企業のテレワーク導入などが進み「好きな場所で働ける」という考え広まる中、旅するように仕事をしたいと夢見る方もいるのでは?

近年、働き方だけでなく『暮らし方』にも変化が起きています。

今回はそんな夢に少しだけ近づける「多拠点生活」についてご紹介します。

オススメのサービスと実例もお見逃しなく!
 

清水遼太

1997年11月 神奈川県横浜市出身。法政大学4年、学費は滞納中。学費を稼ぎながらギリギリでいつも生きている。現役陸上部として、体力の限界まで走ったりもしている。インターン生として「インビジョン」にジョイン後、Fledgeチームの営業兼ライターとして日々奮闘。

多拠点生活ってなに?

そもそも多拠点生活って何ですか?って方もいると思いますので説明します。

「それは知ってるからもう少し細かいところを知りたい!」という方はすこーしだけ画面をスクロールしてください!笑

多拠点生活

「家に住む」というと持ち家にせよ賃貸にせよ1つの家に長く住むという考え方が一般的でしたが、近年”家を持たない生活”や”複数拠点での生活”を楽しむ人が20~30代を中心に増えてきています。

「アドレスホッパー」という言葉も最近よく見かけるのではないでしょうか?

多拠点生活と二拠点生活って違うの?

「二拠点生活」は都心と田舎の2つの生活のことを指し、これを楽しむ人たちのことを「デュアラー」と呼びます。

それに対して「多拠点生活」は「田舎と都心」という縛りはなく、自分の好きなコミュニティを増やしていく感覚に近いので、より自由なライフスタイルになります。

多拠点生活の先駆者「アドレスホッパー」とは

『address:住所 + hopper:移動する人』

=アドレスホッパーというのが言葉の語源です。

「住所不定のホームレスじゃん!」という声も上がりますが、彼らは様々な方法で住民票を登録しています。

アドレスホッパー界で有名なのは市橋正太郎さんですね。

後ほどご紹介するADDressの代表も勤めています。

多拠点生活のメリットデメリット

メリット

・様々な出会いが増える

都会と地方、違うタイプの人と繋がれるので人間関係が多層的になります。

オンラインが発達している現代、こういったオフラインで繋がりは大切です。

・仕事がしやすい  

完全移住ではないので都会との繋がりも持てたまま、仕事がしやすいです。

自分の都合によって拠点を変更できるところが利点ですね。

・移動が便利  

拠点に家具一式揃っていたりするので移動の時は、手ぶらでOK!

デメリット

・交通費問題  

拠点がそれぞれ離れているとシンプルに交通費がかかるというのが一番大きなデメリットとなります。

・ゆっくり寝れない?

多拠点生活を望んでしているとはいえ、やはり「実家に帰るとびっくりするほどよく眠れる」という方も多いそうです。

いや、私どこでもすやすや寝れます!という方は特に問題がないです笑

多拠点生活を支えるサービス3選

ADDress

 

Fledge
(出典:ADDressプレスリリース/画像=Fledge)

国内外の空き家や遊休別荘と泊まりたい人をマッチングするCo-Living(コリビング)サービスです。

2019年4月1日にサービス開始。年間または月ごとの会員契約システムで、月額4万円から全国の物件に住み放題です。

法人会員も募集していて月額80000円からで1アカウントを企業内で共有する形になります。

XROSS HOUSE

Fledge
(出典:XROSS HOUSEホームページ/画像=Fledge)

家賃2万円からの定額制移住サービスを提供。「ルームメイトが合わない」「イメージと違う」などどんな理由でも無料で物件移動できるのが魅力です。

家はシェアハウスとアパートメントの2パターンがあり、初期費用としてシェアハウスが30,000万、家具付きアパートメントで50,000円がかかります。

手続きはweb上できるので手軽に契約できます。

HafH

Fledge
(出典:HafHプレスリリース/画像=Fledge)

多様性を尊重して「世界を旅して働こう」というテーマのもと、KabuK Styleが運営する定額制住居サービスです。

最短5日から利用可能な4プランが用意されていて、気軽に月5日だけ体験できるものから本格的に多拠点生活を送る人向けのものまであります。

ADDressと交通機関のコラボが今話題です。

・ANA(全日空)とのコラボ

ADDressの利用料金に加えて月額2~3万円で全国の指定路線、便限定で2往復できるサービスを2020年1月から実施。

・JR東日本スタートアップとのコラボ

具体的な事業プランは11月以降順次発表ですが、交通インフラネットワークの活用や不動産・駅などの遊休資産活用なども検討されています。

・IDOMとのコラボ

IDOMの持つカーシシェアリングサービス「ノレル」をADDressの持つ物件の駐車場に設置して、各物件とガリバー販売店で乗り捨て可能なサービスが1月から実施。

定額制の「住まい+移動社会」の実現を目指すこの活動は、地域の活性化にも繋がります。

多拠点生活と自治体のコラボ

IターンやUターンなど全国で移住の支援が進んでいますが、生活拠点を全て移すというのはかなり大きな決断となるためなかなか上手くいっていないのが現状です。

しかし多拠点生活は「拠点が増える」という点で移住よりも少し気軽に地域に関わることができ、「人口のシェア」が可能になります。

福井県南越前町と多拠点生活

Fledge
(画像=Fledge)

地方創生事業として、2017年「RoundTrip season2017」という全国巡業企画を実施しました。

これは、多拠点生活に関心を持つ若者をワゴンカーに乗せて、多拠点生活の受け入れに積極的な3地域を4日間かけて訪問・滞在する企画です。 

(引用:https://www.value-press.com/pressrelease/188720

多拠点生活は地方創生の鍵になる

様々な地域と接点を持つことができる「多拠点生活」は、自分の好きなコミュニティを見つけやすいライフスタイルとして今後さらに注目されます。

そして、地域との関わりが増えるからこそ、”地方創生”という問題を身近に感じることもできるはず。

多拠点生活は地方創生のきっかけとなるのではないでしょうか?

文・清水 遼太/提供元・Fledge

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