一生に一度もないであろうメガビッグなチャンスを逃してしまうのだろうか。スポーツくじ(toto・BIG)の販売、試合結果に基づく当せん金の確定及び当せん金の払戻業務等を行う日本スポーツ振興センターは1月13日、払い戻し期限が迫った「メガビッグ」の1等当せん金12億円が受け取られていないことを伝えた。スポーツくじ購入者はもちろん1等を狙っていたはずだが、なぜ受け取りにこないのか。払戻期限の2月9日はすぐそこまで迫っている。

払戻なしとなれば初の珍事。販売場所は特定されているが……

12億円を巡るハラハラミステリー、実は5人に1人が宝くじの当選結果を見落としているという調査結果も
(画像=『オトナライフ』より引用、toto-dream.com、公式サイトで「重要なお知らせ」として発信する異例の事態だ)

「MEGA BIG」といえば、女優・石田ゆり子さんが出演するCMでもおなじみのスポーツくじ。システムは1口300円でくじを購入でき、試合結果をコンピューターがランダムに選択するので、スポーツに疎い人でも予想不要で簡単に購入ができる点が特徴だ。

現在放送中の、お笑いトリオ・東京03の角田晃広さん扮する織田信長が、「12億円でイメチェンしたいな」と絢爛豪華な夢を描くCMを目にした人もいるだろう。天下人すらも喉から手が出るほどほしい12億円。渦中の1等当せん者も、一攫千金を夢見てくじを購入したはずなのだが……。

1等当せん者が払戻期限までに受け取らないとなれば初の事態とのこと。公式サイトでは1月13日に「重要なお知らせ」と銘打ち、当せん者への呼びかけを開始。すぐさま各メディアが反応し、SNS上では「12億円当たっても取りに行ってないとか オラにくれ(笑)」「おーいたの12億円くじのやつ朝のニュースで紹介されてて笑う」と話題になっている。

5人に1人が宝くじの当選結果を見落としている?

12億円を巡るハラハラミステリー、実は5人に1人が宝くじの当選結果を見落としているという調査結果も
(画像=『オトナライフ』より引用、toto-dream.com、「うっかりしていた」で夢を逃してしまってはたまったものではない)

なぜ当せん者は換金に現れないのか。その理由のひとつとしては、「MEGA BIGを購入したことを忘れている」が考えられる。2009年にマーケティングリサーチ会社・マクロミルが行った調査では、宝くじ購入者の約20%が「当選結果を見落としたことがある」と回答している。

宝くじは当選することだけが醍醐味ではない。高額当選は夢のまた夢とわかっていても、「当たったらどうしよう?」と妄想を膨らませる時間は、購入者にとっては大きな楽しみなのだ。件の1等当せん者も、まさか自分が当たるとはつゆ知らず、くじ購入時のワクワク感で満足していたとしても不思議ではない。

また、他に考えられる理由としてネット上からは「知り合いの銀行マン曰く『このパターンは誤ってチケット捨ててるよ』だそうです」といった声も見られた。確かに、捨ててしまっていては自分の番号を確認することもできず、「自分かもしれない」と思いながらも違った場合の恥ずかしさを懸念して手を挙げられないだろう。……言ったところで当せん金は受け取れないのだが。

12億円を巡るハラハラミステリーは、払戻期限にどんな結末を迎えるのか注目だ。

出典元:重要なお知らせ「MEGA BIG 1等当せん者を探しています!(2022.1.13)」【スポーツくじオフィシャルサイト】
出典元:宝くじアンケート 約20%が結果を見落としている【マクロミル】

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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