米国のファミレスチェーン「シズラー」を運営するSizzler USA Inc. が、コロナ禍により米連邦破産法 11 条の適用申請し経営破綻した。

 1958年に米国カリフォルニア州でステーキハウスとして誕生。現在はカリフォルニア州を中心に約100店舗を展開している。コロナ禍で売上が減少し、家賃の支払いが滞っていたという。今後は直営14店舗を閉鎖し、フランチャイズ店舗のみで営業を続けるという。

 日本では、ロイヤルホールディングス株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長CEO:黒須 康宏)が「シズラー」を10店舗展開しているが、米国社ではなくオーストラリアのコリンズフーズ株式会社から日本国内におけるシズラーの商標権のライセンスを取得しており、Sizzler USA Inc. が米連邦破産法 11 条の適用が開始された場合でも、日本のシズラーには影響ないとロイヤルホールディングスが発表した。

 アメリカの外食チェーンは、「カリフォルニアピザキッチン」など少なくとも9社がコロナ禍で経営破綻しているという。日本でも、ファミレスの大量閉鎖が行われており、対岸の火事とは思えない。
 

フードリンクニュース
(写真=フードリンクニュースより引用)

提供元・フードリンクニュース

【関連記事】
餃子の王将、ファッションブランドとコラボ。女性に中国ブームじわじわ
スシロー、合弁で台湾茶カフェ「シェアティー」1号店をオープン。先行する「ゴンチャ」を追う。
モスバーガー、テイクアウト専門店を実験オープン。都心狭小立地向けモデル。
アークランド「東京たらこスパゲティ」が2号店。「五右衛門」が独占する和風スパゲティ市場に挑戦。
金沢チャンピオンカレー、コロナ禍の米国に海外初出店。テイクアウトノウハウで勝負。