目次

  1. 魚の血vs人間の血(人間と牛の混合血液) サメが好きなのは?
  2. 圧倒的な魚の勝利!サメはやっぱり魚が好き!
人喰いザメは実在する?「魚の血と人の血」どっちにサメが集まるのか実験してみた
(画像=Credit:Mark Rober、『ナゾロジー』より引用)

point

  • 魚と人間、どちらの血液をサメが好むか実験される
  • 1時間で魚の血液には134回、人間と牛の混合血液には8回サメが接近する
  • サメは魚の血液を好む。人間の血液をあえて選ぶことはなさそう

映画「ジョーズ」を見て、多くの人が「人食いサメ」に関心を抱いたことでしょう。映画の中では、魚を主食としているはずのサメが執拗に人間をターゲットにしています。

そのため、「サメは人間と魚のどっちを好んで食べるのか」と疑問に思った人もいるでしょう。

元NASAのエンジニアであるYouTuberマーク・ロバ―氏は、その疑問を解決すべく、実際に魚と人間の血を海に流して、どちらにより多くのサメが集まるか撮影しました。

魚の血vs人間の血(人間と牛の混合血液) サメが好きなのは?

人喰いザメは実在する?「魚の血と人の血」どっちにサメが集まるのか実験してみた
(画像=Credit:Mark Rober、『ナゾロジー』より引用)

ロバ―氏が用意した液体は3種類です。

1つ目は魚の血液です。20匹の魚を解体したあとミキサーで液体状にしました。これにより5ガロン(約19リットル)の魚スムージーが完成。

人喰いザメは実在する?「魚の血と人の血」どっちにサメが集まるのか実験してみた
(画像=Credit:Mark Rober、『ナゾロジー』より引用)

2つ目は人間(哺乳類)の血液です。ロバ―氏は人間の血液のみを用意したかったようですが、5ガロンもの血液を準備することは法律的に難しいものでした。

そのため牛の血液を追加で準備し、人間と牛の混合血液を5ガロン用意しました。

人喰いザメは実在する?「魚の血と人の血」どっちにサメが集まるのか実験してみた
(画像=Credit:Mark Rober、『ナゾロジー』より引用)

3つ目の液体は、単なる海水です。海水を加えることで、流れる液体に反応するのか、血液そのものに反応しているのかを明らかにできるでしょう。

さて、3つの液体はそれぞれサーフボードに乗せられ、特殊なポンプシステムにより1時間かけてゆっくりと水中へと放出されました。

人喰いザメは実在する?「魚の血と人の血」どっちにサメが集まるのか実験してみた
(画像=Credit:Mark Rober、『ナゾロジー』より引用)

サメが各ボードに近づいた回数をカウントし、一番多かった液体が勝者となります。

圧倒的な魚の勝利!サメはやっぱり魚が好き!

実験開始20分では、各ボードにほとんど変化がありませんでした。

ところがしばらくして人間の血液にサメが近づいてきました。最初のカウントは人間の血液となったのです。

そしてその後すぐに魚の血液に多くのサメが群がり始めました。

人喰いザメは実在する?「魚の血と人の血」どっちにサメが集まるのか実験してみた
(画像=Credit:Mark Rober、『ナゾロジー』より引用)

実験の結果は極端なものとなりました。サメたちは人間(哺乳類)の血液ボードに8回、魚の血液ボードに134回接近したのです。

ちなみに、海水ボードに接近したサメはいませんでした。

人喰いザメは実在する?「魚の血と人の血」どっちにサメが集まるのか実験してみた
(画像=Credit:Mark Rober、『ナゾロジー』より引用)

これにより、サメは圧倒的に魚の血を好むことが証明されたのです。

ロバ―氏は、「サメは魚の血の味と匂いを本能的に知っており、珍しい人間や牛の血の味は脳にインプットされていないのだ」とコメントしています。

人喰いザメは実在する?「魚の血と人の血」どっちにサメが集まるのか実験してみた
(画像=実際の映像。右端の魚の血液にはサメが群がっている /Credit:Mark Rober、『ナゾロジー』より引用)

サメが「あえて人間を襲う」なんてことは映画の中での出来事だと分かりますね。ただ、人間の血にも8回近づいてきたのも事実であり、注意は必要でしょう。

提供元・ナゾロジー

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