『The Motley Fool Japan』より

Netflixを追い越せるか、日本版サブスクビジネスのカタログ食品宅配「オイシックス」

2020.10.17
ビジネス・キャリア
(画像=The Motley Fool Japanより引用)
(画像=The Motley Fool Japanより引用)

(画像=出典:Getty Images)
近年、サブスクリプション(サブスク)型のビジネスという言葉を良く聞くようになりました。

マイクロソフトの「オフィス」などが代表的な商品でしょう。

従来、商品(ソフトウェア)を購入して、それを使うというスタイルでしたが、サブスクリプション型の商品となると、月々のサービス料又は利用料を払う事により利用するという形式です。

このサブスクリプション型のビジネスモデルは、主にIT業界によく見られましたが、最近になり他の業界でも見られるようになりました。

最近のビジネスモデルの主流のひとつと言ってもよいでしょう。

今回、ご紹介するオイシックス・ラ・大地という銘柄は、食品をインターネットで、サブスクリプション形式で販売するという、日本市場では珍しいビジネスモデルを運営している会社です。

オイシックス・ラ・大地(3182)

2000年に設立されたこの会社は、おもしろい経歴の会社です。

創業当時のメンバーは全員20代独身男性という、おそらく農業や食料品関係に知識や経験がないメンバーで始められました。

実験的に有機野菜をインターネット上で販売し始め、2000年6月に「Oisix」という販売サイトをオープンし、本格的に事業をスタートさせました。

そして、わずか2年後の2002年に黒字化に成功しています。

規格外商品である「ふぞろい野菜」や絶滅品種の野菜に焦点をあてた「リバイバルベジタブル」などのヒット商品を生み出しました。

その後も、買い物に行く暇がない人に多く利用されるようになり、2020年に世界に影響を与えたコロナウイルスの影響にて、在宅勤務や外出自粛が広がり、自宅で食事をする機会が増加したことで顧客を増やし、21年3月期第1四半期(20年4月-6月)は営業利益が20.7億円(昨年同期比より382%増加)と、とても好調な内容でした。

この会社の主なサービスは、月々のサブスクリプションにて食品を販売するというものですが、月額1,280円を払うと、毎週40種類以上の食品から3品まで郵送するというサービスがあり、忙しくて買い物に行く暇がない人には好都合のサービスです。

現在では、「Oisix」、「大地を守る会」、「らでぃっしゅぼーや」の3種類の販売サイトがあり、3サイト合計で全国約36万人の会員に食品を定期宅配しています。

ネットでは、いろいろな食品を販売するだけでなく、その食品を使ってできる調理方法を紹介したり、動画にて料理研究家の栗原はるみさんの料理教室を提供しています。

その他には、定食屋チェーンの大戸屋ホールディングスと業務提携して、オイシックスのサイトや大戸屋の店頭でも食品を販売しています。

オイシックスのサービスは、前述の通り、忙しくて買い物に行く暇がない人を中心に好評のようですが、食品と一緒にレシピも送られてきて、それを参考に料理をするという方法なので、毎回メニューを考えなくてよいという点も好評となっているようです。

食品の品質も良いようですが、近くのスーパーと比べると、利用方法によっては食費が高くついてしまう場合もあるようです。

よって少し高いお金を払って質の良い食品が欲しい人向けとも言えます。

右肩上がりの業績と株価

2016年からの業績を見てみると、売上高、営業利益、経常利益、共に多少の上下はあるものの、順調に業績を伸ばしているのがうかがえます。

(画像=The Motley Fool Japanより引用)

※日経新聞のデータより作成

オイシックスの会員数も2017年の12.4万人、2018年の15.6万人、2019年の18.9万人と、右肩上がりで伸びています。

10年チャートを見ると(2013年に上場)、2018年から急上昇し、2019年は下げたものの、2020年から再度急上昇し、2020年9月下旬の株価は、上場して以来の最高値をつけています。

(画像=The Motley Fool Japanより引用)

※日経新聞より引用

サブスクビジネスは最近のトレンド

アメリカやヨーロッパでは、日本よりも先にこのサブスクリプションビジネスが流行し、冒頭にも述べた通り、マイクロソフトの「オフィス」やネット配信のNetflixなどが代表的です。

この新しいビジネスモデルを持つ、Netflixを始めとした海外のサービスが日本にも上陸し、すでに馴染みはじめています。

日本では、2019年あたりから注目され始めたサブスクリプションビジネスですが、矢野経済研究所が発表した調査によれば、2019年度の国内サブスクリプションビジネス市場は6,485億円(支払い額ベース)と、2018年度と比べて15%増と大幅に成長しています。

Netflixなど海外から参入してきたサブスクビジネスも多々ありますが、日本の企業が新たに始めたものも多くあり、最近のトレンドとなっているようです。

オイシックスは、上記のように業績も株価も過去4~5年良い状態で延びてきており、今後の注目銘柄のひとつとして考案するのも良いのではないでしょうか。

これから更に伸びていくだろうサブスクビジネス市場の中で、オイシックスの業績がどこまで伸びていくのか楽しみでもあります。

文・小林貴之/提供元・The Motley Fool Japan

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