多くの人が一度は食べたことがあるだろうカップうどん「まるちゃん赤いきつね」が、2018年で発売40周年を迎えた。東洋水産 <2875> が1978年に販売を開始、当時はカップうどんが珍しかったこともあり大人気商品となった。40年経った現在でも、その人気は衰えていない。1978年には「まるちゃん赤いきつね」以外にも、今も愛され続ける多くのヒット商品が誕生している。では今年40周年を迎える人気商品には、どのようなものがあるだろうか。

「パンチがきいている」 カルビーポテトチップス コンソメパンチ

カルビー <2229> が販売するポテトチップスの「コンソメパンチ」も、2018年に発売40周年を迎えた。ちなみにコンソメパンチは発売当時の流行語である、元気がよい、勢いがあるという意味の「パンチがきいている」から名付けられた。

東京のランドマーク サンシャイン60

東京タワーと並び、東京のランドマーク施設として人気を博した池袋の「サンシャイン60」も40周年だ。2016年には展望台をリニューアルオープンし、同じく40周年を迎えた同施設内の水族館も2011年に全館リニューアルオープンするなど、現在でも進化を続ける東京の人気観光スポットだ。

日本の玄関口 成田空港

日本の空の玄関口である「成田国際空港」も、2018年で開港40周年を迎えた。同空港はもともと新東京国際空港という名称だったが、新婚旅行後早々に離婚してしまうことを表す「成田離婚」という言葉が誕生するほど一般的な呼称が成田空港として定着していたため、2004年に正式名称を新東京国際空港から成田国際空港に変更した。

初回の募金額は約12億円 24時間テレビ

「愛は地球を救う」でおなじみの「24時間テレビ」も40周年を迎えた。1978年の第1回目の放送では11億9,011万円もの寄付が集まり、2018年までの総額は381億4,772万円となっている。寄付金は、福祉車両の贈呈や障害者スポーツ支援、身体障害者補助犬普及支援などの福祉分野や環境・災害復興分野で役立てられている。

記念切手も発売 うる星やつら

週刊少年サンデーに連載されていた高橋留美子の「うる星やつら」も1978年の連載開始から40周年。主人公の諸星あたると宇宙人のラムとのドタバタラブコメディが人気を博した。40周年にあたる2018年には、日本郵便より「うる星やつら40周年記念フレーム切手セット」が発売されている。

「名古屋撃ち」が話題に スペースインベーダー

ゲームセンターや喫茶店で大人気となったタイトーより発売されたアーケードゲーム「スペースインベーダー」も40周年を迎えた。発売当時は社会現象となるほどの人気となり、筐体の上に100円玉を積み上げてプレーする姿が全国で見られた。名古屋撃ちと呼ばれる独自のテクニックも、全国のプレーヤーの間で話題になった。

ヤクルトの定番商品 ミルミル

ヤクルト本社 <2267> より発売中の定番商品ドリンクヨーグルト「ミルミル」も40周年を迎えた。ミルクをビフィズス菌で発酵させた同商品は、発売より多くの人に愛飲されていたが、実は2005年に一度販売を休止している。その後2010年よりビフィズス菌の摂取をより明確に訴求した商品として新「ミルミル」を発売している。

独特な形が特徴的 とんがりコーン

ハウス食品グループ本社 <2810> から発売されている「とんがりコーン」も2018年で40周年を迎えた。「カリッとはじける香ばしさ」のキャッチフレーズ通り、独特の三角錐の形がカリッとした食感を生み出す。今もなお幅広い世代から愛されるスナック菓子だ。

今回紹介したのは、すべて2018年に40周年を迎えたものだ。40年もの長きにわたり人々に愛され、今もなお人気があるということはそのもの自体が非常に優れたものである証拠だろう。40年という歳月がお墨付きを与えるこれらの商品を、今一度見直してみるのも面白いかもしれない。

文・右田創一朗(元証券マンのフリーライター)
 

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