初めまして!山梨県アンバサダーの辻 麻梨菜です。

2019年3月末で新卒から6年間働いた会社を退職し、4月から『地域活性プランナー』という肩書きで、東京の自宅と山梨の実家を行き来する『里帰り二拠点生活』を開始しました。

山梨の面白い人やコトはもちろん、里帰り二拠点生活をしているからこそ見える地域のことを発信していくために、Fledgeの山梨県アンバサダーをやらせていただくことになりました!

今回の記事は、自己紹介を兼ねて里帰り二拠点生活を始めた経緯や目的、現在のライフスタイルについてご紹介します!
 

辻 麻梨菜(つじまりな)

山梨県北杜市白州町出身。母校の統廃合や地域のお祭りの廃止・縮小など、リアルな現実を目の当たりにし、「地元に恩返ししたい」という想いから2019年3月末で新卒から6年間働いた東京の会社を退職。現在は、『地域活性プランナー』という肩書きで東京⇄山梨の『里帰り二拠点生活』を開始。新しい働き方・暮らし方を実践しながら、同じように『地域と関わるきっかけ』を探す人と課題を抱える地方企業を複業で繋ぐ『Going・Going・Local』の立ち上げや地元・白州町の未来を考える『白州2050』など、様々な切り口で挑戦中。

水と緑と太陽に恵まれた山梨県北杜市

私は山梨県の端っこにある北杜市白州町で生まれ育ちました。

北杜市といえば、2018年版 住みたい田舎ベストランキングの小さいまち総合部門で1位に輝き、人気の移住先としてTVや雑誌にも度々取り上げられています。以前は退職後の移住先として有名でしたが、最近では若者や子育て世代(特に30代)の移住も増え始めています。

皆さんは「北杜市」と聞いて、どんな場所を想像しますか?

北杜市は南アルプスや八ヶ岳に囲まれた日本有数の山岳景観が美しい地域ですが、平成の大合併で8つの町村が合併してできたため、その面積は東京23区並み。一言に「北杜市」と言っても、エリアによって気候や文化が全く異なります。
 

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(参照:北杜ナビ/画像=Fledge)

私が生まれた育った白州町は、南アルプス甲斐駒ケ岳の麓に広がる清流と田園の町。

甲斐駒ケ岳の雪解け水が流れ込んだ『尾白川』は名水百選に選ばれており、皆さんご存知の『南アルプスの天然水』は白州町で採水されています。

キャンプや川遊び、サントリーの工場見学、江戸時代に甲州街道の宿場町として栄えていた『台ヶ原』散策など、毎年夏になると観光客で賑わう見所満載の町です。

里帰り二拠点生活を始めた理由

今でこそ地元に対してポジティブな気持ちを持っていますが、昔は「何もない田舎」に物足りなさを感じており、まだ体験したことのない外の世界への強い憧れを抱いていました。それが故に大学進学に合わせて迷うことなく上京し、そのまま東京の企業に就職。いつの間にか「東京にいることが正解」と勝手に決めつけていました。

そんな状態で東京の荒波に揉まれながら社会人3年目を迎えたある日。

「中学校がなくなるかもしれない。」
母の口から放たれたこの一言が私の心に重く突き刺さり、いつかその日が来ると思ってはいたものの、思いがけずその日が早くきてしまったという衝撃を受けました。

この出来事がきっかけとなり改めて生まれ育った町を見てみると、母校の統廃合以外にもお祭りの縮小や廃止など、これまでの当たり前だと思っていた環境が少しずつ崩れ始めていることに気づきました。

それと同時に、「何もない」と思っていたい田舎には、先述したような豊かな自然や文化・歴史があり、それを守ろうと熱い想いを持って頑張っている人がいることを知りました。

「生まれ育った大切な場所がこれからもずっとあり続けて欲しい」
「地元に恩返しをしたい」

まずは自分にできることから始めるために、首都圏在住の山梨出身者や山梨が好きな人が集まる交流会を毎月開催してみたり、幼馴染と一緒に白州町の魅力を発信するイベントを開催してみたり。
 

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▲東京から友人を連れて北杜市へ。竹を切り、筏を作ってみるワークショップ開催。(画像=Fledge)
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▲横浜にて、幼馴染と一緒に白州町を語る会を開催。(画像=Fledge)

そんな日々を2年程過ごしていく中で、「もっと直接的に地元と関わりたい」という想いが強くなり、その想いに比例するかのように新しい出会いや挑戦できる環境に恵まれ、「思い切るなら今しかない」そう決意して3月末で退職し4月から里帰り二拠点生活を開始しました。

東京と山梨の良いとこ取り!好きを仕事に変えた里帰り二拠点生活

現在は株式会社トレジャーフットで正社員として働きながら、複数の仕事やプロボノ活動を掛け持ちしています。東京と山梨のバランスはその時々で変化しますが、主に月~木曜日が東京、金~日曜日が山梨という割合で生活をしています。

正社員でありながら自由に多動できる理由は、株式会社トレジャーフットの就業規則が日本で1番自由度が高いから!!!

コアタイムのない究極のフレックス制なので5時~22時の間で好きな時間帯に8時間働けばOKで、8時間働けなかった場合でも不足分を別の日に働けば問題ありません。

東京でやっていること

◎複業×地域マッチング支援サービス『GOING GOING LOCAL』マネージャー

首都圏在住・勤務で地域と関わるきっかけを探している人、新しい働き方を模索している人と力のある人材を必要としている地域企業を繋ぐ 『複業×ローカル』支援サービス。Going Going Localを通じて、日本全国へ想い溢れる人材を届けることで、中小企業の成長を加速させます。株式会社トレジャーフットは代表と私の2名の会社なので、Going Going Localに関わる全てのことを担当しています。

◎ザ・パークレックス天王[the DOCK] コミュニティマネージャー

品川と天王洲アイルの間に新しく誕生したクリエイティブシンカーに向けたコワーキングスペースにて、コミュニティマネージャーとして日々の業務運営からイベントの企画・運営まで担当しています。

◎株式会社はじまり商店街 コミュニティビルダー

暮らし方・働き方・コミュニティを中心にライフスタイルに関わる企画プロデュース、遊休地の有効利用、まちづくり支援、イベント・ワークショップなどを手がけている『はじまり商店街』で、『新しい働き方』や『山梨』を切り口にしたイベントの企画・運営を行なっています。

山梨でやっていること

◎GOING GOING LOCALの営業活動

山梨の自治体や商工会、企業を訪問しながら『複業人材の活用』についての情報交換や、具体的な課題を抱えている企業に対して複業人材の紹介やその他ソリューションを提案しています。

◎地域の交流を図るイベントの企画・運営

昔お店だった空きスペースやお寺を借りて、普段なかなか交わることのない幅広い世代の交流を図る『ちょい呑み屋』や、『自分たちの町を自分たちでつくる』をテーマに2050年の白州町がどんな町であってほしいかを考える『白州2050』など、地元・白州町の活性化を目指したイベントの企画・運営。

◎家族団欒、自然満喫!

もちろん、働いてばかりではありません。祖母・両親・妹弟と犬1匹で生活している辻家はとても仲が良いので、山梨滞在中は基本的に家族と一緒にご飯を食べたり、犬の散歩に行ったり、川に遊びに行ったり、近所の温泉やジェラート屋さんに行ったり。10年前に実家を離れた時には、こうやって家族みんなででゆっくり過ごせる日が来るとは思いもしませんでした。一緒に過ごす時間が少しでもおばあちゃん孝行、親孝行に繋がれば良いなと日々考えています。

こんな暮らし方を初めてから、あっという間に4ヵ月が過ぎました。

これからも『“山梨×●●”をテーマに、声がかかったことは全てやる』をモットーに、多動しながら自分らしい生き方を模索していきます!

提供元・Fledge

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