東京都で、1日から新型コロナワクチンの接種証明として利用できる「TOKYOワクションアプリ」の運用が始まりました。
5人以上でテーブルを使用する場合などに提示を求めます。割引などの特典も用意する予定で、東京版のワクチンパスポートにもなり、政府が年内に導入を目指しているワクチンパスポートのテストとしても期待されています。
LINEで登録、画面提示で割引やプレゼントなど特典も
「TOKYOワクションアプリ」は無料通信アプリであるLINEの公式アカウントから登録できます。
運転免許証などの本人確認書類と接種の証明ができる書類の画像を送ります。その後事務局の確認を経て、「登録済み」と書かれた画面が表示され、接種証明として利用できます。

「TOKYOワクションアプリ」による接種証明は、1つのテーブルを5人以上で使う際や、接種証明を用いて割引などの特典を受ける際にも使用でき、画面の提示で特典が受けられる店舗については「TOKYOワクション」と書かれたステッカーを掲示しています。
当面は都民だけが対象ですが、今月中には通勤・通学する都外在住者も利用できるよう整備を進めています。
行動制限の緩和よりもワクチン接種促進を主な目的としており、政府が今後発行予定のワクチンパスポートとは若干目的が異なりますが、内閣府と都はこれについて連絡を取り合っており、政府はこの事例を有効に活用しワクチンパスポートのスムーズな導入につなげたい考えです。
<参考>
・TOKYOワクション
文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ
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