ゴールドカードの審査は一般カードより厳しい?どうすれば通る?

2018.9.13
運用・家計
(写真=carlo fornitano/Shutterstock.com)
(写真=carlo fornitano/Shutterstock.com)
ゴールドカードは一般カードよりワンランク上のため、審査基準が厳しいとされている。ただ、さまざまな特典を入手できる上、社会的な信用度も上がるなどメリットも多い。審査基準や審査に通りやすいポイント、特典などについて解説する。

ゴールドカードの年齢・年収制限ハードルは低下傾向

クレジットカードを利用する人であれば一度は手にしたいと思うだろうゴールドカード。その審査基準はどの程度厳しいのだろうか。ゴールドカードといえば一般的に年齢や年収の高さが前提とされてきたが、最近は国内の平均年収低下に伴ってか、以前に比べるとゴールドカードの審査基準は低くなっているようだ。

かつては30歳以上で年収は500万円以上がゴールドカードの申し込み資格の目安だったが、今は年齢・年収ともに低下傾向といえる。現在各カード会社が公式サイトで示している申し込み資格をみると、なかには18歳以上や年収200万円以上というものもある。ゴールドカードの種類にもよるが、だいたい300~400万円の年収があれば審査を通過する条件は満たしていると考えて構わないだろう。

ゴールドカードは利用限度額が高く設定されていることもあって、審査期間は一般カードよりやや長めとなる。カード会社によりそれぞれ異なるが、ネット申し込みによる審査期間はかなり迅速化しており、最短2営業日など短期間で発行される場合もある。

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ゴールドカードの申し込み資格と審査基準

カード会社が公表しているゴールドカードの明確な申し込み資格は、おおむね「年齢」と「年収」である。ただ、この2点を満たしてさえいれば審査を通過できるわけではなく、そのほかさまざまな要素が審査の対象となる。

属性に関する他の要素としては、職業(会社員・公務員など)、住居種類(戸建てか集合住宅か、持ち家か賃貸か)、家族構成(配偶者や扶養家族の有無)などが挙げられる。勤務先(上場企業か非上場か、規模・年商など)や勤続年数などは聞かれないこともある。

これらの属性情報は申込者自身の返済能力を測るだけでなく、万一延滞が起こった際に何らかの方法で返済分をカバーできるかどうかを確認するのに役立つ。代わりに返済してくれる家族や売却可能な不動産があれば、返済能力が高いと判断される。

もう一つ重要なのが、クレジットカードの利用履歴を積み上げた個人信用情報の証となる「クレジットヒストリー(クレヒス)」である。クレジットヒストリーからは個人が保有しているカードの支払いに遅れや延滞がないか、不相応な金額の分割払いやキャッシングを設定していないかなどが分かるため、ゴールドカードの入会審査には大きな役割を果たす。

利用限度額が高いゴールドカードは一般カードよりも審査が厳しく個人の信用度が重視されるため、カード会社は会員となっている信用情報機関を通じて入念な審査を行う。ゴールドカードの入手を望む人は、日頃から一般カードで信用力を証明しておくように心がけよう。

入会審査を通過するための3つの重要ポイント

前述した通り一般的なゴールドカードは年収300~400万円程度ならば入手が可能で、カードによっては200万円台でも入会審査対象となりうる。審査を通過するポイントとはどのようなもので、どういった点をチェックしておけばよいのだろうか。

まず注目すべきは「年齢」「年収」「年会費」の3点だ。年齢については申し込み資格を18歳以上や20歳以上と低くしているゴールドカードもあり、こういったカードは年収も低めに設定されている。またゴールドカードは通常数千円~1万円、ランクが上がると数万円の年会費が掛かるが、年会費が安いカードは審査基準も低く狙い目といえる。

買い物などの利用限度額についても同様で、カード会社側のリスクを抑えるため低い方が通過しやすい。割賦販売法や貸金業法で定められているように、カード会社は保有カードの合計利用限度額が年収の約3割を超えない範囲を設定の目安としているためだ。年収が低いのに利用限度額が高いゴールドカードに申し込むと、審査を通らない可能性もある。

入手しやすいゴールドカードは?

「年齢」「年収」「年会費」という3大ポイントに加えて「利用限度枠」もチェックしながら、入手しやすいゴールドカードを挙げてみよう。「20代限定カード」と銘打っている通り、「三井住友カード プライムゴールド」は20~29歳(学生は不可)の人に限って申し込み可能なゴールドカードだ。年収基準は「安定した収入があること」となっているが、20代専用とコピーで明確な年齢条件が付いているため審査基準は比較的低いとみられる。

「三井住友カード プライムゴールド」の年会費は5000円(税抜)と、同社の一般ゴールドカードである「三井住友カード ゴールド」の半額に設定されている。さらに初年度年会費は無料で、次年度からも前年度のカード利用金額に応じて最大半額まで減額される。カードの利用限度枠は50~200万円となる。

また30歳になると「三井住友カード ゴールド」へと自動的に切り替わり、ランクアップできるようになっている。こちらのカードは30歳以上が対象なので初めて申し込むときには年収条件が高くなるため、先に「三井住友カード プライムゴールド」を保有しておくことは一般ゴールドカード入手への賢い手段といえる。

同様に「JCB GOLD EXTAGE」も20代限定(学生は不可)のゴールドカードで、年会費3000円(税抜)は初年度無料だ。こちらも初回更新時(5年後)には審査の上、自動的にJCBゴールドへ切り替えとなる。

「MUFGカードゴールド」の年齢基準は原則として18歳以上(学生は不可)と、さらに低い。収入については「本人または配偶者に安定した収入のある方」と明記していることから、世帯収入を重視していることが分かる。したがって個人の収入が少ない若年層や主婦でも審査に通る可能性がある。年会費は1905円(税抜)と低価格な上、初年度は無料で、利用限度枠は10~200万円と下限枠が低設定だ。

三井住友系の「SuMi TRUST CLUB エリートカード」も22歳以上、年収200万円以上から申し込めるゴールドカードとなる。年会費は3000円(税抜)と低めで、利用限度枠も30~100万円と他のゴールドカードに比べて上限額がかなり制限されている。ただワンランク上に年収400万円以上に向けたゴールドカードがあるため、「SuMi TRUST CLUB エリートカード」はいわばプレゴールドカードという立ち位置となる。

特に問題なければ自動切り替えができる「三井住友カード プライムゴールド」や「JCB GOLD EXTAGE」のように、すでに保有しているカードのゴールドカードに申し込むことは有利に働く。自社のカード利用者ならそれまでの信用情報がより詳細に読み取れるため、優良な履歴をもっていれば審査に通る確率は高い。

ゴールドカードならではの特典

ゴールドカードのメリットはいろいろあり、特に海外旅行に行く機会が多い人にはおすすめしたい。大きな額の海外旅行傷害保険が付帯しているのをはじめ、空港ラウンジの無料利用や手荷物移動サービスなどの特典が付いている。海外旅行傷害保険は旅行費用の支払いにカードを利用する必要のない自動付帯が多く、家族に適用できる場合もあるなど手厚いことが特長だ。

たとえば、20代が対象で初年度年会費が無料の「三井住友カード プライムゴールド」は最高5000万円の海外旅行傷害保険が付き、国内28カ所の空港でラウンジが無料利用できる。カードで購入した商品の破損や盗難による損害を最高300万円まで購入日の翌日から200日間のショッピング補償も付帯している。

年会費やステータスがやや高めのゴールドカードをみていくと、年会費1万円の「JCBゴールド」カードの場合は海外旅行傷害保険が最高1億円、ショッピングガード保険が最高500万円付帯されている。国内の主要空港に加え、ハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジが無料で利用できる。オンライン入会であれば初年度年会費は無料というメリットも大きい。

さらに「JCBゴールド」カードにはグレードアップ制度がある。ショッピング利用合計額が2年連続で100万円以上など同社が定める一定条件を満たした人には、ワンランク上の「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待状が届く。海外約1000カ所の海外空港ラウンジが無料で利用可能な「プライオリティ・パス」が入手できるなど、プラチナカード並みのサービスが付与される。

「プライオリティ・パス」があれば、通常なら年会費399米ドルかかる空港のVIP用ラウンジを無料で利用できる。空港によって異なるものの、ドリンク類や軽食が無料なうえシャワー室などを備えているラウンジもある。一般的には、さらにワンランク上のプラチナカードに付帯するような特典といえよう。

通常、「JCBゴールド ザ・プレミア」はゴールドカードの年会費にザ・プレミアの年会費5,000円を上乗せする必要があるが、年間100万円以上のショッピングをすれば追加年会費は無料となる(2018年の招待は終了、次回招待は2019年2月予定)。仮に海外旅行費用もカードで支払うようにするとゴールドカードだけの年会費で済む可能性も高く、海外旅行が多い人にはお得な1枚といえよう。

旅行の実質的なメリットとしてマイルをためたいのであれば、JCBやVISA、MasterCardなど大手カード会社が航空会社と提携するゴールドカードがおすすめだ。搭乗時に通常より多くマイルがたまるだけでなく、買い物などでカードを使った時のマイル還元率がアップする。

たとえば「JALカード」のゴールド版である年会費17280円(税込)のJAL「CLUB-Aゴールドカード」は、搭乗ごとにもらえるフライトマイルのプラス率が25%と、一般の「JALカード」に比べて2.5倍となる。また入会後初めての搭乗時には5000マイルを付与するなど、マイルがたまる各種ボーナスが用意されている。

さらに、3,240円(税込)の追加年会費が必要な「ショッピングマイル・プレミアム」サービスにも無料で自動入会できる。ショッピング枠なら「200円の利用で1マイル」の付与率が「100円の利用で1マイル」と2倍になるため、買い物や食事、公共料金引き落としといった日常的なカード利用でマイルがたまりやすい。

せっかくゴールドカードを作るのだからポイントアップも狙いたいというのであれば、年会費が2,000円(税抜)と安価な「楽天ゴールドカード」がおすすめだ。楽天市場でカード決済した場合のポイント還元率は一般の「楽天カード」なら最大3倍だが、「楽天ゴールドカード」では最大5倍に上がる。

「楽天ゴールドカード」は、入会特典や利用特典で多くのポイントを付与するキャンペーンを定期的に実施している。こういった際に入手できるポイントと買い物でもらえる最大5倍のポイントを合わせると、楽天市場をよく利用する人ならば年会費も楽にカバーできそうだ。

いずれにしてもゴールドカードは基本的に年会費が掛かるので、それを上回るメリットを備えているかどうかが重要だ。カードによって機能や特典がそれぞれ異なるため、自分の属性やライフスタイルに合うゴールドカードを選ぶようにしたい。

文・MONEY TIMES 編集部

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