『Apple』は6月22日(米国)、開発向けイベントWWDC20にて、Apple Watch用の新OS「WahchOS7」を発表しました。ついに実装された「睡眠」分析機能やウォッチフェイスのカスタマイズ機能、さらには自動手洗い検出機能、ワークアウトの強化など幅広いアップデートが行われ、今秋にリリース予定です。さっそく進化ポイントを詳しくチェックしていきましょう。

「睡眠」トラッキング

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

サードパーティからは多数リリースされていましたが、ようやく『Apple』が公式に「睡眠」機能を実装します。睡眠時間をトラッキングできるのはもちろんのこと、健康的な睡眠ルーティーンのため、目標とする就寝時刻や睡眠時間を設定できます。何気に便利なのが、目標の就寝時刻まで1時間を切った時点でバッテリー残量が少なかった場合に充電を促すアラートをしてくれる機能。目覚めたらバッテリーが残り5%なんてことが減りそうです。また、快適な目覚めを実現するため、起床用の触覚フィードバックや穏やかなアラーム音が用意されます。
 

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

スリープモードでは画面が暗くなり、サイレントモードがオンになります。
 

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

起床時は、日付のほか、バッテリー残量や天気を表示します。

ウォッチフェイスをサードパーティに開放

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

ついに「Apple Watch」のウォッチフェイスが自由化されます。「WatchOS7」からサードパーティのカスタマイズが可能になり、WebサイトやSNSから共有できるようになります。『Apple』からも新しいウォッチフェイスが発表され、目盛り上で速度を測れるタキメーター文字盤やカラーフィルターを施せるフォト文字盤が用意されています。
 また、これまで1つのウォッチフェイスには、アプリにつき1つまでしかコンプリケーションを設置できませんでしたが、「WatchOS7」では複数のコンプリケーションを配置できます。
 さらに今回のアップデートで、「カメラのリモート操作」「スリープ」「ショートカット」がコンプリケーションとして新たに文字盤に配置可能になります。
 

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

「タキメーター」文字盤では、タキメーターによって速度を計算できます。
 

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

「WatchOS7」では、1つのアプリから複数のコンプリケーションをウォッチフェイスに配置可能です。例えば、サーファー御用達アプリ「Dawn Patrol」ならば、「水温」「波」「風速」と複数のコンプリケーションを同時に文字盤に配置可能です。

ワークアウトに新エクササイズ登場

「WearOS」に比べて少なかったワークアウトの種類も追加されます。追加されるのは、「ダンス」「コアトレーニング」「筋力トレーニング」「クールダウン」。「ダンス」は心拍センサーや加速度センサーなど、複数のセンサーからの情報を統合することで正確に消費カロリーを算出することができ、ヒップホップ、ラテン、カーディオダンス、ボリウッドでその有効性が検証されています。
「Apple Watch」で収集したデータは、iPhoneに自動で転送され、「アクティビティ」アプリで閲覧が可能ですが、この「アクティビティ」アプリの表示も大幅に改善され、より見やすくなる予定です。
 

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

公式手洗いアプリ

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

感染症対策の重要性が再認識されている中、「Apple Watch」も公式手洗いアプリをリリースしました。このアプリは、本体のセンサーでユーザーが手洗いしはじめたことを自動感知、20秒のカウントダウンタイマーが起動し、手洗いが短すぎると注意されるというもの。また、自宅に帰ると、手洗いを促される機能も実装しています。ユーザーの手洗いの頻度はiPhoneに送られ、「ヘルスケア」アプリで見ることができます。

聴覚の健康をモニタリング

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

「AirPods」をはじめとするワイヤレスヘッドフォンの普及によって、ずっとヘッドフォンをしたままの人が増えてきました。「WatchOS7」では、聴覚の健康を守るため、ユーザーがヘッドフォンで聴いている時間とボリュームをモニタリングし、週の基準を超えるとアラートします。iPhoneの「ヘルスケア」アプリで、高い音量で聴いている時間を確認でき、それを基にヘッドフォンの最大音量レベルを調整することができます。

「マップ」がサイクリングに対応

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

国内での対応は未定ですが、「マップ」がサイクリングに対応し、自転車に最適化されたルートを「Apple Watch」上でナビできるようになります。

「Siri」が翻訳をできるように

Smart Watch Life
(画像=Smart Watch Lifeより引用)

「WatchOS7」で「Siri」での翻訳が可能になりました。「WearOS」ではGoogle翻訳が使えたので、「Apple Watch」ユーザーにはうれしいアップデートです。しかも、翻訳はネットワーク越しではなく、デバイス上で処理されます。

「WatchOS7」は「Apple Watch3」以降に対応

 大幅に進化した「WatchOS7」ですが、残念ながら「Apple Watch 3」以降のサポートとなり、「Apple Watch 1」および「AppleWatch 2」はアップデートできません。「Apple Watch 3」以降のデバイスは今秋の正式リリース後、無料でアップデートできます。

Apple公式サイト

https://www.apple.com/watchos/watchos-preview/

Apple公式NEWSROOM

https://www.apple.com/newsroom/2020/06/watchos-7-adds-significant-personalization-health-and-fitness-features-to-apple-watch/

提供元・Smart Watch Life

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