『The Motley Fool Japan』より

【米国株動向】ショッピファイはアマゾンの競合になることができるのか

2020.11.21
ビジネス・キャリア
出典:Getty Images(写真=The Motley Fool Japanより引用)
出典:Getty Images(写真=The Motley Fool Japanより引用)

モトリーフール米国本社、2020年11月15日投稿記事より

eコマースプラットフォームのショッピファイ(NYSE:SHOP)は、パンデミックによる急速な成長と驚異的なパフォーマンスにより、オンライン小売の強みを示しています。

ショッピファイ・フルフィルメント・ネットワークの立ち上げと、米国内における2日での配送により、ショッピファイはアマゾン(NASDAQ:AMZN)の新たな競合になるのでしょうか?

ウェアハウスフルフィルメント

新型コロナウイルスのパンデミックは、消費者のオンラインショッピングへの移行を加速させ、ショッピファイはECサイトの設置を急ぐ企業からの恩恵を受けています。

同社の第3四半期(7~9月)決算は、総売上高が前年比96.5%、前四半期から7.4%増となったことから、このトレンドが再確認されています。

月額サブスクリプションから収益を得ているサブスクリプションソリューションの売上高は、無料トライアルが有料アカウントに変換されたため、四半期ごとに24.9%増となりました。

ただし、注目すべきは、ショッピファイが長期的かつ継続的な成長のために加盟店をどのようにサポートしていくかということです。

現在の非常に高い成長率は、失業、パンデミックの長さと深刻さ、個人消費などの要因に大きく依存しています。

経営陣は安定した未来を構築するために積極的に戦略を立てており、ショッピファイ・フルフィルメント・ネットワークの立ち上げは大きな前進になります。

同社は2019年以来、フルフィルメントの基盤を構築し続けており、加盟店をウェアハウスネットワークに接続するソフトウェアを開発し、2020年のホリデー需要の急増に備えてパフォーマンスを向上させています。

アマゾンと同様、同社のウェアハウスフルフィルメントサービスを使用するショッピファイの顧客は、在庫と配送を簡単に管理できるようになっており、大量の注文が入るような年末商戦のようなショッピングイベントでは特に重要です。

このネットワークが完成すれば、小規模なマーチャント(ショッピファイにとっての顧客)の収益を最適化するのに役立ち、双方にとって有益であることが証明されます。

なぜアマゾンではなくショッピファイなのか

アマゾンはすでに完成されたフルフィルメントネットワークを提供していますが、顧客がショッピファイのフルフィルメントを利用するメリットは何でしょうか?

ショッピファイの顧客は、ウェアハウスフルフィルメントと配送サービスが追加されることで、ショッピファイのプラットフォームで独自のブランドを構築するインセンティブをさらに高めることができます。

実際、ショッピファイ加盟店の51%はすでにショッピファイ・シッピングを採用しており、同社はウェアハウスフルフィルメント機能の規模を拡大するために取り組んでいます。

また、ショッピファイの利用企業(あるいは個人)は、同社の支払いポータルやバックグラウンドで動作するサービスの恩恵を受けながら、顧客の興味・関心をパーソナライズさせて製品に集中させることができます。

さらに、ショッピファイは最近ソーシャルコマース機能を実装し、ソーシャルメディアユーザーがフェイスブック、ピンタレスト、ティックトックを介して製品をすばやく簡単に購入できるようにしました。

ショッピファイの倉庫で直接在庫を保管し出荷するオプションを追加することで、同社はオンラインストアの運用を簡素化し、解約率を減らすフローを構築しています。

一方、アマゾンの利用企業(あるいは個人)にも独自のメリットはあります。

マーケティングに投資したくない、または投資できない小規模な小売業者は、アマゾンの巨大なプラットフォームを通じて顧客を見つけ、アマゾンのブランド力を借りて潜在的な顧客との信頼を築くことができます。

株式市場の引き戻しは買い手の落ち込みを示す

ショッピファイは今年、驚異的なパフォーマンスを発揮し、投資家がパンデミックに強い銘柄を探していたこともあり、株価は大幅に上昇しました。

しかし、パンデミックによって加速したにもかかわらず、デジタルトランスフォーメーションはまだ始まったばかりであることから、新型コロナウイルスが落ち着いたとしても成長し続けるはずです。

ショッピファイの魅力の多くが、現時点ではなく、将来期待されている成長と収益に基づいていることは否定できません。

ショッピファイの売上高は、アマゾンが過去1年で生み出したものの1%未満でした。

しかし、同社の戦略のおかげで、ショッピファイが今後規模を急速に拡大し、目標を達成できることには間違いないでしょう。

それでも、投資家は冷静になって今年の高値から少し戻るのを待つ必要があります。

提供元・The Motley Fool Japan

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