18歳・19歳がお金を借りる方法は？即日で借りられるカードローンを紹介！

18歳や19歳がお金を借りる方法には、カードローン、学生ローン、クレジットカードのキャッシング機能、目的別ローンなどがある。借りた資金の使い道や収入の有無などによって、どの方法がおすすめかは異なる。

生活費や友人との交際費用にお金を使いたいのなら、カードローンが向いている。大手カードローンのなかでは、プロミスのみが18～19歳で収入があれば申し込める。

多少利便性に欠けても良いのであれば、中小消費者金融が提供している学生ローン（学生専用の商品）も、高校生や大学生なら利用できる。

クレジットカードのキャッシング機能も、借りたお金を自由に使いたいときには使いやすいだろう。

一方、学費を工面したかったり、サークルで使う道具の購入や遠征費がほしかったり、お金を借りたい理由が特定の事柄なら、目的別ローンが金利が低くておすすめだ。

（※）ショッピングローンの場合は、学生や専業主婦（主夫）であれば、無職であっても契約可能である。ローンとは名乗っているが実際は割賦販売といってクレジットカードのショッピング機能と同じ仕様であり、法律上の特例が認められて申し込めるためだ。

プロミスに申し込む
（公式サイト）

18歳・19歳がお金を借りるおすすめの方法15選！

18歳・19歳がお金を借りるおすすめの方法は、プロミスのカードローン、マルイやフレンドの学生ローン、クレジットカードのキャッシング機能、みずほ銀行や中国銀行が提供する目的別ローンなどである。

世の中に数あるお金を借りる方法の中で、18～19歳でも利用できるものは少ない。20歳未満を申し込み対象としているローン商品が少ないためだ。

しかし選択肢は少なかったとしても、18歳・19歳でもお金を借りられる方法は確かに存在する。自分の状況に合ったものを選び、活用しよう。

自分に合ったサービスを選ぶ上での基準として、まずは借りたお金の用途を明確にすると良い。借り入れサービスによっては、使い道に制限がかけられているためである。

借りたお金を普段の食事代や飲み代、趣味におしゃれに……とさまざまな用途に使いたいのなら、カードローンや学生ローン、クレカのキャッシングなどが選択肢になる。

一方、借りたお金の使い道が限定的なのであれば、銀行の目的別ローンや国の教育ローンなどが良いだろう。使い道が自由なローンに比べると、低金利で借りやすいのが特徴だ。

プロミスは18歳からお金を借りられて使いやすさも抜群

プロミスに申し込む
（公式サイト）

友人と遊んだり趣味に使ったりするためにお金を借りたい18歳や19歳には、プロミスのカードローンが適している。カードローンは、原則として使い道が自由な融資商品であるためだ。

カードローンはプロミス以外にもさまざまあるが、18歳や19歳が申し込めるものは数が少ない。成人年齢の法改正後も、多くのカードローンが申し込み対象を20歳以上にしている。

プロミスは表中の大手カードローンの中で唯一、18～19歳でも申し込める。ただし高校生は利用できない。

この後に紹介する学生ローンをはじめ、中小消費者金融のローンであれば18歳や19歳でも利用できるケースはあるが、大手と比べるとサービスが充実していない。

無利息サービスとは、一定期間は利息が一切かからず、安くお金を借りられるサービスだ。プロミスをはじめ大手カードローンではよく見かける特典だが、中小では提供されていないケースが多い。

またプロミスなら借り入れも返済も、ATMやスマホ・パソコンを使って簡単に行えるが、そのほかの中小消費者金融のローンは口座振込や銀行振込、店頭など方法が限られていて利便性に欠ける。

プロミスに申し込む
（公式サイト）

プロミスでお金を借りる方法

プロミスでお金を借りる際は、事前に申し込みに必要な書類を準備しよう。

プロミスの申し込みに必要な書類は以下だ。

プロミスのカードローンの申し込みは、ウェブサイトまたはアプリから行うのが手軽でおすすめだ。

プロミスでは申込時にローンカード発行の希望有無を選択するが、カードレスにするとウェブ完結で申し込める。ウェブ完結なら契約書類を自宅に送付されずに済むので、親に知られるのが不安な人はカードレスにすると良い。

プロミスに申し込む
（公式サイト）

マルイの学生ローンは高校生でも18歳なら申し込める

マルイの学生ローンは、18歳の高校生でもお金を借りられるのが特徴だ。一般的なローン商品は大学生以上を対象としているため、マルイのように高校生を対象としたものは非常に珍しい。

マルイでお金を借りる方法

マルイの学生ローンは、ウェブサイトまたは東京の高田馬場に所在する店舗での申し込みに対応している。お金を手渡しで受け取りたい（通帳に記録が残るのを避けたい）場合以外は、ウェブサイトから申し込もう。

マルイに申し込む
（公式サイト）

フレンド田の学生ローンは友達を紹介するほど金利が低くなる

フレンド田の学生ローンは、友人を紹介すればするほど上限金利が下がり安く借りられる。18歳や19歳で、同じようにお金に困っている友人がいて紹介できそうなのであれば検討してみよう。

フレンド田でお金を借りる方法

フレンド田の学生ローンは、東京の高田馬場に会社があるため、東京住まいであれば店頭でも申し込みやすいが、より気軽なのはウェブサイトからの申し込みだ。

フレンド田に申し込む
（公式サイト）

カレッヂはカードローンとしても使える学生ローン

カレッヂの学生ローンは、「利用してみたいけど、追加融資を気軽に受けられない点が気になる」という18歳や19歳に適している。カレッヂカードに申し込めば電話連絡なしで、追加でお金を借りられるためだ。

カレッヂカードは、カレッヂの会員になると申し込めるようになる。通常は追加融資の希望時には電話連絡が必要だが、カレッヂカードがあれば、セブン銀行ATMから借り入れができる。

「家に郵送物を送られたくない」「家族の前で電話がかかってきたら気まずい」など、不安がある場合には、ウェブ完結できる大手カードローンのプロミスのほうが良いだろう。

カレッヂでお金を借りる方法

カレッヂの学生ローンもフレンド田同様、東京高田馬場に店舗があるので、東京住まいなら店頭でも申し込みやすい。それ以外の人はウェブ申し込みがおすすめだ。

カレッヂに申し込む
（公式サイト）

セゾンカードはクレジットカードもほしい18歳や19歳におすすめ

セゾンカードは、クレジットカードも作りたいと考えている18歳や19歳におすすめである。

クレジットカードは通常のショッピング枠のほかに、キャッシング機能を付けられるものが多いが、カードローン同様、法改正後も20歳以上を対象としているカード会社がほとんどだ。

セゾンカードの場合は、18歳以上であれば学生であってもキャッシングを申し込める。

セゾンカードにはさまざまな種類があるが、18歳や19歳におすすめなのは、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス（R）・カードと、SAISON CARD Digitalだ。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス（R）・カードと、SAISON CARD Digital は2枚とも最短5分の審査後、すぐにキャッシングでお金を借りられるのがメリットだ。

この2枚にキャッシング機能の違いはないが、クレジットカードとしての特典を重視するなら、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス（R）・カードのほうが良いだろう。クレジットカードを登録したQUICPayで支払いをすると、ポイントが2.0％還元でもらえてお得だからだ。

しかしセゾンパール・アメリカン・エキスプレス（R）・カードは、年1回以上のカード利用がないと、2年目以降は年会費が1,100円（税込）かかってしまう。

クレカをほとんど使う予定がないのなら、年会費が永年無料のSAISON CARD Digitalを選ぶと良いだろう。

SAISON CARD Digitalに申し込む
（公式サイト）

セゾンカードでお金を借りる方法

セゾンカードの契約後に即日でお金を借りる方法は、アプリまたはウェブから申し込めるONLINEキャッシングだ。契約後、平日14：30までにONLINEキャッシングを利用すれば、即日融資も受けられる。

またセゾンカード本体の到着後は、ATMからの借り入れも可能になる。

SAISON CARD Digitalに申し込む
（公式サイト）

みずほ銀行「多目的ローン（無担保）」は年収200万円以上の人におすすめ

みずほ銀行の多目的ローン（無担保）は申し込み条件が厳しめだが、全国展開している銀行のため、住まいを問わず利用しやすいのがメリットだ。

みずほ銀行の多目的ローン（無担保）の申し込み条件は、前年度の年収が200万円以上あることや2年以上の勤続年数があることなどだ。アルバイトでも構わないので月平均17万円程度の収入を得ている18歳や19歳にはおすすめだ。

みずほ銀行の多目的ローン（無担保）でお金を借りる方法

みずほ銀行の多目的ローン（無担保）は、ウェブサイトから申し込むのが手軽だ。しかし早くお金を借りたいのであれば、最終的な契約は銀行窓口でするのが良いだろう。

みずほ銀行の多目的ローン（無担保）に申し込む
（公式サイト）

中国銀行「目的ローン」は新卒内定中の高校生や大学生におすすめ

中国銀行の目的ローンは、新卒内定中や、すでに正社員として働き始めている18歳や19歳におすすめだ。

ただし中国銀行の目的ローンは目的型のため、生活費や飲み代などのちょっとした用途では使えない。車や家電などの購入、またはジムの入会費やサークルで必要な道具代など、10万円以上のまとまった金額が必要なときに活用しよう。

また中国銀行の営業区域に自宅や勤務先がない場合は、目的ローンへの申し込みはできない。中国銀行は岡山県を中心に中国・四国地方で展開されているほか、兵庫県に6行、東京都と大阪府にも1行ずつある（※中国銀行店舗・ATM検索、2024年10月5日現在）。

中国銀行の目的ローンでお金を借りる方法

中国銀行の目的ローンは、窓口や電話でも申し込めるが、手軽なのはウェブサイトだ。

※中国銀行のキャッシュカードを持っていない場合、契約手続きは窓口でのみ

中国銀行の目的ローンに申し込む
（公式サイト）

静岡銀行「しずぎんMyローン」はアルバイトでも申し込める目的別ローン

静岡銀行のしずぎんMyローンは、アルバイトの18歳や19歳であっても使いやすい目的型のローンだ。年収条件がなく、申し込みエリアの制限もないため誰でも申し込みやすい。

ただし、静岡銀行のしずぎんMyローンの申込時に提出する本人確認書類は、運転免許証のみが認められている。また、目的型のローンなので、使い道が限られ、資金を何に使うかの見積書や請求書などが必要になる点は注意が必要だ。

静岡銀行のしずぎんMyローンでお金を借りる方法

しずぎんMyローンは、ウェブサイトからの申し込みを基本としている。

※正式な申し込みまでに静岡銀行の口座開設が必要となるが、口座開設もエリアを選ばず、ウェブサイトから可能

しずきんMyローンに申し込む
（公式サイト）

九州ろうきん「マイプラン」はエリア限定だが低い金利で借りられる

九州ろうきんのマイプランは、お金をできるだけ低い金利で借りて、さまざまなことに使いたい18歳や19歳に向いている。

マイプランは、一般的なカードローンに比べて金利が低く、最高でも9.40％だ。カードローンのため、使い道も原則自由である。

なお、九州ろうきんのようなろうきん（労働金庫）は各地にあるが、カードローンの対象年齢や金利などは場所によって異なるので注意しよう。

対象年齢に関しては、中央ろうきんを除き、以下全てが18歳から申し込み可能だ。

九州ろうきんのマイプランでお金を借りる方法

九州ろうきんのマイプランは、18歳や19歳だと店頭でしか申し込めない。ウェブサイトで最寄りの店舗を検索したうえで出向こう。
出典：ろうきん店舗・ATM検索

九州ろうきんのマイプランに申し込む
（公式サイト）

北星信用金庫（北海道）「カードローン あんしん」はエリア限定だが金利が低い

北星信用金庫は、18歳以上ならパートやアルバイトでも利用できると明記している。

北星信用金庫の金利はカードローンのなかでは比較的低い年13.0％～14.0％なので、なるべく返済額を抑えたい人におすすめだ。

ただし自宅や勤務先が北星信用金庫の近くになくては、申し込めない。北星信用金庫は本店が北海道名寄市にあるほか、札幌や旭川など北海道の各市・郡に点在している。
出典：北星信用金庫・営業店一覧

北星信用金庫でお金を借りる方法

北星信用金庫のカードローンは、ウェブサイトから申し込むのがスムーズだ。ただし最終的な契約手続きは、北星信用金庫の各本支店まで出向く必要がある。

北星信用金庫に申し込む
（公式サイト）

オリコプロダクトファイナンス「運転免許ローン」は学生なら支払い開始を先延ばしにできる

オリコプロダクトファイナンスの運転免許ローンは、自動車教習所の入校費用や免許取得費用に使える商品だ。免許取得のためのお金を必要としている18歳や19歳に向いている。

学生であれば、運転免許ローンの返済を始めるタイミングを最長6ヵ月後まで先延ばしにできる。例えば高校の卒業前にローンを契約し、就職してから返済を始めても良いだろう。

ただし自動車教習所に教習費の見積もりを出してもらうまでは金利が分からず、ローンの利用計画が立てづらいのはデメリットだ。

オリコプロダクトファイナンスの運転免許ローンでお金を借りる方法

オリコプロダクトファイナンスの運転免許ローンは、使える教習所が決まっている。まずは専用の検索窓を使って、最寄りの教習所が対応しているかを確認しよう。

オリコプロダクトファイナンスに申し込む
（公式サイト）

ゆうちょ銀行「貯金担保自動貸付け」は定期貯金や定額貯金があるなら18歳・19歳でも借りられる

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けは、ゆうちょ銀行の定額貯金か、定期貯金を利用してさえいれば、18歳や19歳はもちろん、未成年であっても使える。アルバイトもしていなくてかまわない。

ただし貯金担保自動貸付けでの借り入れ方法が、「口座内の残高を超える請求があったとき、不足分を自動で貸し付ける」といった特殊なものだ。口座に残高（担保）がないとお金を借りられないため、貯金を一時的に引き出している感覚に近いだろう。

またお金を借りたあと、返済ができなくなってしまったときには、定額貯金や定期貯金が担保として引き取られて、なくなってしまう。

貯金担保自動貸付けを利用してお金を借りる方法

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けは、申し込みの詳細が非公開である。詳しいことは、ゆうちょ銀行の本支店もしくは出張所または郵便局の貯金窓口で確認しよう。
出典：ゆうちょ銀行「店舗・ATM」

※銀行のお届け印も持参の必要あり

日本政策金融公庫「教育一般貸付（国の教育ローン）」は親からの仕送りなしで生活している学生におすすめ

日本政策金融公庫の教育一般貸付は、国による教育ローンだ。ほかにも教育ローンはあるが、信頼性の高さに引かれる人や、入学や進学など学校関連費用のためにお金を低金利で借りたい人には、日本政策金融公庫の教育一般貸付がおすすめである。

ただし日本政策金融公庫の教育一般貸付は基本的に、親が子どものために借りるローンとして設計されている。18歳や19歳の子ども自身が申し込む場合には、「一人暮らしをしていて、親からの仕送りは一切もらっていない」ような状況でなくてはいけない。

また、申し込み時の必要書類が住民票や免許証、源泉徴収票や収入証明書のほか、入学資金が目的なら合格証明書など非常に多いので、気軽に申し込むのは難しいだろう。

日本政策金融公庫の教育一般貸付を利用してお金を借りる方法

日本政策金融公庫の教育一般貸付のような国の教育ローンは、通常だと申し込みから20日前後で借り入れが済む。しかし申込者が増える入学シーズンは混み合っていて通常通りにいかない可能性が高いので、必要となる時期の2～3ヵ月前程度の早めの申し込みがおすすめだ。

※そのほか入学資金なら合格証明書類、在学資金なら在学証明書類と資金使途の証明書類など、状況に応じて必要書類は異なる
※契約時にはさらに追加で印鑑証明書をはじめとした書類が必要になる

埼玉りそな銀行「教育ローン学生プラン」は医療系の学生なら満17歳から無職でも申し込める

埼玉りそな銀行の教育ローン学生プランは、医療系国家資格が取得可能な学校に通っている人や入学予定の人であれば、無職でも使えるローンだ。医師や看護師、理学療法士や介護福祉士などの対象に当てはまっていて、かつ埼玉りそな銀行の営業エリア内に住んでいるか学校があるのなら、17歳から利用できるためおすすめだ。

埼玉りそな銀行の教育ローン学生プランは、教育ローンとしては珍しく、2回目以降も繰り返しお金を借りられるのが特徴だ。

埼玉りそな銀行の教育ローン学生プランを利用してお金を借りる方法

埼玉りそな銀行の教育ローン学生プランは、初回の借り入れの契約時のみ窓口まで出向く必要がある。2回目以降は、ATMから自由に借りられるカードローン形式だ。

※2回目以降の借り入れは、ATMから可能

※契約時には通帳とお届け印も持参する必要あり

埼玉りそな銀行「教育ローン学生プラン」に申し込む
（公式サイト）

従業員貸付制度は正社員として働いている10代なら使える可能性あり

正社員として働いている18歳や19歳であれば、従業員貸付制度でお金を借りられる可能性がある。

一般的な従業員貸付制度は、利用条件として「勤続年数〇年以上」や「正社員であること」などを設けている。アルバイトやパートの場合は、利用できない可能性が高いだろう。

また「突然の病気やけがによる医療費」や「家族が亡くなったときの葬祭費」など、緊急かつ必要性の高い資金である場合のみ貸し出すとしている企業も多い。

またアルバイトやパートであっても、給料の前借りであれば、緊急時に使えることが法律で定められているので勤務先に確認してみよう。

労働基準法第２５条では、労働者が、出産、疾病、災害等の非常の場合の費用に充てるために請求する場合は、賃金支払期日前であっても、使用者は、既に行われた労働に対する賃金を支払わなければならないと定められています。
ここでいう「疾病」、「災害」には、業務上の疾病や負傷のみならず、業務外のいわゆる私傷病に加えて、洪水等の自然災害の場合も含まれると解されています。
出典：厚生労働省

18歳や19歳がお金を借りるときに知っておきたい基礎知識

18歳や19歳でお金を借りたいのであれば、ローンに関する基礎知識をしっかりと事前に押さえておこう。

お金を借りるときには必ず審査が行われ、金融業者から返済能力に問題があると判断されると、借り入れはできない。収入が安定していない人はなるべく収入を安定させてから申し込み、借り入れ後の返済はきちんと遅れることなく続けることが大切だ。

またスムーズな利用のためには、ローンを申し込むときに必要なものや流れ、「返済ができなくなってしまったらどうなるのか」というリスクを含む基礎知識を事前に知っておく必要がある。

初めての借り入れの場合、上限金額が低く設定されやすく、いきなり高額の借り入れを行うことは難しい。高額のお金を借りられる前提で安易に物事を進めすぎないように注意しよう。

18歳以上は原則、親の同意なしで契約が可能になるが、契約には責任が伴う。お金を借りるのが初めての経験であるケースも多いだろう。借り入れについての基礎知識を理解しておけば、初めてのローン利用でも失敗を起こしづらくなる。

お金を借りるときは必ず審査がある

ローンを申し込むと、契約前に返済能力を確かめるために必ず審査が行われる。金融業者にとって申込者の返済能力を確かめることは、法律的な観点からも、貸し倒れによる不利益を避ける意味でも重要だ。

消費者金融は、法律によって「返済能力を超える貸し付け」が禁じられている。具体的には貸金業法により、貸金業者は原則として借り入れ残高が年収の3分の1を超える貸付を行ってはならないと決められている（総量規制）。

この「返済能力を超える貸付け」に該当するか否かを判断する基準の一つとして、新たな貸付けにより借入残高が、年収の3分の1を超える場合に、原則として返済能力を超えるものとして禁止されるのが、いわゆる総量規制です。
出典：日本貸金業協会

一方、銀行は貸金業者に入らないため、貸金業法のような法律によって縛られているわけではないが、安易な融資は返済できなくなる人を増やし、社会問題になるうえ、資金が回収できないと不利益になる。

お金を借りるときの審査の基準は主に、安定した収入を得ていることと返済能力に関する社会的信用があるかだ。

安定した収入とは継続的に一定額を得ていることを指す。アルバイトやパートでも構わないが、働き始めたばかりであったり、単発バイトしかしていなかったりする場合は、審査に落ちやすい。

過去にローンやクレジットカードの延滞をしたことがある場合は、信用に欠けると判断されて審査に落ちやすい。一方できちんと支払いを続けている良い履歴が残っている場合には、審査に良い影響を与えることもある。

プロミスに申し込む
（公式サイト）

お金を借りるときに必要なもの

お金を借りるときに必要なものは方法によって異なるが、18歳や19歳の場合、本人確認書類と収入証明書類は多くの方法で求められるので、用意しておくと安心だ。

本人確認書類として認められるのは、国が発行している公的書類であり、可能であれば顔写真付きのものが良い。例えば運転免許証やマイナンバーカード、パスポートといったものだ。学生証は公的書類ではないので、注意しよう。

顔写真付きの本人確認書類が用意できない場合は、保険証や公共料金の請求書などで代用可能な場合もある。

収入証明書類として認められるのは、給与明細書（直近2ヵ月分のケースが多い）や源泉徴収票などだ。

そのほか学生ローンや教育ローンなら在学や入学予定を示す書類、目的別ローンなら借りたお金の使い道を示す書類など、商品の特性に関わる書類の提出を求められることが多い。

お金を借りるときには利息がかかる

ローンを利用すると、借りた金額や借りている期間に応じて利息がかかる。安易に借り過ぎたり、返済に時間をかけ過ぎたりしては、お金がもったいないので注意しよう。

表内の金額は、完済までに支払うことになる総利息額だ。完済までの期間を延ばせば、1回分の支払い額は減るが利息総額は増えるため、トータルで見ると損をする。

初回から高額の借り入れは難しい

カードローンや学生ローンなど、無担保で用途を問わずに何度も繰り返し使える商品の場合、初回から高額を借り入れるのは難しい。

担保とは、返済ができなくなったときに契約企業や銀行に与える損害を補うためのものだ。例えばマンションや土地、保証人などが挙げられる。

無担保ローンではこのような保証がないため、顧客が返済できなくなることは、企業や銀行の経営にとって大打撃である。そのため、まずは少額からお金を貸し、「返済をスムーズにしてくれる顧客であるか（＝信用できる人物か）」を見極めるのだ。

また個人がローンで借りられるお金は、年収の3分の1までと総量規制で定められている。総量規制とは、返済不能に陥る人を減らすために作られた法律上の規制だ。

Q2-1.　総量規制とは何ですか？
A2-1.　借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。
例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。
出典：金融庁

プロミスに申し込む
（公式サイト）

返済が滞ると遅延損害金や利用停止などが起きる

返済が滞ると遅延損害金が発生し、場合によってはローンやクレジットカードの利用を停止されたり信用情報に傷が付いたりする。最悪の場合、法的に訴えられることもある。

遅延損害金とは、いわゆる延滞料だ。支払いを延滞すると、結果的により多くのお金を支払うことになってしまう。

返済が滞っている状態では、金融業者から「新たにお金を貸したとしてもきちんと返してもらえるか分からない」と懸念される。延滞から比較的に早い段階で、サービスの利用は停止されるだろう。

ローンの利用停止後も長くにわたって延滞を続けていれば、法的措置が取られ、裁判に至ることもある。

また延滞情報は、信用情報として保管される。信用情報は、ローンやクレジットの審査で必ず確認されるため、延滞中のサービスだけでなく、今後新たに申し込むサービスにも悪影響を与えるというわけだ。

お金に困ったときはローン以外の方法もある

お金に困ったときの対処法は、ローン以外にもある。クレジットカードや後払いアプリを活用する方法だ。

どちらもカード会社やアプリ提供会社が、顧客の支払いを一時的に立て替えるサービスである。立て替えてもらった金額は後日請求されるが、一時しのぎにはなる。

たとえばクレジットカード「Nudge」なら、支払い方法が月1回の口座自動引き落としだけでなく、「いつでも好きなだけ返済」というサービスも用意されている。自分の好きなタイミングで、銀行振込やセブン銀行ATMを用いた支払いができる方法だ。

Nudgeでは請求金額が確定した日の翌々月1日までに支払いをしないでいると、残念ながら利息はかかる。しかしクレジットカードでありながら、実質キャッシングに似た使い方ができるのは、メリットだ。

Nudgeに申し込む
（公式サイト）

お金に困ったときの相談窓口

お金に困ったときには、まず両親や職場の上司、学校の先生など頼れる身近な大人に相談することを検討しよう。身近な人に頼れないときには、公共のサービスを利用すると良い。

以下は悩み別におすすめの相談先だ。

18歳・19歳が即日でお金を借りるときの注意点

「すぐにお金を借りたい」と急いでいるときほど、詐欺や事件に巻き込まれないように注意が必要だ。

例えば審査なしで未成年でも利用できると謳っている業者や、クレジットカードのショッピング枠を現金化すると謳っている業者は、闇金なので利用してはいけない。

SNSやネット掲示板で「お金を貸します」といった募集があるが、このような個人間融資も犯罪の温床であり危険である。

借金を返済するために新たに借金をすることも、本質的に問題の先送りにしかならないので避けたい。

メルカリやネットオークションを介してクレカショッピング枠を現金化することも、違法行為なので決して行ってはならない。

「審査なし「「未成年だけで利用できる」と謳っている業者は闇金なので利用しない

「審査なし」や「未成年でも可」というように、申し込み条件があまりに易しいローンを利用することは避けよう。

ローンやキャッシングは法律上、必ず審査を行わなくてはいけないし、未成年との契約は法定代理人の同意がなくてはできない。これらを守っていない企業は、いわゆる闇金融と呼ばれる違法業者である。
出典：e-gov、法務省

闇金融を利用した場合、法外な利息をかけられたり、悪質な取り立てに遭ったりなど心身ともに追い込まれる可能性が高い。以下は被害事例である。

北海道在住のサラリーマンAさんは、東京都豊島区の貸金業者C社(登録番号詐称)からダイレクトメールが届いた。Aさんは消費者金融から250万円の借入れ(実質金利15.0%)を行っており、「金利1.8%で融資します」と書かれたダイレクトメールを見て低金利のC社に借り換えようと決意し、250万円の融資を申込んだ。後日、その業者より1万5千円の振込みがAさんの口座にあり、1週間後に4万円振込め(返済しろ)と連絡があった。本日は支払えないと告げたところ、Aさんの親宛に30万円の請求をされ、さらにAさんの息子さんが働いている職場には「金を返せ」などの嫌がらせのFAXが30枚も届いた。
出典：日本貸金業協会

インターネット掲示板で勧誘を行った貸金業法違反等事件（神奈川）
飲食店経営の男は、令和２年１月から令和３年11月までの間、インターネット上の掲示板を集客媒体として融資の勧誘をし、融資を申し込んできた全国の顧客約50人に対し、法定利息の約11倍から約85倍で金銭を貸し付け、返済は被疑者が管理する他人名義の口座に振込送金させる等して、元利金合計約2,337万円を受領した。
出典：警察庁

プロミスに申し込む
（公式サイト）

クレジットカードの現金化を利用しない

「クレジットカードのショッピング枠を現金化すれば、お金を好条件で貸す」というのも闇金融の手口のひとつであるため、利用は避けよう。カード会社も現金化は認めていない。

「クレジットカードを利用した現金化」とうたった広告がインターネット等にありますが、これは本来、商品やサービスの支払いをするために設定されているクレジットカードの利用範囲を換金目的で利用することです。 また、現行紙幣・貨幣などをクレジットカードで購入する事もクレジットカードを利用した現金化に該当する行為です。
クレジットカードを利用した現金化は会員規約で禁止しています
出典：楽天カード

以下は被害事例である。事例を確認することで闇金融の手口を把握し、被害を避けよう。

現金が必要になり、「即日融資、担保・保証人不要、低収入でも融資」の広告を見て店へ行った。業者に「クレジットカードで買い物をすれば買い取る」と言われ車用品店へ行きカードのショッピング枠限度額70万円分の商品を購入した。しかし業者に40万円で買い取られ、またカード限度額分の買い物をしたのでカードが使えなくなり困っている。
出典：富里市

インターネットで見つけたクレジットカードの現金化業者に電話したところ、「30万円の雑貨をカードで購入すれば21万円をキャッシュバックする」との説明を受け、現金化を依頼した。リボ払いの予定であったが、よく考えると手数料名目の業者の取り分が高額であり、30万円の支払い義務が私に残った。解約したい。
出典：足立区

SNSでの個人間融資は利用しない

SNSやネット掲示板で「お金を貸します」といった募集があったとしても、利用は避けよう。これは個人間融資といって、犯罪の温床になっている。

本当に個人によるお金の貸し付けであったとしても、それを何度も繰り返し行うことは商売のためにやっているとみなされて、貸金業法が適用される。貸金業法上、SNSやネット掲示板での安易な勧誘は禁止されているので、その行為だけでも違法である可能性は高い。
出典：金融庁

さらには闇金融が個人を装って勧誘しているケースもあるうえ、個人情報を盗み取られたり、性的行為を強要されたりする事例も発生している。

【事例1】
SNSの書き込みを見て融資を申し込んだところ一方的に振り込まれ返済を求められた

SNSで「個人で融資します」という書き込みを見て相手に連絡を取り、60万円の融資を申し込んだ。すると、相手から「まず2万円を銀行口座に振り込むので、そのままこちらへ振り込んで返してほしい。そこで審査をする」と言われ、銀行口座などの個人情報を伝えてしまった。しかし、心配になりやめたいと伝えたら、「すでに1万円を振り込んだので、1週間後に3万円を返すように」と言われた。（20歳代男性）

【事例2】
利息を免除する条件として裸の写真を送った

個人間融資のサイトを利用していた知人の紹介で、個人とメールなどでやり取りするようになり、15万円の融資を依頼した。毎月の返済額は1万5,000円がぎりぎりだと相手に伝えたところ、「その額だと利息がついて総額100万円を超す返済額になる」とのことだった。ただし、下着姿や裸の写真を送れば、利息を免除するというので、要望されるままに何点か写真を送った。しかし、融資は受けられず、いくら連絡しても返信がない。（30歳代女性）
出典：政府広報オンライン

プロミスに申し込む
（公式サイト）

借金を返済するために新たに借金をしてはいけない

借金を返済するために新たに借金をすることは、問題の先送りにしかならないのでおすすめできない。

返済をきちんと行えるだけの借り入れに留めることと、余裕があるときには多めに返すことを心掛けて、返済不能に陥ることを避けることが大切だ。

それでもどうしても返済できないような状態に陥ったときには、安易に新たな借り入れをするのではなく、国民生活センター、日本弁護士連合会、多重債務ほっとラインなどに相談することから始めよう。

メルカリやネットオークションで出品されている現金を購入してはいけない

メルカリやネットオークションには、まれに現金が出品されていることがあるが、購入は避けよう。先に解説したクレジットカードショッピング枠の現金化に用いられている可能性が高い。

クレカショッピング枠の現金化をメルカリやネットオークションを介して行うことは、マネー・ローンダリングと呼ばれる行為に含まれる。

マネーロンダリングとは、犯罪によって得た収益を、出所や所有者がわからないようにして、捜査期間による摘発を逃れようとする行為のことだ。マネーロンダリングを放置すると、犯罪活動が助長され、犯罪組織が強化されてしまうため治安が悪化したり、不正なお金が正当なビジネスや市場に流れることで健全な経済活動が妨げられたりする。
出典：警察庁

マネー・ローンダリングは国としても重く見て、対策を進めていることであり、メルカリでも禁止している。
出典：金融庁

プロミスに申し込む
（公式サイト）

18歳や19歳がお金を借りるときによくある質問

プロミスに申し込む
（公式サイト）

【関連記事】
・住宅ローンのおすすめ金融機関をFPが厳選！変動金利、固定金利のおすすめは？選ぶときの注意点は？
・iDeCo（イデコ）を40代から始めるのは遅いのか
・人気ゴールドカードのおすすめ比較ランキングTOP10！
・プラチナカードの比較ランキングTOP10！還元率や年会費、アメックスやJCB、自分に合った1枚はどれ？
・ポイント還元率の高いクレジットカード11選