- 三井住友カード(NL)のカードの詳細を見るボタンを押す
- 今すぐ申し込むボタンを押す
- 即時発行でお申し込みを選択
- 国際ブランドやカードデザインを選択し、氏名、住所などを入力
- 勤め先、家族の情報を入力
- 暗証番号の設定し、キャッシング枠の有無やマイ・ペイすリボの機能の要否を選択
- 口座情報を入力し審査に入る
- 審査通過後、本人確認のための電話認証が行われる
- 完了後カード番号が発行される
手元に口座情報がわかるキャッシュカードや通帳などを用意しておくと、スムーズに手続きが進むだろう。
デメリットを知って使えば便利な三井住友カード(NL)のまとめ
三井住友カード(NL)は基本還元率が低いが、特定の店舗で利用すれば還元率が最大7.0%にアップする。カード番号の確認が面倒という意見もあるが、その分セキュリティが高いと言える。
また国際ブランドがVISAとMastercardに限られるが、欧米に旅行や出張に行く人にとっては便利だ。
このように三井住友カード(NL)はメリットも大きい。デメリットは他のカードとの併用で、三井住友カード(NL)のメリットを最大限活用すると良いだろう。