青山繁晴議員が怒りまくっている。

自民党所属の参議院議員でありながら、自民党を徹底的にこき下ろしている。

見方によれば、自民党総裁選に出馬すると公言している青山議員が、CMプランナーとしての力量を発揮しているとも言えるが、その話の中身は傾聴に値すると思う。

というのも、現在、欧米先進国を揺るがせている最も大きな問題が、移民政策だからだ。特にEU諸国は、EU設立後、移民受け入れに大きく舵を切った結果、現在、不法移民も含めた移民がその国の文化や習慣、法律までも自分たちに都合の良いように書き換えようとしている。それに反発する動きがEU全体に広がっており、新たな分断を呼び込もうとしているのだ。

私は拙稿において、現在の不法移民も含む移民擁護論者(政府支援の非営利団体)を、現代の奴隷商人であると書いた。これは本心からそう思っている。

というのも、環境活動家の背後には、環境問題に関わる政府支出の補助金をアテにした連中がいるように、不法移民保護と支援活動には多額の政府支出がある。特にドイツはそれが顕著で、キリスト教左派のリベラル政党出身のメルケル元首相が強力に移民政策の緩和を推し進めた結果、現在のドイツ国内では、移民とドイツ人の間、特にイスラム教徒の移民との間で、深刻な分断が起きている。

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