ETC2.0は何が違う? 2割引も受けられるおトクな新システム

2018.10.2
FINANCE
(写真=metamorworks/Shutterstock.com)
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有料道路の料金所をスムーズに通過できるETCがもっと便利になった「ETC2.0」をご存じだろうか。全国の高速道路の約1,600ヵ所に設置されたアンテナ(ITSスポット」と車載機器との間で高速・大容量の双方向通信が交わされ、渋滞情報や安全運転支援、災害時支援情報などの情報提供サービス、ならびに経路情報を活用したさまざまなサービスを利用できる。また通行料金の面でもおトクなサービスが提供されている。

最大1,000kmの範囲を見渡して渋滞を回避

ETC(エレクトロニック・トール・コレクション・システム)の進化版といえるETC2.0では、渋滞や落下物、急カーブ、天候の情報などを事前に図形、画像、音声などで注意喚起してくれるほか、最大1,000kmの道路交通情報網により隣県の道路交通情報を受信し、交通状況に応じた最適なルート選択が可能になる。また地震などの災害発生と同時に、その状況とあわせて支援情報が提供されるので、災害時でも落ち着いた行動がとれる。

料金サービスも充実

さらにETC2.0でうれしいのが、有料道路の通行料金の割引などを受けられることだ。

圏央道利用料金が約2割引に

2016年3月までは、都心経由より圏央道経由のほうが料金が高かった。2016年4月からはETCの利用により、出発地と目的地が同じならどちらを経由しても同一料金となり、さらに、ETC2.0では圏央道の料金水準が約2割引となった。

「賢い料金」――高速道路からの一時退出可能

高速道路から一時退出した後、道の駅など指定の施設に立ち寄ってETC2.0送受信機を通過し、退出後1時間以内に高速道路に戻ると、目的地まで高速道路を降りずに利用した場合と同じ料金となる。観光ドライブにはうれしい仕組みだ。現在これは、国土交通省による「賢い料金」の実証実験として実施されている。

さらに今後は、災害・事故・給油目的などで高速道路を一時的に退出して戻った場合、退出せず連続して走行した際の料金とみなす仕組みや、渋滞を避けて最短ルート以外の経路を通行した場合に料金割引を受けられる仕組みなどの導入も予定されている。

ETC2.0を利用するには? セットアップが必要

ETC2.0独自の図形・画像情報等を活用するには、カーナビかスマートフォン、そしてそれに連動するETC2.0車載器が必要となる。さらに、車載器を設置する車両の情報を車載器に登録する「ETC2.0セットアップ」も必要だ。

カー用品店などの「ETC2.0セットアップ店」で行い、通常は車載器を購入した店舗に依頼することになる。なお、「ETCセットアップ店」ではETC2.0のセットアップはできない。「ETC2.0セットアップ店」を選ぶ必要があることに注意したい。

ETC2.0の車載器には、GPS付き発話型(2万円台~3万円台)、カーナビ連動型(3万円台~4万円台)、スマホ連動型(3万円台)、一般道の情報も表示できるカーナビ連動型光ビーコン付き(4万円台~5万円台)などがある。参考として併記した金額はセットアップ料金込みのものだ。

それぞれ機能が異なるので、自分や家族のニーズに合わせてよく考えて選び、便利で快適でおトクなカーライフを実現してほしい。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 
 
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