ホットペッパーグルメ外食総研が、飲食店の深夜営業の利用実態と利用者の深夜営業への考えについて、アンケート調査を実施した。今回はその結果を詳しくご紹介する。

調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女
有効回答数:10,029件
調査時期:2019年10月1日~10月8日
詳しい調査結果はこちら(PDF資料)

飲食店の深夜営業を利用したことがある人の割合は10.5%

午前0時~5時を深夜と定義し、飲食店での深夜営業の利用率を調べた。2019年9月の外食において、深夜営業を利用したことがある人の割合は10.5%。利用した人の平均利用回数は2.9回だった。

性年代別では、最も利用者の割合が多かったのは、20代男性で17.9%。次いで30代男性が16.6%、20代女性が14.8%と、年代が若いほど利用者の割合が多い傾向にあることがわかった。
 

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深夜営業の時間帯の外食有無(画像=Foodist Media)

続いて、2019年9月に飲食店の深夜営業を利用したと回答した人に対して、その時間に外食した理由やシチュエーションを聞いた。「飲み会後の2次会や締めの食事等で」が28.0%、「残業で仕事の終了が遅くなった」が17.6%、 「仕事以外の所用・用事で遅くなった」が12.2%だった。

性年代別にみてみると、20代男性では「飲み会後の2次会や締めの食事等で」が37.3%と多いほか、「残業で仕事の終了が遅くなった」が20代男性で32.2%、30代男性で32.5%と多い。一方で、女性は30~60代の幅広い年齢層で「特に理由はない」と回答した人の割合が高かった。
 

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深夜営業の時間帯に外食した理由・シチュエーション(画像=Foodist Media)

深夜の外食は減少傾向

1年前と比べた深夜外食の利用機会の増減についての質問では、「変わらない」が71.9%と大半を占めた。「とても増えたと思う」と「やや増えたと思う」の合計である「増えた・計」が4.7%だったのに対し、「とても減ったと思う」と「やや減ったと思う」の合計である「減った・計」は23.3%。深夜の外食は減少傾向にあるようだ。また、「増えた・計」が最も多かったのは20代男性で11.3%。「減った・計」が最も多かったのは60代男性で29.1%だった。
 

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1年前と比べた深夜営業の時間帯を利用する機会の変化(画像=Foodist Media)

飲食店の深夜営業について、自分にとっての必要性を感じるかどうかを聞いたところ、「非常にそう思う」と「まあそう思う」の合計の「そう思う・計」は13.5%。「まったくそう思わない」と「あまりそう思わない」の合計の「そう思わない・計」は68.3%と、必要性を感じていない人が多数派だった。

性年代別では、20代男性で「そう思う・計」が最も多く27.7%、逆に60代女性で「そう思わない・計」が最も多く89.6%。男女ともに年代が若いほど必要性を感じており、前出の1か月間の深夜外食の利用者層と同じ傾向であった。
 

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飲食店の深夜営業に対する考え(画像=Foodist Media)

1年前より深夜外食の利用機会は減少傾向。さらに、飲食店の深夜営業について必要性を感じていない人が多数派だった。時代や客のニーズに合わせた店舗運営を行うのであれば、決して軽視できない結果だ。

文・上條真由美/提供元・Foodist Media

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