2022年が始まりました。日本では1月1日を正月として連休となりますが、中国では旧正月を祝う事が一般的です。この旧正月を中心とした連休のことを「春節」と呼び、毎年大々的に祝われています。

この記事では2022年の春節の様子について、日程や祝われ方を改めて確認するとともに、人流の移動について予想します。

目次

  1. 春節とは
    1. 春節の祝い方
  2. 2022年の春節の様子
    1. 中国政府、春節時の移動を制限
    2. 春節期間中に北京五輪が開催、感染者数抑制へ
    3. 鉄道切符は販売開始

春節とは

春節とは中国・中華圏における旧暦の正月です。中国本土を中心に、香港や台湾などでも祝われています。祝日や休暇については、毎年変動しており今年は2月1日が旧暦の元日にあたります。

正月に伴う休暇について、中国政府の公式発表によると今年は1月31日(月)から2月6日(日)が休日となります。振替出勤日として1月29日(土)と1月30日(日)が当てられています。

春節の祝い方

春節のメインカラーは赤で、毎年この時期になると街中が赤色で染まります。

現地紙によると、今年も街中では赤色の提灯などの飾りつけが行われています。

正月の日本と同様、例年であれば帰省や旅行が相次ぐタイミングでもあります。新型コロナウイルス禍以前では、春節の休暇に合わせ多くの中国人が来日していました。

2022年の春節の様子

平常時であれば帰省や旅行などで多くの人が移動し賑わうものの、新型コロナウイルスの影響で今年は様変わりしそうです。

また北京五輪の開催を控え感染者数を減らしたい思惑も見られるため、人流が大幅に抑制される可能性もあります。

中国政府、春節時の移動を制限

中国政府は、今年の春節について移動を制限する旨を発表しています。

中国国家衛生健康委員会(NHC)は昨年12月18日の記者会見の際に、帰省をなるべく控える旨の発表をしました。

「ゼロコロナ」を目指す中国政府の意識が表れていると考えられます。

また、各地域でも元旦・春節にかけて帰省をやめるような呼びかけが行われました。

特に北京では、感染者が1人でも出た地域からの入境に際して、PCR検査や2週間の健康管理を義務付けられています。

上海でも、不要不急への市外への移動は控えるよう呼びかけられ、行事などを計画しないように求めています。

河北省では、党・政府機関関係者などは今いるところで年越しをするよう呼びかけられました。

海外各紙によると、このような政府の対応を受け今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため帰省、それに伴う移動が減少すると見込まれています。

なお、台湾でも同様に海外からの入境者に対する規制が実施されています。海外から入境する場合には14日間の隔離が義務付けられています。

春節期間中に北京五輪が開催、感染者数抑制へ

さらに、中国政府による先月20日の記者会見でも言及された通り、まもなく中国では北京オリンピック・パラリンピックが開催されます。

オリンピックは2月4日に開会式を迎え、2月20日に閉会します。つまり、開会式から数日は春節の期間とバッティングすることになります。

移動が相次ぐと感染リスクは高まることから、このような大規模イベント開催にあたり、感染者を減らしたい思惑があると考えられます。

鉄道切符は販売開始

しかし、春節の休暇に向けてすでに鉄道関連のチケットは販売されています。

中国では春節に当たり「春運」という特別運行が実施されます。現地紙によると、2022年の鉄道の春運は1月17日から2月25日までの40日間です。

1月17日に、大晦日に当たる1月31日の列車チケットの発売が開始されます。

今年の春運に関しては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ピーク時を避けるよう呼びかけられています。またオンラインサービスを拡充し、払い戻しにも発車時刻まで対応するということです。

なお鉄道の利用者数を見ると、今年は昨年よりも大幅に増加しています。中国国家鉄路集団有限公司によると、2022年の春運期間中の鉄道利用者は前年同期比28.5%増で、延べ2億8000万人に達すると予想されています。

このように、新型コロナウイルス禍であった昨年よりも多い利用者数が見込まれていることから、人流は一定程度抑制されるものの、その数値については読めない部分も多くあります。

<参照>
国際オリンピック委員会:北京2022オリンピックスケジュール

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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