日本百貨店協会がまとめた6月の外国人観光客の来店動向によると、調査対象90店舗の総売上高は前年同月を90.5%下回る26億8000万円となった。渡航制限に伴う訪日外国人急減の影響を受け、購買客数は97.3 %減の1万2000人。売上高・客数ともに5カ月連続で大幅なマイナスとなった。

  営業状況は、すべての店舗が全館営業を再開した。通常営業を行う店舗も多かったものの、外客は1店舗平均で約130人にとどまり、厳しい状況が続いた。

 売上高の内訳を見ると、一般物品が89.7%減の15億3000万円で、消耗品も91.4%減の11億5000万円と落ち込んだ。一方、1人当たりの購買単価は248.1%増の21万6000円と7カ月連続でプラス。大幅な増加傾向が続いている。

提供元・トラベルジャーナル

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