真似するだけで効果絶大

特に男性のビジネスパーソンには、おしゃれに無頓着な人が多い。しかし、外見が与える印象がよくなければ、せっかく中味がよくても、仕事の成果が思うように上がらない。4,500人を超えるビジネスパーソンの買い物に同行してきたスタイリストの森井良行氏に、具体的なビジネスコーデの例を教えてもらった。

※本稿は、森井良行著『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

クレームを丸く収めたいなら「水色のネクタイ」!―外資系ホテルの総支配人風

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仕事で人間関係のトラブルが起きたときは、水色の力を借りましょう。

水色は、色彩心理学で「人を落ち着かせる効果が高い色」だとされています。

クレーム対応の場面で水色のアイテムを活用すれば、相手のイライラを緩和させることができるかもしれません。

相手の視界に入りやすいネクタイを水色にし、色の効果を高めるために、柄は無地で、素材は艶のあるシルクで表情を持たせましょう。

ダークネイビースーツを合わせることで、全体のフォルムが引き締まり、ビシッとした礼儀正しさも加わります。

大勢の前で話すときは「ベージュ色のジャケット」!―プロのセミナー講師風

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お客様から「人前で話すときに着る服」をオーダーされたときは、明るい服を選ぶことが多いです。そのほうが舞台映えし、その人のスキルが際立って見えるからです。女性であれば白いジャケットも選択肢に挙がりますが、男性が着こなすには難易度が高いでしょう。そこで、ベージュ色のジャケットです。

男性のビジネスファッションでは黒・紺・グレーなどの色が多いので、ベージュ色のジャケットは、ひときわ明るい印象を与えます。

パンツは、チャコールグレーのスラックスにして、ジャケットの明るい印象を引き締めます。このコーデには、白シャツにノーネクタイも◎です。ネクタイを絞めるなら、紺色など濃い目のネクタイと合わせると印象がグッと締まります。
 

街コンに行くなら「濃紺のGジャン」!―カッコいいのに親しみやすいカリスマ美容師風

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濃紺のGジャンは、やんちゃながらもキレイな印象を与えます。

さらに、黒いチノパンを合わせれば、モダンな雰囲気をプラスできます。Gジャンはアメカジのイメージが強いですが、黒いパンツや白いスニーカーを合わせることで、今っぽい見え方に変わります。

カリスマ美容師たちには、「カッコいい」というイメージがありますが、彼らはリピーターの重要性を理解し「親しみやすさ」といった印象も大事にしているそうなので、このコーデはその雰囲気をお手本にしています。

濃紺のGジャンに抵抗がある方は、紺色のデニムシャツをTシャツの上に羽織ってみましょう。

森井良行(もりい・よしゆき)
スタイリスト/〔一社〕服のコンサルタント協会代表
日本大学卒業後、一般企業を経て、2007年にスタイリストとして独立。のちに、〔一社〕服のコンサルタント協会代表理事に就任。「外見とは、いちばん外側にある内面。外見を磨くことは、内面のよさを伝える第一歩」をモットーに、これまで4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。現在ではユニクロからエルメスまでを上手に活かす「着こなしのメソッド」を構築。そのメソッドは、服が与える印象を言語化し、カジュアルとスーツの間に位置する大人のよそ行き「エレガントカジュアル(通称エレカジ)」をコーディネートに取り入れることを特徴としている。また、東洋経済オンラインで連載、All Aboutメンズファッションガイドを務める。自身も学生時代に服やおしゃれに悩んでいたからこそ書けるユーザー目線の記事が評判となる。著書に『毎朝、迷わない! ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方』(WAVE出版)、『男の服選びがわかる本』(池田書店)などがある。(『THE21オンライン』2019年11月05日 公開)

提供元・THE21オンライン

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