「世界IQ(知能指数)ランキング」が発表され、日本は3位だったほか、アジア諸国・地域(香港、韓国、台湾、シンガポール)が世界185カ国中、上位5位までに入った。首位は香港、2位は韓国だった。

米統計会社、スタティック・ブレインが発表したもの。

これらの上位5カ国は英教育関連企業、PEARSONによる「世界教育システム指数」でも上位にランクインしているほか、経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)でも韓国、日本が数学と科学でトップ3入りしている。

香港は教育熱心な都市として知られており、国際的な水準を視野に入れた「生徒中心」のシステムを採用している。

香港、韓国、日本ともに「塾」通いに多額の費用を投じる親が多い。熱心ながらも比較的リラックスした教育スタンスをとっている香港とは対照的に、韓国はますます学歴社会になっており、就学期間や大学進学率もアジアトップだ。

IQは個人差が大きいため、国や民族ごとに公平かつ正確に数字化することは不可能だといわれている。スタティック・ブレインは、英心理学者リチャード・リン氏とフィンランドの政治学者タトゥー・ヴァンヘーネン氏が、2002年に出版された著書『知能指数と国富』のために世界中で行ったIQ調査を参照に、統計を再検証後、順位付けしなおした。

IQには「健康状態(疾患率や死亡率など)」「生活環境(生い立ち、保護者の社会的地位など)」から「遺伝子(両親のIQなど)」まで様々な要因が影響するといわれているが、多くのIQランキングでは先進国、特に秀でた技術力をもつ国が高評価を受けている。

IQの高い27カ国

25位 フィンランド(97)
25位 チェコ共和国(97)
25位 カナダ(97)
19位 ノルウェー(98)
19位 デンマーク(98)
19位 オーストラリア(98)
19位 フランス(98)
19位 モンゴル(98)
19位 米国(98)
16位 スペイン(99)
16位 ポーランド(99)
16位 ハンガリー(99)
12位 英国(100)
12位 中国(100)
12位 ニュージーランド(100)
12位 ベルギー(100)

10位 スウェーデン(101)
10位 スイス(101)
6位 オランダ(102)
6位 イタリア(102)
6位 オーストリア(102)
6位 ドイツ(102)
5位 シンガポール(103)
4位 台湾(104)
3位 日本(105)
2位 韓国(107)
1位 香港(108)

文・ZUU online編集部

【関連記事】
子どもの「金融教育」は何歳から始めるのがベスト?
40代に始めておきたい「相続対策」 早めにやっておきたい2つのこと
子供1人の教育費は進路によって3,000万円も違う 私立か公立か、留学するか……?
「子どものMBA費用を払う親」が増加傾向?なかには自宅まで売る親まで
【初心者向け】ネット証券おすすめランキング(PR)