アメリカの調査会社「Eurasia Group(ユーラシアグループ)」が、2022年の10大リスクを発表しました。

発表によると、2022年を通じて発生する可能性が最も高い政治的リスクは、中国の「ゼロコロナ政策」の失敗だということです。これは世界的な経済不安や中国国民の不満を助長すると分析されています。

目次

「2022年の10大リスク」発表
最も恐れるべきは「ゼロコロナ失敗」

「2022年の10大リスク」発表

ユーラシアグループは2022年1月3日、今年一年で起こりうる政治的リスクのトップ10を発表しました。

トップ10の発表に際してユーラシアグループは、2022年は国際的なリーダーシップの欠如がかつてないほど明確になるとの見解を示しており、その懸念がランキングに表れています。

2022年の最大リスクは「中国のゼロコロナ失敗」米調査会社が今年の10大リスク発表
(画像=▲2022年の10大リスク:Eurasia Group発表資料より訪日ラボ編集部作成、「訪日ラボ」より引用)

最も恐れるべきは「ゼロコロナ失敗」

2022年の最大リスクとして取り上げられたのは、中国が進める「ゼロコロナ政策」の失敗です。多くの先進国では新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが終焉に向かっているとした一方で、中国は異なり、危機的状況に陥ると予想しました。

中国は2020年、厳格なロックダウンと国産ワクチンの普及によって新型コロナウイルスの封じ込めに成功したとしていました。

しかしながら今日では、オミクロン株のように感染力の高い変異株が登場しています。ユーラシアグループは、中国の国産ワクチンの効果は限定的であり、変異株への対応力は不十分であると指摘しました。

中国がこれまで貫いてきたゼロコロナ政策は失敗し、より大規模な感染症拡大と、それに伴う厳しい封鎖や措置を引き起こすと分析しています。そして、これは中国のサプライチェーンの混乱、世界的な経済不安につながるということです。

2番目に大きいリスクとして挙がっているのは、テクノポーラーの世界(巨大ハイテク企業の支配)です。

どの国も世界における物質的、デジタル的なリーダーシップをとりあぐねていると指摘しており、特にデジタル面での秩序を保つための統治が行き及んでいないことを危惧しています。

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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