人気のゴールドカード5枚のポイント還元率を比較 dカード、オリコ、楽天、三井住友VISA、アメックス

2019.7.10
FINANCE
(写真=279photo Studio/Shutterstock.com)
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利用限度額が高いゴールドカードだからこそ、気になるのがポイント還元率だ。毎年数百万円を利用していれば10年で数千万となり、長い目で見たときには付与されるポイントも相当な額になる。そこで人気の高いゴールドカードのポイント還元率を比較した。自分に最適なお得な1枚を選ぶ参考にして欲しい。

ゴールドカードのポイント還元率を注目する重要性

ゴールドカードのポイント還元率に関しては、一般カードとの差別化を図るため高く設定されていることもあれば、そう変わらないこともある。

一見、ポイント還元率は高いほうがいいように思えるが、サービス・特典の内容や年会費との兼ね合いもあり、単純に高ければいいというものでもない。

だが年会費が高額なプラチナカードの場合、ポイント還元が年会費を超えるのは難しいが、ゴールドカードではポイント還元が年会費以上になることも多く、その意味ではゴールドカードのポイント還元率は大いに気になるところだ。

ここでは人気の高いゴールドカードのうち5枚を選び、そのポイント還元率を中心に比較した。なお、ポイント還元率の算出にあたっては、そのポイントで交換できるものの中でもっとも価値の高いものを基準とした。

「dカードGOLD」――ドコモ料金で10%還元

年会費1万円(税別)で国際カードブランドはVisaかMasterCardから選べる。ポイント還元率は1%で、ドコモの携帯電話料金やドコモ光の料金では10%となる。

街なかのdポイント加盟店ではカードの提示によりポイントが加算され、dカード特約店ではクレジット利用により別途ポイントが加算されたり割引を受けられたりする。

そのほか携帯電話の紛失・盗難・修理不能の際の再購入費用を最大10万円まで補償する「dカードケータイ補償」、海外最高1億円・国内最高5,000万円の旅行傷害保険、年間300万円限度のショッピング保険、国内主要空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジサービスなどが付帯する。

「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」――入会半年は2%、電子マネー利用で1.5%還元

年会費1,950円(税込)で国際カードブランドはMasterCardかJCBから選べる。ポイント還元率は1%で、入会6ヵ月間は2%となる。

さらに、オリコモール経由でのネットショッピングでは、ショップごとの加算ポイントに加えて、このカードの特典として1%が加算。またカード搭載の電子マネー・iDとQUICPayの利用分にはクレジット利用ポイント1%に0.5%が加算される。

「THE POINT」というだけにポイントが貯まりやすいが、空港ラウンジサービスは付帯せず、その点は物足りなく感じられる。

海外最高2,000万円・国内最高1,000万円の旅行傷害保険のほか、国内外の宿泊施設・飲食店などの各種施設を優待価格で利用できる「Orico Club Off」が付帯しており、年会費からすれば必要十分なスペックを持っているだろう。

「三井住友VISAゴールドカード」――主要コンビニ利用で最大2.5%還元

年会費1万円(税別)で国際カードブランドはVisaとなる。ただし、ネットからの入会で初年度年会費無料となり、年会費割引特典をフルに利用することで年会費を4,000円(税別)まで安くできる。

ポイント還元率は0.5%と高くはないが、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでポイント5倍となるほか、ポイントUPモールの利用や、事前エントリーが必要だが、街なかの対象店舗でクレジット利用するとポイントアップなどの優待を受けられる「ココイコ!」の利用などでポイントを上増しできる。

そのほか、空港ラウンジサービス、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険、300万円限度のショッピング保険、医師へ無料で医療電話相談できる「ドクターコール24」などのサービスが付帯する。

「楽天ゴールドカード」――楽天市場で5%還元、楽天トラベルで2%還元

年会費2,160円(税込)で国際カードブランドはVisa、MasterCard、JCBから選べる。ポイント還元率は1%で、楽天市場でポイント最大5倍(ただし2%分は利用期間が限定されているポイント)、楽天トラベルでポイント最大2倍、楽天ポイント加盟店でポイント最大3倍となる。

ゴールドカードとしては年会費がかなり安いほうだが、空港ラウンジサービスは年2回までに制限され、海外旅行傷害保険も一般カードと同じく最高2,000万円となっている。そのほかの特典も一般カードとほぼ同じ内容となる。

ETCカード無料(通常年会費540円・税込)などの特典も付帯するが、基本的には楽天市場でのポイントアップに重点を置いたカードと考えていいだろう。

「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」――ポイント還元率は1%ながら付帯保険が充実

年会費2万9,000円(税別)で国際カードブランドはアメックス(アメリカン・エキスプレス)となる。ポイント還元率は1%。

ボーナスポイントの付与や他社ポイント・マイル移行時のレートが上がるポイントアッププログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」も提供されているが、年間3,000円(税別)の登録料が別途必要となる。

年会費が高額でポイントも貯まりにくいが、世界中の空港ラウンジを無料利用できる「プライオリティ・パス」、最高1億円の海外旅行傷害保険、最高500万円までのショッピング保険が付帯する。

さらに急な出張や病気・ケガによる入院で旅行やコンサートに行けなくなった場合にキャンセル費用を補償する「キャンセル・プロテクション」、飛行機の遅れによる臨時出費を補償する「航空便遅延補償」、カードで購入した商品の返品を店舗が受け付けない場合に代金を補償する「リターン・プロテクション」など多様な保険が充実している。

年会費のかかるゴールドカード選びは自分のライフスタイルに合った一枚を

ポイント還元率を考えるならドコモユーザーは「dカードGOLD」、楽天市場ユーザーは「楽天ゴールドカード」を選ぶと、お得度が高く感じられるだろう。

また、普段コンビニ利用が多い人なら、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンで2.5%ポイント還元となる「三井住友VISAゴールドカード」もよさそうだ。

一方ECサイトや実店舗での購入、その時によってどこでの消費が多いかばらついているという人ならば、全方位的にポイント還元率が高い「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」が賢い選択肢となるだろう。

その逆にポイントが他のカードに比べると貯まりにくいが、旅行やエンタメを楽しむ機会が多いならば、各種保険が充実している「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の方が日々お得に暮らせるかもしれない。ここでは計算上「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」のポイント還元率を1%としたが、1%還元となるのは一部のアイテムに交換した場合だけなので、体感的にはこの中でもっともポイントが貯まりにくい。そのためアメックスが提供するハイスペックなサービス・特典を享受するために持つものと考えたほうがいいだろう。

ポイント還元率はもちろんだが、自分がどこで消費をすることが多いのか、サービス・特典の内容はライフスタイルに合っているかもよく吟味して自分が持つべきカードを選びたい。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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