『しらべぇ』より

学校現場でマスクトラブル勃発中 文科省・各教委・現場の対応とは…

2020.6.22
家族・子育て
(画像=ake1150sb/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです、しらべぇより引用)
(画像=ake1150sb/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです、しらべぇより引用)
気温や湿度の上昇により、マスクを付けるのが辛い時期になってきた。それにあわせて、「ひんやりマスク」などの夏用マスクの発売も相次いでいる。そんな中、今、学校現場でマスクに関するトラブルが起きていることが、取材でわかった。しらべぇ取材班は、学校現場の今を追った。

■学校で相次ぐマスクトラブル

SNS上では、「学校が、アトピーの子供たちにもマスクを付けさせているため、学校から帰ると顔が真っ赤になってしまっている」や「自転車通学のため、この暑い中、マスクを付けていると死にそうになる」といった声があがっている。

また、登校時にマスクを忘れて付けていなかったために、大人から「マスクを付けろ」と怒鳴られたという声も。このような状況を、文科省などはどう考えているのだろうか。

■文科省は配慮求める通知

文部科学省健康教育・食育課は、マスクの着用について、「基本的には、常時マスクを着用することが望ましい」とした上で、「ただし、気候の状況等により、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、マスクを外してください」と各教委などに通知。

さらに、「その際は、換気や児童生徒等の間に十分な距離を保つなどの配慮をお願いします」と求めている。

■一律な着用求めていない

現在起きている学校現場でのトラブルについて、担当者は、「常識として、アトピーの児童・生徒に一律にマスク着用を求めるべきではない。個々のケースに応じて、判断していく必要がある」と述べた。

曜日を分けて分散登校を実施中の品川区。教委によると、品川区は独自のマニュアルも作成し、きめ細かい対応を心がけているという。「品川区においては、アトピーの児童・生徒に無理にマスクを着用させているケースはないと認識している」と語った。

なお、分散登校による休日の日に、児童・生徒が公園で遊んでいると、教委に「なぜ平日に公園にいるのか」といった通報が入ることがあるそうだ。

■教委として適切に対処中

世田谷区教育委員会は、暑い時期に入ってきたため、個人の体調に応じて、マスクを外すことも可能と各学校に通知しているとのこと。

千葉県習志野市教育委員会は、「市内に23ある小中学校にマスクトラブルについて確認中たが、連絡が取れた学校については、そういったトラブルを聞いていない。もし、保護者からそのよう通報が入った場合は、教委として適切に対処する」と語った。

■理想と現実の間で悩む現場

一方で、千葉県内の小学校校長は、「理想と現実は違う」と話す。「アトピーの児童に、マスクを外すことを認めると、ほかの児童から、『なぜあの子だけ』といった意見がでる。また、それがいじめにつながることもある。

さらに、複数の保護者から、「あの児童が認められているのだから、うちの子供も外すことを認めて」と電話が入る。「個別対応を認めれば、認めるほど、学級・学校経営が崩壊につながっていく」と難しい対応を迫られている現場の姿を語った。

(取材・文/しらべぇ編集部・おのっち)

提供元・しらべぇ

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