アメリカ・フロリダ州のマイアミ国際空港で、新型コロナウイルス探知犬が試験的に導入されました。

アメリカの空港では初となる取り組みで、訓練を受けた2匹の探知犬が、空港の職員専用出入り口付近で、空港職員の感染有無を確認します。

目次

  1. マイアミ国際空港、新型コロナ探知犬を試験的に導入

マイアミ国際空港、新型コロナ探知犬を試験的に導入

米紙ワシントンポストは9月9日、アメリカ・フロリダ州のマイアミ国際空港で最近、新型コロナウイルス探知犬が試験的に導入されたと報じました。

探知犬を利用して新型コロナウイルス感染者を調査するもので、アメリカでは初の取り組みとなります。

地元のマイアミ・デード郡の当局に認可され、フロリダ国際大で30日間の訓練を受けた2匹の探知犬が、マイアミ国際空港の職員専用の出入り口付近に配属されました。

常駐スタッフのセキュリティチェックの際に、新型コロナウイルス感染の有無を確認します。

探知犬が新型コロナウイルス感染者と判断すると、指名された人は別途検査を受けて感染の有無を確認します。

2匹は「コブラ」と名付けられたベルジアンマリノアと、「ワンベータ」という名前のダッチ・シェパードで、いずれも7歳です。

探知犬は新型コロナウイルスに感染した人のマスクを教材として、感染時の代謝変化による人間の臭いを学習して探し出します。

テスト事業を支援するフロリダ国際大学(FIU)のケネス教授が、コブラとワンベータに対しFIUの2重ブラインドテストを行った結果、新型コロナウイルス検出精度は96〜99%を記録したことが明らかになりました。

実験では、ワンベータの精度は98.1%、コブラは99.4%の精度を示したということです。

アメリカではマイアミ国際空港が初となりますが、アラブ首長国連邦(UAE)やフィンランドでも類似のテスト事業が導入され、ドバイ国際空港では2020年8月に世界で初めて新型コロナウイルス探知犬を配置しています。

一方で探知犬の訓練には時間とコストがかかり、犬が任務遂行のために満たすべき基準も複雑であるため、探知犬による感染把握は、精度は高いとしても拡張に限界があるとの指摘もあります。

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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