あなたは、野球の競技人口が年々減少していることを知っていますか?
全盛を誇った昭和時代には、多くの子供たちは、こぞってプロ野球選手を夢見たものでした。 令和に入った日本では野球ファンが減ってしまったのでしょうか?
この記事では、野球になじみがない人、野球が大好きな人のどちらの人でもわかりやすいように、野球の競技人口について解説していきます。
野球の競技人口について、日本国内と世界の2つの観点から調べていきましょう!
目次
野球の競技人口はどれくらい?
カテゴリー別!競技人口の比較
世界における野球の競技人口は?
まとめ
野球の競技人口はどれくらい?

日本では、古くからプロスポーツといえば「野球」をイメージする人が多いのではないでしょうか。
昭和の時代から日本では野球が盛んで、子供たちの将来なりたい職業の上位に必ず入っていたのが「プロ野球選手」でした。
しかし、公式統計では、中学生の野球チームに所属する少年の数が2009年から14年までに28%も減少したことがわかりました。
平成の時代に入ると、1992年に日本のプロサッカーリーグ、Jリーグが開幕しサッカーへ関心を持つ人が増加していきました。
現在では、日本の二大プロスポーツとして存在する野球とサッカーですが、競技人口はどのような数字となっていると思いますか?
スポーツ財団が実施した調査では、サッカー競技人口が約750万人、野球は730万人と日本国内ではサッカーの方が競技人口が多いということがわかっています。
カテゴリー別!競技人口の比較

長年に渡り国民的スポーツとして人気のあった野球の競技人口は減少しています。 特に顕著に低下しているのが子供の競技人口です。
日本スポーツ協会傘下のスポーツ少年団の小学生の団員数を見てみると2007年には、約17万人だったのに対し、2017年には約12万人まで減少しています。
中学生の競技人口は、日本中学校体育連盟ホームページによると、軟式野球の部員数は2007年に約30万人だったのに対し2018年約17万人と半分近くに減少しています。
高校生年代では、日本高野連によると2010年に約17万人、2019年には約14万人とやや減少しています。
大学生では、東京六大学野球で見ると2007年668人に対し2018年873人と増加し、そのほかの関西六大学や九州六大学でも増加しています。
社会人野球については、昭和の時代に多くの企業が野球部を保有していましたが景気の悪化とともに野球部を廃部にする企業が後を絶ちません。
大学野球を除くと競技人口の低下が進んでいる野球。 プロ野球について見てみると、競技人口の低下が顕著に表れているにもかかわらず、観客動員数は増加しています。