ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の子会社みんなの銀行は、5月下旬にサービス提供を開始する。2020年12月22日に銀行業の営業免許を取得、1月4日から「国内初のデジタルバンク」として銀行システムの稼働を開始しており、3つの事業ドメインの中核となる個人向け金融サービス(BtoB事業)の開始に先立ち、策定した事業方針を公開した。
 

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「国内初のデジタルバンク」を掲げるみんなの銀行のサービスコンセプトと事業ドメイン(写真=BCN+Rより引用)

みんなの銀行は、デジタル起点で発想し、ゼロベースで設計した次世代のデジタルバンク。「みんなの『声』がカタチになる」「みんなの『いちばん』を届ける」「みんなの『暮らし』に溶け込む」をコンセプトに掲げ、B2C事業では、全国のデジタルネイティブ世代をターゲットに、スマートフォン(スマホ)で完結する金融サービスを提供していく。
 

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みんなの銀行の事業戦略(B2C事業)(写真=BCN+Rより引用)

楽天銀行(旧イーバンク銀行)、住信SBIネット銀行など、先行するインターネット銀行同様、「通帳レス」とし、口座開設からATM入出金、振り込みなど、全てのサービス・取引がスマホ上で完結し、アプリが財布代わりになるよう、取引明細へのメモ機能や、口座残高・クレジットカード利用状況などを一元管理できる機能を盛り込む予定。
 

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印鑑レス・郵送レス・カードレスで、Wallet(普通預金)とBox(貯蓄預金)を
分ける想定となっている。「アカウントアグリゲーション」では、お金まわりの情報を一元管理できる(写真=BCN+Rより引用)

これらデジタルネイティブなアプローチで銀行としての新たな機能を創造し、日常のお金のやり取りや管理をスマホで手軽にできる「デジタルウォレット」に一体化させた、新しいモバイル専業銀行を目指す。開業3年目における目標値は顧客数(BtoC事業)120万口座、預金残高2200奥億円、ローン残高800億円。

提供元・BCN+R

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