ここ数年、社会問題となっている「あおり運転」。相手の意思が明らかであれば、通報もしやすいのですが、単に急いでいるだけなのか、嫌がらせなのか、一般人には判断しづらいケースも多々あります。また、知らず知らずに、あなたがあおり運転を行っているかもしれません。あおり運転とは、どんな行為を指すのでしょうか?そして、どのような罪に問われるのでしょうか。
Chapter
最近のあおり運転による事故、犯罪事例
どんな行為が、あおり運転になる?
あおり運転を受けたら、どうする?
最近のあおり運転による事故、犯罪事例

(画像=『CarMe』より引用)
2018年7月、大阪で、あおり運転をする乗用車に追突され、バイクに乗っていた大学生が死亡する事故が発生しました。犯人のドライブレコーダーによって、犯人が執拗にあおり運転をしていたことが判明。犯人は、自動車運転処罰法違反容疑で現行犯逮捕、その後、殺人罪容疑および道路交通法(ひき逃げ)違反で再逮捕されました。
昨年の6月には、高速道路のパーキングでのトラブルをきっかけにした事件もあり、あおり運転はひとつの社会問題になっています。
あおり運転によって死亡事故になった場合、加害者は、「自動車運転処罰法の危険運転致死傷罪」「過失運転致死傷」、場合によっては「殺人罪」によって処罰されます。
このようなあおり運転をする悪質なドライバーに対する批判や対策を求める声が高まるなか、事故を起こす可能性のある運転に対しても、取り締まりが強化されています。