4°Cホールディングスは4月13日、2020年2月期の決算を発表した。売上高は449億円(前期比4.6%減)、営業利益は39億円(同20.2%減)、当期純利益は24億円(同1.4%増)の減収増益だった。

セグメント別では、ジュエリー事業はクリスマス商戦の低迷や消費税の引き上げなど下期の苦戦により通期で減収減益になった。売上高は268億円(前期比7.9%減)、営業利益は33億円(同25.6%減)、当期純利益は21億円(同28.6%減)だった。2021年2月期は中国マーケットからジュエリー事業を撤退し、「メゾンジュエル(Maison Jewell)」「ルリア4°C(Luria 4°C)」を廃止する。

アパレル事業は、前期に株式の売却益があったものの、前期比では88.8%減となった。売上高は179億円(前期比0.9%増)、営業利益は7億円(同25.5%増)、当期純利益は5億円(同88.8%減)だった。

また、5月28日付けで広島銀行の取締役専務執行役員の廣田享氏が代表取締役社長兼COOに就任する。瀧口昭弘代表取締役社長兼COOは取締役を退任し、エフ・ディ・シィ・プロダクツ専任の代表取締役社長となる。なお、2021年2月期の連結業績予想は新型コロナウイルスの収束時期の見通しが困難なことから未定とした。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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