ベトナム統計局は、2021年第3四半期(7~9月)のベトナム国内の小売り・サービス売上高が前年同期比で28.3%減少し、また前期比でも21.4%減少したことを発表しました。

目次

  1. 営業できたスーパーも入荷コストが上昇

営業できたスーパーも入荷コストが上昇

2021年第3四半期(7~9月)の小売り・サービス売上高は、915兆7,163億ドン(約4兆4,870億円、1ドン=約0.0049円)で、前年同期比で28.3%減少しました。特に観光サービス業の売上の減少が顕著で、前年比で94%も減少しました。

ベトナムにおける社会隔離措置のもとでは店舗営業が禁止され、食料品や生活必需品以外の売上が減少しました。また、この時期に営業が許されていたスーパーマーケットも入荷コストが上昇した上に利益率の低い商品の売上中心となったため、スーパーの売上も低迷しました。

また観光業では2020年後半に見られた国内旅行の需要もこの時期に減少したため、観光客相手の宿泊業や飲食業は閉店に追い込まれるところも現れています。

2021年の1月~4月の小売り・サービス売上高はプラスで推移しましたが、5月~9月は感染第4波による消費低迷のためマイナスに転じました。ホーチミン市・ハノイ市・ダナン市といった大都市で厳格な社会隔離措置をとったことが影響しています。

しかし、ハノイ市やダナン市、南部の省・市の一部では9月から社会隔離措置が徐々に緩和されているために、9月の小売り・サービス売上高は前月をわずかに上回りました。また、10月からホーチミン市でも社会隔離措置が段階的に解除されているため、売上の回復が期待されています。

<参考>

・JETRO:7~9月の小売り・サービスが低迷、新型コロナ対策で打撃

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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