トヨタ・ハイエースが一部改良を実施して安全装備を拡充！

日本が誇るキャブオーバー型トランスポーター＆ワゴンのトヨタ・ハイエースが安全機能をいっそう向上

　トヨタ自動車は4月17日、トヨタ・ハイエース（バン／ワゴン／コミューター）の一部改良を行い、5月1日に発売すると発表した。車両価格はバンが219万2000円～411万8000円、ワゴンが288万6000円～399万4000円、コミューターが322万1000円～374万7000円に設定する。

▲トヨタ・ハイエースバンスーパーGL ロング・標準ボディ・2.8Lディーゼル車・2WD　価格：6AT364万円　一部改良で安全機能の拡充を図った（画像＝CAR and DRIVERより引用）

主要グレードの価格は以下の通り。

■バン
DX ロング・標準ボディ・2.0Lガソリン車・2WD：6AT241万6000円
DX ロング・標準ボディ・2.8Lディーゼル車・2WD：6AT299万1000円
DX スーパーロング・ワイドボディ・2.7Lガソリン車・2WD：6AT272万5000円
スーパーGL ロング・標準ボディ・2.0Lガソリン車・2WD：6AT306万1000円
スーパーGL ロング・標準ボディ・2.8Lディーゼル車・2WD：6AT364万円
スーパーGL ロング・ワイドボディ・2.8Lディーゼル車・2WD：6AT378万4000円
■ワゴン
GL ロング・ワイドボディ・2.7Lガソリン車・2WD：6AT311万6000円
グランドキャビンスーパーロング・ワイドボディ・2.7Lガソリン車・2WD：6AT368万4000円
■コミューター
DX スーパーロング・ワイドボディ・2.7Lガソリン車・2WD：6AT322万1000円
GL スーパーロング・ワイドボディ・2.7Lガソリン車・2WD：6AT327万1000円

　今回の一部改良は、安全機能の拡充がメインテーマだ。まず、車両後方のカメラ映像を映し出すデジタルインナーミラーや車両を上から見たような映像をナビゲーション画面へ表示するパノラミックビューモニターを採用し、後方視界や目視しにくい周囲の安全確認をサポートする。また、オプティトロンメーターに4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイを採用するなど、視認性および利便性をいっそう向上させた。さらに、アクセルペダル踏み間違い時の衝突被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー（パーキングサポートブレーキ［静止物］）をオプションで用意する。

　車型は基本的に従来と共通で、ロングとスーパーロングのボディタイプ、標準とワイドのボディ幅、標準ルーフ／ハイルーフ／ミドルルーフのルーフ形状、1TR-FE型1998cc直列4気筒Dual VVT-iガソリンエンジン（136ps／18.6kg・m）／2TR-FE型2693cc直列4気筒Dual VVT-iガソリンエンジン（160ps／24.8kg・m）／1GD-FTV型2754cc直列4気筒コモンレール式インタークーラー付ターボディーゼルエンジン（151ps／30.6kg・m）のエンジン、5速MTと6速AT（6 Super ECT）のトランスミッション、2WD（FR）とセンターデフ方式フルタイム4WDの駆動機構を設定している。

　なお、ハイエースのウェルキャブならびにTECS（メーカー完成特装車）については、ベース車と同様の改良を施すとともに、衝突回避支援パッケージToyota Safety Senseの設定を拡大展開するなど、より安全性に配慮した仕様に仕立てている。

Writer：大貫直次郎

提供元・CAR and DRIVER