プラチナカードの7つのメリット 空港ラウンジ無料利用など、クレジットカードの特典を紹介

2019.3.15
FINANCE
(写真=Casper1774 Studio/Shutterstock.com)
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プラチナカードは高いステータス性を持つが、実際的にどんなメリットがあるのか知らない人もいるのではないだろうか。ここでは、空港ラウンジの無料利用やコンシェルジュサービスなど、プラチナカードのメリットを7つ紹介する。

クレジットカード「プラチナカード」とは何か?

最初に「プラチナカードとは何か」について説明しよう。

プラチナカードの位置付け

クレジットカードは、一般カード→ゴールドカード→プラチナカード……の順にグレードが上がる。それに伴い、特典やサービス内容がレベルアップするが審査通過の難易度もアップする。

プラチナカードの上位グレードはブラックカードだが、カード発行会社によって呼び方が異なることも。また、ゴールドカードとプラチナカードの間に中間グレードのカードが存在することもある。

たとえば、JCBのプロパー(自社)カードには、ゴールドとプラチナの間に「ゴールド ザ プレミア」というカードが存在しており、“ゴールドが進化”したものと称されている。

カードフェイスがブラックカラーのものも

カードフェイスについては、ゴールドカードはその名の通り金色のカードフェイスがほとんどだが、プラチナカードはプラチナカラーのほかブラックカラーの場合も少なくない。これは、一般カードがシルバーカラーであることが多く、混同を避けるためとも考えられる。

また、ブラックカラーは、ブラックカードを連想させるために見た目でのステータス感をプラスすることも1つの理由といえそうだ。なお、楽天カードのプラチナグレードのカードは「楽天ブラックカード」という名称となっており、カードフェイスもブラックカラーだ。ただ、券面に「Platinum」と記されており、実質的にはプラチナカードであることが示されている。

カード素材はメタルもある

カードの素材については、アメックスのプラチナ(アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード)はメタル(金属)カードで、プラチナの名にふさわしい高級感を醸し出している。

プラチナグレードの“一般”クレジットカードも存在する

一言にプラチナカードといっても、発行会社によって特典やサービス内容、利用限度額の範囲などは大きく異なっており、一様に「プラチナカードとはこういうもの」ということはできない。

年会費も、アメックスのプラチナが13万円(税別)と高額な一方で、オリコのプラチナ(Orico Card THE PLATINUM)は2万円(税込)と金額に差がある。同じプラチナでこれだけの金額差があるのだから、当然、両者の特典・サービスにも差はある。

たとえば、アメックスは一般カードでも他社ゴールドカード相当の特典・サービス内容が用意されているといわれる。そうなると、当然、アメックスのプラチナは他社のプラチナよりもグレードの高い特典・サービスとなる。

ダイナースクラブも、一般カードの特典・サービス内容が他社のゴールドやプラチナグレードに相当するといわれている。ダイナースクラブにはゴールドカードやプラチナカードが存在しないため、一般カードの次は通常のブラックカードにあたる「プレミアムカード」となる。

プラチナカードの7つのメリット 空港ラウンジ無料利用にホテル優待も

プラチナカードは会社によって差があるということを前提に、一般的なプラチナカードに付帯される特典・サービスなどのメリットについて紹介しよう。

メリット1 利用限度額の上限が上がる

同じカード発行会社のプラチナカードなら、ゴールドカードよりも利用限度額の上限は高くなる。ただし、その額はカード発行会社によって差があり、基本的には年会費が高いほど利用限度額の上限も高くなると考えてよい。

たとえば、年会費2万円(税込)のOrico Card THE PLATINUMの利用限度額の上限は300万円だが、年会費5万円(税別)の三井住友プラチナカードの利用限度額は下限が300万円となっている。

ここで1つ留意しておきたいのは、ゴールドカードからプラチナカードへ進んだ場合でも、会員個人の利用限度額が必ずしも引き上げられるとは限らないという点だ。たとえば、ゴールドカードのときに利用限度額がある程度まで引き上げられていた場合、プラチナカードになっても限度額が上がらない可能性もある。

なお、アメックスについては、一般カードの段階から一律の利用限度額は定まっておらず、会員の利用状況や支払い状況に応じて限度額が設定される。他社の同ランクのカードよりも限度額は高いとされ、高額の決済も事前の相談で可能となることから、プラチナなら相当な高金額を決済できると考えてよいだろう。

メリット2 世界中の空港ラウンジを利用できる

ゴールドカードの多くには、国内主要空港のラウンジが無料利用できる特典が付帯する(韓国・仁川やハワイ・ホノルルの空港ラウンジが加わることもある)。一方、プラチナカードには、世界1,200ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスや、世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジを利用できるLounge Key(ラウンジ・キー)の特典が付帯することが多い。

空港ラウンジサービスについては、同伴者の利用料金も無料になるか、あるいは、家族カード所有者も利用できるかどうかで使い勝手が違ってくるので、プラチナカード取得を検討する際にはよく確認したい。

なお、プラチナカードで利用できる空港ラウンジサービスの最高峰といえるのが、アメックスだ。アメックス・プラチナの空港ラウンジサービスでは、プライオリティ・パスはもちろん、アメックスが最上位会員向けに運営するセンチュリオンラウンジ、プラザ・プレミアム・エアポート・ラウンジ、インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ、デルタ・スカイクラブ、エスケープ・ラウンジUS、エアスペース……と7つのラウンジプログラムが利用可能となっている。

メリット3 空港関連サービスが充実している

ゴールドカードでも空港関連サービスとして、海外携帯レンタル優待、wifiレンタル優待、空港宅配優待などが一般的に付帯する。プラチナカードではこれに加え、手荷物無料宅配や、海外旅行時に出発空港でコートを預かってくれるクロークサービスなども付帯することが多い。

メリット4 高級ホテル・レストランなどで優待を受けられる

一般カードやゴールドカードでも、ホテルやレストランを優待価格で利用できる特典が見られるが、プラチナカードではそのサービスが強化される傾向にある。2名以上の予約でコース料理が1名分無料となる特典が付帯するプラチナカードも多い。

また、ホテルの優待では、部屋のワンランクアップグレードやアーリーチェックイン、レイトチェックアウトなどの優待を受けられることがある。アメックスのプラチナでは毎年のカード更新時に国内の対象ホテルで1泊できる無料宿泊券がプレゼントされる。

メリット5 エンターテインメントの優待を受けられる

エンターテインメントのチケットを優先的に取得できる特典が付帯するカードもある。たとえば、宝塚歌劇団の三井住友カード貸切公演ではプラチナ会員用のSS席が用意されている。申し込み多数の場合は抽選となるが、一般公演で入手の難しい席種であることを考えると、ファンにとって非常に価値のある特典だ。

なお、同じく三井住友プラチナカードには、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のアトラクション待ち時間を短縮する「ユニバーサル・エクスプレス・パス」が、同伴者最大4名分まで1日1枚提供される特典もある。

メリット6 保険の補償額が大きい

クレジットカードに付帯する旅行傷害保険に関しては、ゴールドカードの多くが最高5,000万円程度の補償金額であるのに対し、プラチナでは最高1億円の補償となっているものが多い。たとえば、オリコ、JCB、三井住友カード、アメックスのプラチナカードは海外・国内ともに最高1億円補償だ。

ショッピング保険の補償金額もゴールドに比べて高額であることが多く、また、航空便の遅延により生じた臨時の出費を補償する航空便遅延補償が付帯することもある。オリコのOrico Card THE PLATINUMには、他人に対する賠償責任が生じたときに補償する個人賠償責任保険も付帯している。

メリット7 コンシェルジェサービスが利用できる

多くのプラチナカードでは、旅の手配やレストランの予約、各種チケットの確保、ギフトの手配、希少品の探索……などについて、相談に乗ってくれるコンシェルジュサービスが利用できる。

たとえば、「妻の誕生日を祝いたい。観劇の後、そこから徒歩圏内の三ツ星レストランへ移動するという流れを考えているが、おすすめのコースを教えてほしい。レストランでは花束も用意しておいてほしい」という相談をすると、劇場・レストラン・花束のおすすめと手配までを代行してくれる。

なお、コンシェルジュを通して手配を行うと、レストランで良席が用意されたり、花束がより豪華になったりすることも多いようだ。

そのプラチナカードには必要な特典・サービスがあるか確認を

ここで紹介したのはあくまで一般的なプラチナカードの特典・サービスであり、カードによってはここにない特典があったり、あるいはここで紹介した特典が付属していない場合もある。

いずれにせよ、プラチナカードの年会費は比較的高額なので、単にステータス感を得たいというだけでプラチナカード取得を目指すのではなく、本当に自分が必要としている特典・サービスが備わっているのかどうかをよく考えたい。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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