家事で他にすることがあるのに、その場を離れられず、待ち受け状態になる場面はストレスがたまるもの。そんな「待ち受け家事」について、IoT技術を活用したスマホ連携の宅配ボックス「スマート宅配ポスト」の株式会社LIXILが実態調査を実施。宅配ボックスのニーズの高さを明らかにしています。

 この調査は、株式会社LIXILが首都圏・30代~40代の戸建住宅に住む既婚女性300名を対象に行ったもの。まず、他にすることがあるのに待っていなければいけない「待ち受け家事」の経験について聞いてみると、8割以上が「よくある」「たまにある」と回答。そのうち「よくある」という回答は全体の約4割(38.4%)を占めました。

 具体的にどんなことで待ち受け状態になるか尋ねてみると、トップは「宅配便の発送・受け取りを待つ時間」で、半数以上となる52.3%の人が経験ありとの答え。これは確実に自分の都合を後回しにし、相手を待っていないといけないだけに、待ち受け感の強い場面ですね。
 

おたくま経済新聞
(画像=おたくま経済新聞)
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 理由を聞いてみると、配達時間帯の指定はできますが、配達ルートの関係上その時間帯の幅は数時間あり、届くまでは買い物など外出できないことがストレスとなる模様。また、もし待ちきれずに外出し再配達になった時、二度手間になることに申し訳なさを感じる、という回答も44.4%の人が理由に挙げています。
 

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 専業主婦が減り、共働き世帯が主流となった現代、家事負担を減らすための様々な商品やサービスが登場しています。どんなものを利用したいかという質問で、上位3つに挙げられた「新・3種の神器」はというと、掃除のしやすいトイレ(66.7%)、宅配ボックス(51.0%)、ロボット掃除機(49.0%)。
 

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 手間のかかるお掃除関連は納得ですが、宅配ボックスが半数以上の支持を集めて2位というのは、それだけ宅配便での手間を省きたいという気持ちが強いのかもしれません。このところ通販や個人間取引で宅配便を利用する機会も増え、さらに宅配業者の人手不足も深刻化していますから、不在でも荷物の受け取りができる宅配ボックスは、どちらの側にとっても便利なものといえそうです。

 また、宅配ボックスではなく、玄関先や車庫の前などに荷物を置く「置き配」については、およそ8割の人がセキュリティ面で心配だと回答。荷物が置かれていることが「不在」のサインとなって空き巣の心配もありますし、逆に荷物を盗まれたり、雨などで損傷するかもしれないという不安もあります。
 

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 宅配業者の人手不足は今後も続きそうですから、現在の時間帯指定配達も維持できるかは不透明。宅配ボックスの需要は、これから高まってくるのかもしれません。

情報提供:LIXIL株式会社

(咲村珠樹)

提供元・おたくま経済新聞

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