クレジットカードの5大ブランド比較 VISA、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースの特徴は?

2019.3.10
FINANCE
(写真=Olleg/Shutterstock.com)
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クレジットカードには代表的な5つの国際ブランドがある。それがVISA、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス(アメックス)、ダイナースクラブだ。それぞれどんな特徴があるのだろうか?クレジットカード選びの際には参考にしてもらいたい。

VISAーー国際クレジットカードブランドの大手

(写真=Theethawat Bootmata/Shutterstock.com)

クレジットカードでおなじみの「VISA」は、自社ではカードを発行しておらず、多くのカード発行会社へグローバルな決済の仕組みを提供している。

VISAは200以上の国と地域に加盟店を持ち、現在利用されているVISAブランドのカードは24億枚(2015年3月31日時点)、全世界のカード決済の54%(2016年度・THE NILSON REPORT調べ)を占めるカードブランドだ。もし、クレジットカードの券面の右下に「VISA」のロゴマークがあれば、そのカードは世界中のVISA加盟店で使うことができる。

VISAの歴史は、1958年にバンク・オブ・アメリカが消費者向けクレジットカード「BankAmericard」を発行したことに始まる。1976年にカードの名称を「VISA」に変え、2007年には世界各国の事業を統合する形でグローバル企業としてのVISAを発足した。

VISAのカードランクは、一般カードにあたる「クラシックカード」から順に、「ゴールドカード」→「プラチナカード」→「Infiniteカード」とランクアップする。

詳しく読む▶▶▶
クレジットカード「VISA」はどんなブランドなのか?銀行系や楽天など、代表的なカードも紹介(PR)(2019.1.3)

Mastercardーー4,000万店もの加盟店を持つクレジットカード

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Mastercardの本社はアメリカにある。しかし、Mastercardの歴史を辿ると、2002年にヨーロッパのEuroCard(ユーロカード)と合併し非公開株式会社となった後、ニューヨーク証券取引所に上場している。そのため会社設立当初はヨーロッパ圏の会員が多かったが、現在では世界各地に加盟店を持つほどまでに拡大している。決済関連のレポートで有名な「ニルソンレポート」によると、世界の購入取引件数のシェアはVISAが56%、Mastercardが26%で、この2ブランドだけで世界シェアのおよそ8割を占めていることがわかる。

Mastercardの強みは、世界各国に約4,000万店もの加盟店を持っていることだ。海外での利便性も高く、現金を持ち歩くのが不安な旅行先でも、Mastercardがあれば必要な時に必要な分だけキャッシングをすることもできる。海外のATMを検索するアプリも利用できるため、旅行先でもスムーズにショッピングを楽しめる。

Mastercardブランドでは、スタンダード、ゴールド、チタン、プラチナ、ワールド、ワールドエリートの6つのグレードが用意されている。

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「Mastercard」はどんなブランド?ポイント還元率の高いクレジットカードも紹介(2019.3.1)

JCBーー日本発の唯一の国際ブランドクレジットカード

(写真=TungCheung/Shutterstock.com)

JCB(株式会社ジェーシービー)は、1961年に株式会社日本クレジットビューローとして設立。その英語表記の頭文字をとり「JCB」と略称された。同年に日本初の汎用型クレジットカード(店舗を限定せず幅広く使えるクレジットカード)の発行を開始し、約10年後の1972年には会員数100万人を突破。1981年にはクレジットカードの国際ブランドとして海外展開を開始する。

JCBブランドのついたクレジットカードの大きなメリットとして挙げられるのが、日本人がよく観光で訪れる世界32の主要都市に設置されたJCBプラザ、そして、世界9都市に設置されたJCBプラザラウンジが利用できることだ。

JCBのポイントサービスについても触れておこう。JCBブランドと提携する他社発行のカードではそれぞれのカード会社のポイントサービスが適用されるが、JCB自体が発行するカードでクレジット支払いをすると、Oki DokiポイントというJCB独自のポイントが1,000円の利用ごとに1ポイント貯まることになる。

JCB自体が発行する主なカードには以下のようなものがある。

JCB一般カード(年会費1,250円・税別)
JCBゴールド(年会費1万円・税別)
JCBゴールド ザ プレミア(年会費1万5,000円・税別、ゴールド保有者で一定の条件を満たした人が招待される)
JCBプラチナ(年会費2万5,000円・税別)
JCBザ・クラス(公式サイトに年会費の記載なし)
カードのステータスは後にいくほど高くなり、JCBザ・クラスはいわゆるブラックカードにあたるものと考えていいだろう。

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クレジットカード「JCB」はどんなブランドか?メリットや代表的なカードを紹介(2019.1.23)

アメリカン・エキスプレス(アメックス)ーーステータスカードの代表的存在

(写真=Nada Sertic/Shutterstock.com)

アメックスはダイナースクラブと並び、富裕層向けのステータスカードと呼ばれている。特にプロパーカード(アメックス自体が発行するカード)は一般カードであっても他社ゴールドカードに匹敵するサービスを誇る。

アメックスのプロパーカードで一般カードにあたるのはアメリカン・エキスプレス・カード(カードフェイスの色からアメックス・グリーンと通称される)だが、これは一般カードであるにもかかわらず、最高5,000万円の国内・海外旅行傷害保険のほか、国内28空港・海外2空港の空港ラウンジ無料利用、国内外1,200ヵ所以上の空港VIPラウンジを1回32米ドルで利用できる「プライオリティ・パス」の年会費無料登録などの特典が付帯する。

なおアメックスのプロパーカードは不意のショッピングにも利用できるように、利用限度額に一定の制限が設けられていない。自分の収入に見合ったショッピングであれば、基本的には限度額を気にせず使えると考えていいだろう。

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楽天アメックスも登場、「アメリカン・エキスプレス」はどんなブランドなのか(2018.10.12)

ダイナースクラブーー特に高級店で本領を発揮するクレジットカードブランド

(写真=Casper1774 Studio/Shutterstock.com)

ダイナースクラブはアメリカで1950年に設立。日本ではダイナースクラブカードを発行する日本ダイナースクラブが、1960年に日本最初のクレジットカード会社として設立された。「チャージカード(翌月一括払い専用カード)」に分類されるクレジットカードで、その性質上、利用金額には一律の制限が設定されていない。

支払い能力があると認められた人にカードが発行されるわけで、プロパーカード(カード会社自体が発行するクレジットカード)に関しては、それを持っているだけでもステータスになると言われているほどだ。ダイナースクラブカード(プロパーカード)の年会費は本会員が2万2,000円(税別)、家族会員が5,000円(税別)と、他社ゴールドカード、あるいはプラチナカード並みに高額な設定となっている。この年会費もそのステータスゆえと考えればいいだろう。

ダイナースクラブカードにはどんな特典がついてくるのか?まず特筆すべきはグルメ関係の特典だ。カード名にもなっている「ダイナース」とは「食事をする人」を意味しており、グルメ関連の特典こそがこのカードの真骨頂といえる。通常は予約が難しい高級料亭を予約できたり、国内レストランでのさまざまなイベントや優待を受けられたりといった特典がある。

詳しく読む▶▶▶
経営者・エグゼクティブ向けクレカ「ダイナースクラブ」を持つためには?(2018.11.10)

構成・MONEY TIMES編集部
 

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