プラチナカード10枚をランキングで比較 限度額や年会費、還元率、保険やラウンジ利用など、お得なのはどれ?

2019.8.9
FINANCE
(写真=americanexpress.com)
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ステータスクレジットカードとして憧れを集めるプラチナカード。だがプラチナグレードだからといってすべて同じスペックというわけではない。ここでは人気のプラチナカード10枚を各項目別にランキング形式で比較。自分にぴったりのプラチナカードを選ぶ際の参考にしてもらいたい。

プラチナカードとはどんなクレジットカードなのか?

一般的にプラチナカードとは、ゴールドカードよりも1ランク上のカードを指す。ステータスとしては、一般カード→ゴールドカード→プラチナカードの順に高くなる。なお、券面は高級感のあるプラチナカラーかブラックカラー、メタル素材であることも多い。

通常、プラチナカードは最上位カードに位置付けられている。しかしカード会社によってはさらに上位のカードが存在することがあり、またゴールドカードが最上位カードで、プラチナカードが存在しないこともある。

他社プラチナカードと同等かそれ以上のスペックを持つゴールドカードも存在するので、単純にプラチナカードがゴールドカードよりもスペックが高いとは言えない。だが、同じ会社でゴールドカードとプラチナカードが存在する場合、後者のほうが特典や付帯保険が充実していると考えていいだろう。

プラチナカードの申し込み条件と審査難易度――インビテーションは必要なのか?

プラチナカードの申し込み条件として、カード会社からのインビテーション(招待状)が必要となるケースがある。インビテーションが届くのは多くの場合、すでにそのカード会社のゴールドカードを持ち、それなりの利用実績がある人だ。アメックスのプラチナカードもかつては招待制をとっていたが、現在ではウェブサイトなどからの申し込みが可能だ。上記で紹介している他のカードも、同様にウェブサイトなどからの申し込みができる。

ただし、審査のハードルが下がったかどうかは、詳細な条件の記載がないため不明だ。クレジットカードの審査基準は各社とも明らかにしておらず、その部分はブラックボックスと言っていい。ただしプラチナカードの場合は、それなりの年収や社会的ステータスがなければ審査をパスできないと考えたほうがいいだろう。

プラチナカードの利用限度額はクレジットカードごとに大きく異なる

年会費はカード会社によって大きく違う。例えば、オリコカードのプラチナ(Orico Card THE PLATINUM)は2万円(税込)、JCBプラチナは2万5,000円(税別)、三井住友プラチナカードは5万円(税別)、アメックス(アメリカン・エキスプレス)のプラチナカードは13万円(税別)となっている。アメックスの年会費は、オリコの6倍以上だ。

同じカード会社のプラチナカードなら当然ゴールドカードよりも利用限度額は高くなる。基本的には年会費が高ければ利用限度額も高いと思って問題なしだろう。例えば年会費2万円(税込)のオリコ・プラチナカードでは最高300万円であるのに対し、年会費5万円(税別)の三井住友プラチナカードでは原則的に300万円からとなっている。

もともとアメックスは一般カードであっても一律の利用限度額が設けられておらず、会員の利用状況や支払い実績などで異なる。無制限に使えるわけではないが、プラチナカードともなれば、相当な金額でも一度に決済できるだろう。

プラチナカードのポイント還元率ランキング――1位はアメックス・プラチナは3.0%還元

ポイント還元率のランキングでは、ボーナスポイントやリボ払いなどによるポイントアップは考慮せず、ポイントを利用・交換できる対象のうち、価値がはっきりしていてもっとも還元率の高いものを参考にした(ただし使い道が非常に限定される交換対象は判断から除外)。

なお、マイルに関しては1マイル→2円相当として換算。同程度の還元率の場合は年会費がより安いものを上位とした。
 
  カード名 還元率 備考
1位 アメリカン・エキスプレス・
プラチナ・カード
3.0%  
2位 ANA JCB カード プレミアム 2.6% ANAマイルに交換した場合
3位 セゾンプラチナ・ビジネス・
アメリカン・エキスプレス・カード
2.0% SAISON MILE CLUBに登録し直接JALマイルを貯めた場合
4位 JALアメリカン・エキスプレス・
カード プラチナ
2.0% マイルが直接貯まる
5位 Orico Card THE PLATINUM 1.2% ANAマイルに交換した場合
6位 TRUST CLUB
プラチナマスターカード
0.81% カード年会費に充当した場合
7位 エポスプラチナカード 0.6% ANAマイルに交換した場合
8位 JCBプラチナ 0.6% ANAマイルに交換した場合
9位 三井住友VISAプラチナカード 0.6% ANAマイルに交換した場合
10位 MUFGカード・プラチナ・
アメリカン・エキスプレス・カード
0.4% JALマイルに交換した場合

やはりここで目立つのは「アメックス(アメリカン・エキスプレス)・プラチナ」だろう。他のクレジットカードに比べてると年会費は群を抜いて高額ではあるが、3.0%という数字は高還元率であることには間違いない。クレジットカードでの支払い頻度が高い人や高額利用の多い人にとってはメリットが大きい。

プラチナカードの空港ラウンジ利用サービスランキング――7つのラウンジプログラムを利用できるカードも

プラチナカードの多くには世界中の主要空港ラウンジを無料利用できるサービスが付帯している。

正確に言うと、そのような空港ラウンジプログラムに無料で登録できる仕組みになっており、それには世界1,200ヵ所を超える空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」のほか、世界650ヵ所を超える空港ラウンジを利用できる「ラウンジ・キー」などがある。

ここでは同様のサービス内容のものに関しては年会費の安いものを上位とした。
 
  カード名 空港ラウンジサービス
1位 アメリカン・エキスプレス・
プラチナ・カード
プライオリティ・パスを含む7つのラウンジプログラムを利用可能
2位 ANA JCB カード プレミアム プライオリティ・パス、国内線ANAラウンジ
3位 セゾンプラチナ・ビジネス・
アメリカン・エキスプレス・カード
プライオリティ・パス
4位 エポスプラチナカード プライオリティ・パス
5位 MUFGカード・プラチナ・
アメリカン・エキスプレス・カード
プライオリティ・パス
6位 JCBプラチナ プライオリティ・パス
7位 JALアメリカン・エキスプレス・
カード プラチナ
プライオリティ・パス
8位 三井住友VISAプラチナカード プライオリティ・パス(プレゼントの1つとして選択できる)
9位 Orico Card THE PLATINUM ラウンジ・キー、オリコ空港ラウンジサービス
10位 TRUST CLUB
プラチナマスターカード
国内主要空港と海外2ヵ所の空港ラウンジサービス

やはりここでも目立つのはアメックス・プラチナだ。利用できる7つの空港プログラムの中には、アメックス上位会員のみが利用できる「センチュリオン・ラウンジ」などVIPラウンジも含まれており、高額な年会費も納得できる内容となっている。

また国内線に限られるが「ANA JCB カード プレミアム」は、一般的なクレジットカードのラウンジよりもグレードの高いとされる航空会社のラウンジ「ANAラウンジ」を利用できるためランキングでは上位に位置づけた。

プラチナカードの付帯保険ランキング――「アメックス・プラチナ」は独自の保険も充実

付帯保険については優劣の判断が難しいところだが、海外・国内旅行傷害保険と家族特約の有無、航空便遅延保険、ショッピング保険、その他の保険、そして各保険の適用条件とカード年会費などから総合的に判断した。
 
  カード名 旅行傷害保険 家族特約 航空便遅延保険 ショッピング保険 その他の保険
1位 アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 海外最高1億円(自動付帯時最高5,000万円+利用付帯時最高1億円)・国内最高1億円(利用付帯) 海外(自動付帯)・国内(利用付帯) 海外・国内とも自動付帯 500万円 限度額1億円の個人賠償責任保険、キャンセル・プロテクション、リターン・プロテクション、ワランティー・プラス、ホームウェア・プロテクション、ゴルフ・スキー・テニス保険
2位 JCBプラチナ 海外・国内最高1億円(自動付帯) 海外(自動付帯) 海外・国内(自動付帯) 500万円  
3位 三井住友VISAプラチナカード 海外・国内最高1億円(自動付帯) 海外(自動付帯) 海外(自動付帯)・国内(利用付帯) 500万円  
4位 ANA JCB カード プレミアム 海外・国内最高1億円(自動付帯) 海外(自動付帯)   500万円 最高5,000万円の国内航空傷害保険
5位 エポスプラチナカード 海外(自動付帯)・国内(利用付帯)最高1億円 海外(自動付帯)・国内(利用付帯)      
6位 Orico Card THE PLATINUM 海外最高1億円(自動付帯分5,000万円+利用付帯分5,000万円)・国内最高1億円(利用付帯) 海外(自動付帯)・国内(利用付帯) 海外(自動付帯・国内(利用付帯) 300万円 限度額100万円の個人賠償責任保険
7位 MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 海外最高1億円(自動付帯分5,000万円+利用付帯分5,000万円)・国内最高5,000万円(自動付帯)  海外・国内(自動付帯) 海外・国内(自動付帯) 300万円 最高1,000万円の犯罪被害傷害保険
8位 JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナ 海外最高1億円(自動付帯分5,000万円+利用付帯分5,000万円)・国内最高5,000万円(自動付帯) 海外・国内(自動付帯) 海外(自動付帯) 300万円 ゴルファー保険
9位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード 海外最高1億円・国内最高5,000万円(自動付帯・追加カード会員は適用外)     300万円  
10位 TRUST CLUB プラチナマスターカード 海外・国内最高3,000万円(利用付帯) 国内(利用付帯)   50万円  

上位にくるのは海外・国内とも最高1億円補償の旅行傷害保険のもの。そのうち「アメックス・プラチナ」には、所有する電化製品の破損時に購入代金の一部を補償する「ホームウェア・プロテクション」など独自の保険が充実していることから1位とした。

プラチナカードの年会費ランキング――年会費3,000円から13万円まで

代表的なプラチナカードの具体的な年会費はどうなっているのだろうか?

年会費のランキングでは安いものを上位に位置づけており、年会費割引制度があるカードでは割引後の金額で判断した(リボ払いが割引条件の場合は判断から除外)。
 
  カード名 年会費 年会費割引等
1位 TRUST CLUB
プラチナマスターカード
3,000円(税別)  
2位 セゾンプラチナ・ビジネス・
アメリカン・エキスプレス・カード
2万円(税別) 年間200万円以上のショッピング利用で次年度年会費が1万円(税別)
3位 Orico Card THE PLATINUM 2万円(税込)  
4位 エポスプラチナカード 3万円(税込) カード発行会社からの招待で2万円(税込)、年間利用額100万円以上で翌年以降2万円(税込)
5位 MUFGカード・プラチナ・
アメリカン・エキスプレス・カード
2万円(税別)  
6位 JCBプラチナ 2万5,000円(税別)  
7位 JALアメリカン・
エキスプレス・カード プラチナ
3万3,480円(税込)  
8位 三井住友VISA
プラチナカード
5万円(税別)  
9位 ANA JCB カード
プレミアム
7万円(税別)  
10位 アメリカン・エキスプレス・
プラチナ・カード
13万円(税別)  

「TRUST CLUBプラチナマスターカード」は、ほかのプラチナカードより群を抜いて安い年会費設定。海外・国内旅行傷害保険が最高3,000万円、空港ラウンジ無料利用サービスは国内の主要空港と仁川国際空港(ソウル)、ホノルル国際空港(アメリカ)のみとなっており、他のクレジットカードと比べるとゴールドカード相当の内容となっている。

プラチナカードを選ぶ時のポイントは年会費と優待・サービスのバランス

総合的に判断すると年会費が群を抜いて高い「アメックス・プラチナ」が1位という結果となった。高額な年会費相当のスペックを持つカードであることがわかる。

一方で「TRUST CLUB プラチナマスターカード」はプラチナカードというよりはゴールドカード相当の優待・サービス内容だが、有名レストランのコース料理を2名以上で利用すると1名分が無料になるというプラチナカードらしいサービスも付帯している。3,000円(税別)という年会費を考えると十分リーズナブルなカードと言える。

プラチナカードの年会費は一般のカードに比べて基本的に高額なので、優待やサービスが本当に自分の生活にマッチしているかよく考えて選びたい。海外旅行へ頻繁に行く人や高級ホテルをよく利用する人なら、高額な年会費に見合ったサービスを享受できるだろう。だが、そうでなければ、ただ高額な年会費を支払わされているだけ、という結果になってしまう。そうしたことも踏まえたうえで、自分のニーズに見合ったプラチナカードを選んでほしい。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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