急速に普及するキャッシュレス決済のメリット・デメリットを正しく把握しよう

2019.6.13
FINANCE
(画像=Getty Images)
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キャッシュレス決済の普及が進んでいます。

従来のクレジットカードや電子マネーに加え、QRコード決済など新しい仕組みも生まれ、注目が高まっています。

今回は、新たな決済機能であるキャッシュレス決済のメリット・デメリットについて解説します。

キャッシュレス決済とは

キャッシュレス決済とは、言葉通り現金以外で決済することです。

日本でも電子マネーやクレジットカード浸透し、最近ではスマホ決済も広がっています。

しかし、現金でないと安心できない人も多くいます。

実際、日本のキャッシュレス化は世界でも遅れています。

たとえば、世界各国のキャッシュレス決済比率の比較をすると、以下の通りです(2015年)。

1位…韓国…89.1%

2位…中国…60.0%

3位…カナダ…55.4%

4位…イギリス…54.9%

5位…オーストラリア…51.0%

アメリカ…45%

日本…18.4%

キャッシュレス化が進展している国は40~60%であるのに対し、日本は約20%。

日本政府は2027年6月までにキャッシュレス化を進めて、決済比率を倍の40%程度を目指しています。

また東京オリンピックを来年に控えて、外国人観光客が訪れる所要な商業施設、宿泊施設などにおいて、クレジット決済や決済端末のIC(集積回路チップ)対応端末の100%普及を目指すとしています。

今後の普及が見込まれるキャッシュレス決済。

私たち利用者に対してどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

キャッシュレスのメリット

現金(あるいは財布)を持ち歩かなくてよい

現金はかさばるので持ち運びに困る場合がありますし、大きなお金は盗難の危険性もあります。

しかし、キャッシュレス決済になれば現金を持つ必要がなくなり、スマホのアプリ決済を利用すれば、財布を持ち歩く必要もありません。

ポイントが貯まる

多くのクレジットカードや電子マネーではポイントがつきます。

現金ではポイントがつかないので、キャッシュレス決済の方がおトクです。

たとえば、1%のポイントがつく電子マネーなら、1年間で10万円分利用剃れば1000円分のポイントがたまります。

キャンペーンを行っているQR決済になると、20%という高還元率のサービスもあります。

購入するものは同じでもキャッシュレス決済はポイントがつくので、現金払いよりも割安な買い物ができるのです。

履歴を管理しやすい

現金で買い物をした場合は、自分でレシートなどを管理しないと履歴が残りませんが、クレジットカードや電子マネーは利用履歴が自動的に蓄積されます。

また、マネーフォワードのような家計の収支を管理できるアプリなどが数多くリリース。

銀行やカードの履歴・残高を自動で取得して家計簿を作成してくれるので、手間をかけずに家計を管理することができます。

キャッシュレス決済のデメリット

加盟店でしか使えない

政府の後押しや、キャッシュレス事業者の動きも大きくなっているので、キャッシュレス決済できるところが増加中です。

しかし、店によって非対応の場合がありますし、一口にキャッシュレス決済といっても数多くのサービスがあります。

決済サービスのインフラとして期待されるQRコードも、国内で10社以上が乱立している状況です。

QRコードを使った決済はスマホのアプリを起動させる必要があります。

それにもかかわらず、各社がキャンペーン合戦を繰り広げるなどQRコード決済が乱立するのはなぜでしょうか。

これまでキャッシュレスというとクレジットカードが主流でした。

しかし、クレジットカードは店舗側の手数料の負担が大きくなります。

決済した売上から3~7%が手数料としてクレジットカード会社に差し引かれてしまうからです。

この仕組はsuicaなど電子マネーでも同じです。

ところがQRコード決済のpaypayやLineペイは、決済手数料ゼロを売りにして加盟店を増やしています。

QRコードを使うには、個人情報の登録が必要です。

この個人情報を利用して広告をだすなどビジネスとしての展開が期待できるので、決済手数料なしでも普及をすすめているのです。

政府がキャッシュレスを推進していること、事業者はデータを活用できること、そして小売店は手数料の負担が少ないことからQRコードの普及がすすんでいます。

セキュリティの負担

現金を紛失する恐れはないものの、キャッシュレスでもカードを紛失したり盗難にあって不正利用されたりする危険があります。

2018年12月には「paypay」を経由したクレジットカード決済で不正利用がありました。

QRコード決済は新しいサービスなので、システムに不安が残る部分があります。

また、買い物などのデータが業者に知られてしまいます。

他の人に個人情報を知られたくないという人も多いのではないでしょうか。

まとめ

キャッシュレス決済には、現金を持ち歩く必要がないことやポイントが貯まるなど、多くのメリットがある一方で、使える店舗が限られていることやセキュリティの不安などのデメリットがあります。

これらのメリット・デメリットを考慮して、何を優先させるかによってキャッシュレス決済を使い分ければいいでしょう。

たとえば、利用頻度の高い店舗ではQRコード決済を利用してポイントを貯める一方、通常の買い物では現金を使うという方法もあります。

自分の生活スタイルにあった決済方法を選ぶようにしましょう。

文・山下耕太郎/提供・The Motley Fool Japan

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