【北・南米】オミクロン株受け、アメリカやカナダでアフリカ南部からの渡航制限

オミクロン株の発見を受けて、アメリカやカナダではアフリカ南部の国からの渡航制限が発表されています。

いっぽうメキシコではアメリカとの国境が20か月ぶりに再開され、チリは12月から新型コロナウイルワクチン未接種者の出国を解禁すると発表しました。

アメリカ オミクロン株発見で、アフリカ南部8か国からの渡航制限

アメリカのバイデン大統領は11月26日、オミクロン株の発見を受けて、29日からアフリカ南部8か国からの渡航を制限すると発表しました。

さらに翌27日には、CDC(米疾病対策センター)と米国務省が、アフリカ南部8か国への渡航を控えるよう勧告しました。

また米紙ワシントン・ポストは11月16日、バイデン政権が、米ファイザーが開発中の新型コロナウイルス感染症治療の飲み薬について、治療1,000万回分の購入契約を発表する見通しだと報じました。

バイデン大統領は11月29日に、改めてワクチン接種の完了を追加接種を呼びかけました。

またニューヨーク市のデブラシオ市長は11月16日、マンハッタンのタイムズスクエアで毎年大みそかに行われる年越しイベントについて、今年はワクチン接種完了を条件として、一般観客を受け入れると発表しました。

カナダ オミクロン株出現で、アフリカ南部からの渡航者の入国を制限

カナダ政府は11月26日、オミクロン株の出現を受け、29日からアフリカ南部からの渡航者の入国を制限すると発表しました。

対象国は、南アフリカのほか、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、モザンビーク、マラウイの8か国です。

またカナダ保健省は11月19日、ファイザー・ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」について、5~11歳への使用を承認すると発表しました。

同年齢層を対象とした新型コロナウイルスワクチンとしての承認は、カナダでは初となります。

メキシコ 米との国境が20か月ぶりに再開

メキシコ連邦保健省は11月26日、国内各州の新型コロナ警戒信号の色を発表し、北西部が黄色に後退しました。

また11月8日に、メキシコとアメリカの国境が20か月ぶりに再開されましたが、越境する人の数は予想を下回りました。

メキシコのロペス・オブラドール大統領は11月23日、これまで不要としていた方針を転換し、高齢者を中心としたワクチンの3回目接種(ブースター接種)について分析していると明らかにしました。

チリ ワクチン未接種者の出国解禁

11月15日、チリ保健省は12月から、新型コロナウイルワクチン未接種者の出国を解禁し、3つの陸路国境も再開すると発表しました。

またチリ公衆保健院(ISP)は11月25日、中国シノバック製の新型コロナウイルスワクチンの3~5歳への接種について、国内緊急使用を承認しました。

3歳以上へのワクチン接種は、12月中に開始される予定となっています。

アルゼンチン アフリカ諸国からの直行便停止、オミクロン株発見で

アルゼンチン政府は11月26日、オミクロン株の発見を受けて、アフリカ大陸諸国と保健当局が指定する地域からの入国者に対し、強制隔離措置を義務付けると発表しました。

さらにアフリカ諸国からの直行便も停止するとしました。

アルゼンチンでは11月2日から、入国14日前までにワクチン接種を完了した外国人に対し強制隔離なしの入国を認めており、10日からは条件付きでワクチン接種未完了の外国人の入国も認めていました。

ペルー 感染増加で警戒レベル上昇、規制強化も

ペルー首相府は11月13日、11月15日から28日までの新型コロナウイルスの新たな地域別感染警戒レベル指定を定めた大統領令を発令しました。

感染の増加傾向を受けて、前回の指定を上回る7県が、4段階中3番目に警戒レベルの高い「上級警戒レベル」に指定されました。

さらに、県外移動や屋内入店時にワクチン接種完了証明を求める、新たな規制も導入されています。

コロンビア ワクチン接種証明提示で大規模イベントも可

コロンビア政府は10月25日、大規模イベントなどのイベント実施や、経済活動全般における施設収容率について改定しました。

新型コロナウイルスワクチン接種証明の提示を義務付けることで、収容率100%での大規模イベントも開催可能となりました。

保健省は11月に感染第4波を迎えると予測していますが、感染規模などは第3波よりも小規模になると見通しています。

ボリビア ワクチン接種進まず、消費期限切れも

ボリビア保健スポーツ省は11月22日、同国の新型コロナウイルスワクチン接種回数を発表し、接種完了率が34.3%にとどまっていることが分かりました。

自治体によるワクチン接種が進んでおらず、一部ではジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンの消費期限が切れることも想定されています。

【オセアニア】オミクロン株発見でオーストラリアは国境再開延期、ニュージーランドは規制緩和へ

オセアニアではオミクロン株の発見を受け、感染者が確認されたオーストラリアでは国境の再開が延期されました。

いっぽうニュージーランドでは、規制緩和に向け動きを進めています。

オーストラリア オミクロン株感染確認で、国境再開を延期

  オーストラリアでは11月28日、アフリカ南部から到着した2人から、オミクロン株に対する陽性反応が確認されました。

当局はアフリカ9か国から帰国したオーストラリア国民に14日間の隔離を義務付けるとともに、これらの国からのオーストラリア国民以外の渡航者について入国を禁止しました。

またモリソン首相は11月29日、オミクロン株の感染確認を受けて、12月1日に予定していた国境の再開を2週間延期すると発表しました。

ニュージーランド オミクロン株脅威でもコロナ規制緩和へ

ニュージーランドのアーダーン首相は11月29日、オミクロン株が世界の新たな脅威となっている状況においても、週内にウイルスとの共存システムに移行すると発表しました。

同国は12月3日から新たなシステム「トラフィックライト」に移行し、新型コロナウイルスへの暴露レベルとワクチン接種率に応じ、地域を赤・オレンジ・緑に分類します。

なおオミクロン株の発見を受けて11月28日には、南アフリカ共和国など南部アフリカ9か国からの入国を原則禁止すると発表していました。