中長期にわたって価格の明確な見通しを立てることは非常に困難
原油価格の見通しに対し、石油に関する情報をさまざまな形で提供している石油情報センターを運営する一般財団法人日本エネルギー経済研究所は、以下のように述べている。
「石油需給や在庫状況などを基礎とした要因に加え、将来の需給に対する懸念、地域紛争やテロなど地政学的要因、更には株価や為替、OECD諸国、中国等などの景気動向や金融政策などの要因に大きく左右されます。このため中長期にわたって価格の明確な見通しを立てることは非常に困難」
世界情勢やさまざまな思惑が複雑に絡み合っているため、将来を予測するのは非常に難しいのが実情だ。
2021年の夏をピークに落ち着きを見せているが…
原油価格は2021年の夏をピークに落ち着きを見せているため、まもなく国内ガソリン価格も落ち着く可能性がある。
ただし、レギュラーガソリン価格は2008年に一時180円台まで高騰したことがある。その後も2013年と2014年に160円台を記録したことを考えると、現在の158.2円という水準は特別高いとはいえない。
コロナ同様、原油価格の高騰も予断を許さない状況が続きそうだ。
執筆・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト)
国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。金融専門メディアへの寄稿やニュースメディアのコンサルティングも手掛ける。
国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。金融専門メディアへの寄稿やニュースメディアのコンサルティングも手掛ける。
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